金城武の「ウィンター・ソング」は香港版「ムーランルージュ」！GyaOで無料配信中！

GyaO! Presented by Yahoo! JAPANが、12月21日（月）より、映画「ウィンター・ソング」の配信を開始している。「ウィンター・ソング」は、「ラヴソング」の名匠ピーター・チャン監督が描く、ミュージカル仕立てのラブストーリー。10年ぶりに再会した男女の愛を美しい音楽と映像で贈る、この季節にぴったりの恋物語だ。

主人公の男女を演じるのは、金城武とジョウ・シュン。金城武の映画デビューは93年の香港映画「ワンダーガールズ東方三侠2」、日本では、98年のTVドラマ「神様、もう少しだけ」でブレイクし、98年の「不夜城　SLEEPLESS　TOWN」の大ヒットで、いまや日本を始めアジア中で人気の俳優となった。一方ジョウ・シュンは、「小さな中国のお針子」で人気を博した透明感のある謎めいた可憐な女優だ。

香港の映画俳優ジェントン（金城武）は、人気女優スン・ナー（ジョウ・シュン）と共演するミュージカル映画の仕事を引き受けた。 記者会見の席、互いに知らない者同士のフリをするが、ジェントンが監督業を目指し、スン・ナーがまだクラブで働いていた頃、ふたりは恋人同士だったのだ。スン・ナーの今の恋人であり、映画監督を務めるウェン（ジャッキー・チュン）もふたりの微妙な雰囲気を察するが…。

香港ときたらカンフー映画などのにぎやかなアクション映画を想像したが、この「ウィンター・ソング」は、オープニングから美しい音楽と映像で引き込まれる。劇中劇の映画のシーンと、二人の過去のロマンスが絡み合ってひとつの物語を構成しているところは、まるで香港版「ムーラン・ルージュ」のようだ。何より金城武声がいいし、目が良い。甘いマスクと包み込む来ような彼の声は、ラブストーリー向きだと思っていたが、このところ、「LOVERS」「Returner　リターナー」でエンターテイメント作品が続いており、久々の100％ラブストーリー。これは必見だ！

そうそう、天使の役で韓流スターのチ・ジニが出ているのも見逃せない。チ・ジニが天使？とはじめはいぶかったが、狂言回し役に徹した彼の、暖かく包み込むやわらかい笑顔を、なかなかいいキャスティングだったかもしれない。

◆「ウィンター・ソング」（2005年 / 香港）
・監督:ピーター・チャン
・撮影：クリストファー・ドイル、ピーター・パウ
・音楽：ピーター・カム、レオン・コー
・出演：金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン、チ・ジニ　ほか
・配信期間　2009年12月21日（月）～2010年1月20日（水）

GyaO!「ウィンター・ソング」