NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」呂不韋が死亡?!第13話予告と第12話ネタバレ:重陽節の由来

2020年12月19日09時00分ドラマ
©DONGYANGHUANYU FILMS
& TELEVISION CULTURE CO., TED

中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)皓ランのもとに呂不韋(りょふい)死亡の知らせ!?秦の使節団として趙を出発した呂不韋が蛟王子の刺客に襲われる!2021年1月10日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第13話あらすじと、年内放送最後の第12話ネタバレあらすじ、豆知識(重陽節の由来)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

12月13日放送の第12話では命を狙われても厲王妃を裏切ることはなかった皓ラン。皓ランを殺すつもりと見せかけて雲少妃と梅少妃を陥れた厲王妃の頭脳明晰な心理戦に脱帽。それにしても皓ランを助けるためとはいえ、彼女にサソリを這わせる演出は衝撃的な回となった。また、皓ランを愛する嬴異人(えいいじん)と呂不韋が大活躍。皓ランを助ける為に体を張った嬴異人と、皓ランを好きでも外面では興味がないふりをして、影で献身的に支える呂不韋。これから3人の恋愛模様が気になるところだけど、今年の放送は第12話で終了。12月20日(日)、27日(日)、2021年1月3日(日)は放送休止となる。

そして次回の第13話は来年1月10日放送!使節団として秦へ行くことになった呂不韋。命の危険を覚悟で向かう呂不韋に皓ランは2人だけの宴を開くのだが・・・。趙に別れを告げ秦へ向かう呂不韋。そこへ蛟王子が放った刺客が襲う!果たして呂不韋は生きて再び皓ランと再会することができるのか、乞うご期待!

■第1話~第12話キャッチアップ再放送!
さらに、これまでドラマを見逃してしまった方、ドラマの内容を忘れてしまいそうな方に朗報!NHKBSプレミアムではお正月に第1話から第12話までを「朝までコウラン伝!第1回~第12回キャッチアップ再放送2021年」と題し、一挙放送される。放送予定は1月2日(土)よる10:30~翌午前5:30[第1回~第7回]、1月3日(日)よる11:00~翌午前4:00[第8回~第12回]。詳細は番組公式サイトにて公開中、「コウラン伝」の世界を堪能できるこの機会をお見逃しなく!

■前回:第12話ネタバレあらすじ
韓少妃・瓊華(けいか)によって罪人所へ送られた皓ラン。王妃は皓ランがいなくなっても気を止めることはなかった。司徒月は皓ランを助けて欲しいと王妃に願い出るが、受け入れられることはなく、40叩きの刑に処されてしまう。

皓ランは罪人所で、毎日朝早くから夜遅くまで働いた。そんな皓ランを陰で見守る呂不韋は、内々に宮女たちに皓ランの世話を頼んでいた。そして羽王子に皓ランの助けを求めるが、趙王を怒らせたくない羽王子は関心を示さなかった。そこで呂不韋は、皓ランが助かれば羽王子の味方となり、必ず役に立つだろうと説明した。呂不韋が去った後、屏風に隠れていた雲少妃が現れた。2人の会話を聞いていた雲少妃はある計画を思いつく。

梅少妃が皓ランを訪ねてきた。梅少妃は王妃の秘密をばらせば趙王に助けてもらうよう進言すると駆け引きをしてくるのだが、皓ランは「知らないものは説明できない」と言ってそれを回避しようとした。すると怒った梅少妃が突然、皓ランの頭を壁に打ち付けてきて、皓ランは頭から血を出す怪我を負ってしまう。そこへ雲少妃がやってきて、皓ランを助け、傷の手当てをした。本当に厲王妃の秘密を知らないのか問い詰める雲少妃だったが、息子の羽王子を助けてくれたことに礼を言い、王様に助けを求めると約束した。

瓊華は羽王子を呼び出し、燕と韓の争いについて話をした。羽王子は、瓊華が趙に来た理由を追求するが、瓊華は王座を狙う羽王子に協力すると言ってくる。その時、窓の外で雷鳴がとどろき、驚いた瓊華は羽王子の胸に飛び込んだ。瓊華に誘惑された羽王子は彼女と一夜を過ごしてしまう。羽王子の弱みに付け込むことが瓊華の計画だった。

厲王妃が皓ランを殺そうとしていることを知った雲少妃は、皓ランに宮殿を離れる様に告げた。皓ランが雲少妃の案内で白虎門に着くと、王妃の追手に捕まってしまった。王妃は皓ランの体にサソリを這わせ見せしめにした。騒ぎを聞きつけた趙王がすぐにそれを止めて、仕置きに関わった女官たちに怒りをぶつけて彼女たちを厳しく罰した。厲王妃は、趙王が止めることは承知の上で皓ランへの刑罰を実行したのだった。

そして、厲王妃は皓ランに関わった梅少妃に1年間居室から出ないよう言い渡し、皓ランを利用し厲王妃を陥れようとした雲少妃には鞭打ち30回の刑に処した。命拾いをした皓ランは、殷小春(いんしょうしゅん)から雲少妃が皓ランを殺そうと計画していたことを明かし、助かったのは王妃のおかげだと教えてくれた。

秦軍が趙国を攻撃したと宮殿に伝えられ、蛟王子は呂不韋に秦の和平交渉任せることを提案した。呂不韋はこの機会に乗じて異人を秦に返せば和平の証になると趙王を説得し、王もその提案を受け入れた。

重陽節が近づく中、雅王女は刺客に皓ランを殺すよう依頼した。そして重陽節の日、趙王一行は護衛に囲まれ城を出発した。しかし一行は、突然あらわれた刺客に襲われてしまう。混乱に乗じて異人を逃がそうとする呂不韋だったが、皓ランを乗せた馬車が乗っ取られ、皓ランはどこかに連れて行かれそうになる。それに気づいた異人はすぐに皓ランを助けるが、相手の矢を受け傷を負ってしまう。そこへ呂不韋が駆けつけ、皓ランと異人は助かった。

異人の怪我は皓ランのせいだと責める雅王女だったが、厲王妃は人質である異人と雅王女の恋愛には反対した。一方、皓ランのために負傷した呂不韋。なぜ皓ランを想っているのにそれを伝えないのかと司徒月に問われた呂不韋。皓ランと自分は似た者同士で言わば光と影。互いに惹かれ合うのも当然だが、皓ランは地位や権力より家庭を求めている。自分はそれに応えられず、期待を持たせることはできないと答えるのだった。そして自分が求めるのは権力ただ一つで、後悔はしていないと告げるのだった。

■豆知識:重陽節の由来
重陽節は、季節の節目を祝う五節句の1つで、9月9日を指すのだが、旧暦では菊が咲くことから菊の節句とも呼ばれている。日本でも平安時代から菊花酒を飲む風習があったとされ、中国からの影響を受けていることがうかがえる行事のひとつ。中国の陰陽思想によると、奇数は陽の数字をあらわし、陽数である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれる。陽の気が増すなら吉日かと思いきや、逆に気が強すぎるということで邪気を追い払うために行事が開かれたと言われている。特に、「9」という数字は一桁の中でも最高に陽の気が強いとされ、特に負担が大きい数字とされていた。後に、重なる陽の気を吉祥ととらえ祝い事に転じるようになったらしい。

昔の中国では、重陽の節句には菊を贈ったり、郊外へピクニックに出かけるなど行楽行事の様なことが行われていた。宮中では、茱萸(ぐみ)を肘に下げ、菊酒を飲み長寿を祈る習慣があり、それがいつしか民衆に伝わったとされる。ドラマの第12話で趙王一行は重陽の節句に刺客集団に襲われたが、皓ランは長寿を願うどころか命を縮める思いをした重陽の日となった。

■第13話あらすじ
秦への使節として趙を離れることになった呂不韋。命の保証はない大仕事に向かう呂不韋に、皓ランは2人だけの酒宴を開く。皓ランへの想いを封じ込めている呂不韋は、つい冷たい言葉を浴びせてしまう。それを見かねた司徒月が、呂不韋が皓ランへの本心を話すように仕向ける。素直な態度をとらない呂不韋だったが皓ランは自分の想いを伝える。呂不韋の使節団は、秦に向かう途中で蛟王子が放った刺客に襲われる。そして呂不韋の死亡が伝えられるのだが・・・。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

【華流ドラマ】【作品詳細】【「コウラン伝」を2倍楽しむ】