恋に落ちるのも納得?『ある画家の数奇な運命』キュートな50年代“ニュールック”ファッションシーン写真解禁!

2020年10月03日12時00分映画

ドイツの歴史の闇と芸術の光に迫った『ある画家の数奇な運命』がTOHOシネマズシャンテほか全国公開中だが、本日10月3日、主⼈公・クルトの恋人エリー(パウラ・ベーア)がキュートなファションを身にまとっている写真(6枚)が公開された!本編特別映像も公開中だ。



『ある画家の数奇な運命』は、長編監督デビュー作「善き人のためのソナタ」でアカデミー外国語映画賞を受賞したフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が、現代美術界の巨匠ゲルハルト・リヒターをモデルに、ドイツの激動の時代を生きた芸術家の半生を描いた人間ドラマ。
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解禁されたシーン写真は、思わず恋に落ちそうになる程カラフルでキュートなファッションを身にまとう、画家を目指す主人公・クルトの恋人エリー(パウラ・ベーア)の姿を捉えたもの。
ウエストを絞って裾に向かってふっくらとする可憐なラインのスカートが特徴的な当時の最先端スタイルニュールックファッションをまとう彼女の姿は、クラシックテイストの中にもモダンな隠し味も印象深く、エリーと同じ美術学校に通っていたクルトがひとめで恋に落ちたのも思わず納得するかわいさだ。

本作の衣装を担当したのは、ガブリエル・ビンダー。『善き人のためのソナタ』でドイツ映画賞衣装賞にノミネートされた彼女は映画人からの信頼も厚く、アンジェリーナ・ジョリーが監督第一作『最愛の大地』の衣装を彼女に依頼したことでも知られる。
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ナチ政権下のドイツ。少年クルトは叔母の影響から、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、精神のバランスを崩した叔母は強制入院の果て、安楽死政策によって命を奪われる。終戦後、クルトは東ドイツの美術学校に進学し、そこで出会ったエリーと恋に落ちる。元ナチ高官の彼女の父親こそが叔母を死へと追い込んだ張本人なのだが、誰もその残酷な運命に気付かぬまま二人は結婚する。やがて、東のアート界に疑問を抱いたクルトは、ベルリンの壁が築かれる直前に、エリーと西ドイツへと逃亡し、創作に没頭する。美術学校の教授から作品を全否定され、もがき苦しみながらも、魂に刻む叔母の言葉「真実はすべて美しい」を信じ続けるクルトだったが―。

『ある画家の数奇な運命』本編特別映像

TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー中

監督・脚本・製作:
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク『善き人のためのソナタ』
撮影: キャレブ・デシャネル
音楽: マックス・リヒター
原題:WERK OHNE AUTOR/英題:NEVER LOOK AWAY
2018年/ドイツ/ドイツ語/189 分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch
日本語字幕:吉川美奈子
配給:キノフィルムズ・木下グループ/R-15
c2018 PERGAMON FILM GMBH & CO.KG/WIEDEMANN&BERG FILM GMBH&CO.KG
『ある画家の数奇な運命』公式サイト