「東京ドキュメンタリー映画2019 グランプリ」受賞作『調査屋マオさんの恋文』12/19公開決定!

2020年10月20日15時14分映画
(C)Imai Iori

「東京ドキュメンタリー映画2019」グランプリを受賞した『調査屋マオさんの恋文』、夫婦とは何なのか、認知症とは何なのか、そして人生とは、答えを探し続け綴られるほのぼのドキュメンタリーが12月19日(土)公開されることが決定、公式サイトでは、予告映像が公開中だ。

東京ドキュメンタリー映画祭20192019グランプリを受賞した本作は、高度成長期を生きた主人公、佐藤眞生(まお)とその妻、佐藤縫子(ぬいこ)という1組の夫婦の人生と、余生を描き、大きな共感を得た。
監督は大阪を基盤に、地元に根差しながら、映画とテレビ、両輪で制作を続ける今井いおり。今回が本格的な劇場公開作となる。
夫婦とは何なのか。認知症とは何なのか。そして人生とは。その答えを探し続け、綴られるほのぼのドキュメンタリーが誕生した。
東京ドキュメンタリー映画祭2019グランプリ受賞!地元・関西での先行上映が大好評を博し、感動と共感の輪が拡がっている。



佐藤眞生(まお)さんは昭和14年 朝鮮生まれ 新潟育ち 大阪在住。大学卒業後、当時の日本には数少なかった市場調査の会社を起業。
大阪から東京へと進出し、数々の大手企業から市場調査の委託を受け、調査・企画・計画推進の最前線に身を置き仕事に明け暮れる日々をおくっていたが、気がつくと家庭は崩壊寸前、息子のひと言で我に返ったマオさんは家族の絆を取り戻す。
honobono妻の縫子さんと余生を過ごしていたマオさんだったが、かつて料理教室を開いて縫子さんが、料理をしなくなった。それは認知症のはじまりだった。
マオさんは特別養護老人ホームに入居した妻の元に、毎日欠かさず通い続け、日々変化する妻の言動を記録し続けている。それは、調査屋の矜持と過去に苦労をかけてきた妻への想いだった。

今井監督がマオさんと出会ったきっかけは、マオさんが行っていた自給自足に興味をもったことがきっかけとなり、大阪の山で「自給自足しているおじいさん」という映像作品になればと思い撮影をはじめたそうであるが、自給生活を維持しつつ、認知症の妻である縫子(ぬいこ)さんに寄り添う介護の生活を始めたマオさんに焦点が移っていったそうである。

『調査屋マオさんの恋文』公式サイト

2020年12月19日(土)〜新宿K’s cinemaにてロードショー、全国順次公開

『調査屋マオさんの恋文』
監督・撮影・編集・プロデューサー:今井いおり
企画・制作:ちょもらんま企画
音楽:よしこストンペア
出演:佐藤眞生・縫子
声:今井いおり 小川賀子
チラシ・ポスターデザイン:船本あやこ(moco*design)
撮影協力:社会福祉法人成光苑 高槻けやきの郷
2019年/ 日本/DCP/78分/宣伝:スリーピン/配給:ちょもらんま企画
(C)Imai Iori