「麒麟がくる」第31話進撃の信長、絶体絶命!光秀がピンチを救う!?第30話ネタバレあらすじと予告動画

2020年11月07日08時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)朝倉討伐に向かった織田信長(染谷将太)に超絶ピンチ到来!まさかの裏切りに歴史的退却劇が繰り広げられる11月8日(日)放送の第31話「逃げよ信長」あらすじと第30話「朝倉義景を討て」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。

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11月1日放送の第30話「朝倉義景を討て」では、川口春奈が演じる帰蝶が久々に登場。将軍を支える妻として、後継者を育てる母としての風格を備えた川口帰蝶の姿に視聴者も喜んだ。そして信長の嫡男・奇妙丸役の柴崎楓雅にも注目が集まった。柴崎は今年放送された「テセウスの船」(TBS系)で主人公らを翻弄する加藤みきお少年を怪演して話題を呼んだ注目の子役だ。SNSでは「小憎らしい奇妙丸の上手さはテセウスのみきお!」「この顔つき、染谷信長のDNAを受け継いでいる!」と短いシーンながらも奇妙丸の好演が話題になった。また、奇妙丸はのちに信長の後継者・織田信忠として登場し、HiHi Jetsの井上瑞稀が演じることになっている。
 
そして、11月8日放送の第31話では帝の勅命を賜り大義名分を手に入れた信長が朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)討伐に向けて越前へ向かう!しかし義弟・浅井長政(金井浩人)の裏切りに合い絶体絶命のピンチに陥る。この信長の退却戦、「金ヶ崎の退き口」では信長、光秀、木下藤吉郎(佐々木蔵之介)、徳川家康(風間俊介)、朝倉義景、浅井長政、松永久秀(吉田鋼太郎)という戦国オールスターが集結するとあって視聴者の注目度も抜群。「次回予告でソワソワが止まらない・・・」「いよいよ金ヶ崎の退き口!楽しみー!」と久々の戦闘シーンに加え歴史的に有名な信長の退却劇に期待が高まっている。

■異例の昇殿を許された織田信長
第30話で朝倉義景を討つと決めた信長は、帝に拝謁し「畿内を平らかにするための戦であればやむなし」と戦の許しを受けた。しかしこの時点の信長は帝に会える身分ではなく、拝謁できたのは異例なことだったと考えられる。

帝のいる清涼殿の殿上に上ることが許されているのは上達部(かんだちめ)、つまり参議以上の公卿(三位以上)が原則で、場合によって四位、五位の殿上人(てんじょうびと)が特権的に昇殿を許されていた。これより低い身分だった信長が拝謁できたのは、おそらく内裏の南門を修復したこともあり昇殿を許されたのだと考えられる。

ちなみに実際、信長が昇殿を許されるのはこの時から4年後の天正2年(1574年)のことになる。第30話では帝がこれまでの自分の活躍を知っているだけでなく、褒めてくれたことに有頂天になる信長が描かれているが、本人にしてみれば雲の上の存在である帝から褒められればまさに天にも昇る気持ちだったのだろう。

■前回(第30話)ネタバレあらすじ
永禄12年(1569年)の夏、光秀は信長から乞われ美濃へ向かうことになっていた。出発の日、木下藤吉郎(佐々木蔵之介)がやって来て岐阜城で次の戦の話をするのではと詮索してくる。越前の朝倉義景を討てば、それと繋がりのある幕府の役人を一掃できると考える藤吉郎に、義景を討つには強大な兵力と多額の金がいるとだけ告げ、光秀はその場を立ち去った。

駒(門脇麦)は丸薬、芳仁丸で稼いだ金を持参し足利義昭(滝藤賢一)に会いに来ていた。貧しい人を救う館を作るという同じ志を持つ2人。義昭は気晴らしに蛍を見に行こうと駒を誘い、2人は屋敷を抜け出し蛍を見に出かけた。その頃、摂津晴門(片岡鶴太郎)は奉行たちを集め、岐阜城で信長たちが何を話し合っているか調べさせようとしていた。

美濃、岐阜城に到着した光秀は松永久秀に再会する。久秀は信長から頼まれ、豪商から召し上げた陶器や茶器などの逸品たちの値踏みをさせられていた。そこへ信長との話し合いを終えた三淵藤英(谷原章介)がやって来る。朝倉義景討伐を決意した信長に対し、三淵ら幕府側は、義昭は義景には世話になった経緯があるため戦に加勢しない意向だった。三淵は戦に加わるためには大義名分が必要だと言うのだが・・・。

信長に呼ばれた光秀が部屋に入ると、そこに奇妙丸(後の織田信忠)と帰蝶の姿があった。帰蝶は信長が他の女性に産ませた奇妙丸を実子のように清州で9年間育てていたのだった。光秀は帰蝶に朝倉との戦のことを尋ねた。すると帰蝶は、越前に美濃を攻められ足元をすくわれることになる前に、朝倉を討つよう進言したと告げるのだった。しかし、信長が迷っている様子なので話を聞いてほしいと光秀を信長の元へ案内する。

光秀が信長に会いに行くと、朝倉相手に一人で戦をするのは難しいと困り果てていた。何か策はないかという信長の問いかけに、光秀は昔読んだ書物を例えに帝に会うことを勧めた。そして帝に拝謁し戦の許可を取れば、大義名分が立ち周りの大名たちも加勢してくれるかもしれないと助言した。もし失敗すれば信長一人の戦となるため信長にとっては大きな賭けとなるが、信長は帝に会う決意をするのだった。

その頃、京では東庵(堺正章)と正親町天皇(坂東玉三郎)が碁を打っていた。帝は、上洛した折に謁見したいと信長が申し出てきたことに対し、信長という武将に会うべきか悩んでいた。どのような武将なのだろうかと思いを巡らす帝に、東庵は越後の上杉輝虎すら上洛しなかったが、信長は義昭を奉じ上洛を果たした。見どころのある武将であると帝の背中を押すのだった。一方、義昭は駒と共に捕まえてきた蛍を蚊帳の中で放ち、心安らぐ時間を過ごしていた。

永禄13年(1570年)2月、上洛した信長は参内し帝に拝謁した。信長は昇殿を許される立場ではなかったが帝は破格の扱いをした。上機嫌で帰ってきた信長は、帝は自分の活躍を把握しており、天下一の武将と褒めてくれたことに感激していた。そして信長は帝から「天下静謐の為の戦ならばやむなし」との勅命を受け取っていた。

越前、一乗谷では山崎吉家(榎木孝明)が摂津からの手紙を受け取っていた。朝倉義景と上杉輝虎に将軍を支えて欲しいとある文面から、成り上がりの信長を討てと読み取った義景は、美濃を攻める戦準備を始めるのだった。

その頃、京都の二条城では光秀が信長が帝より勅命を受けたことを義昭らに報告した。しかし、義景に恩義がある義昭の答えは「都に留まり吉報を待つ」というものだった。さらに摂津から義景の嫡男、阿君丸に毒を盛ったのが三淵だったと聞かされた光秀は、その三淵からも都に残ることを告げられる。そして、この年の4月、信長は諸国の兵を従えて朝倉義景のいる越前を目指したのだった。

■第31話「逃げよ信長」あらすじ
越前の朝倉義景を討ため、越前へ出兵を開始した信長。信長と徳川家康との連合軍は破竹の勢いで敦賀まで制圧する。しかし、一乗谷を目前にした金ヶ崎で、義弟であり味方であった浅井長政が信長を裏切り背後から迫って来る。

朝倉・浅井に挟まれ絶体絶命の信長軍。このまま前進するという信長を光秀は「織田信長は死んではならない」と強く説得する。敦賀から京都まで、信長の数万の兵を率いたしれつな退却戦の幕が開く・・・。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第31話は11月8日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/眞島秀和/滝藤賢一/尾野真千子/佐々木蔵之介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第31話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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