永山瑛太が美坊主姿で中村七之助をプロデュース?NHK正月時代劇「ライジング若沖」2日放送!

2021年01月01日12時30分ドラマ

謎に包まれた江戸時代の天才絵師・伊藤若冲の実像を初めて本格的にドラマ化、綿密な考証と大胆な仮説に基づき、アートなエンターテインメントとして世に問う問題作「ライジング若沖~天才 かく覚醒せり~」がNHK正月時代劇として明日1月2日(土)/BS4K夜7時20分~8時35分に放送!番組公式サイトに予告動画が公開されている。なお、16日(土)BSプレミアム 夜9時~10時30分「完全版」が放送される。



伊藤若冲(いとう じゃくちゅう、(1716年3月1日~1800年10月27日)は、江戸時代の画家。8代将軍・徳川吉宗~11代・徳川家斉の治世に生きた。幼少期から優れた画才を発揮し10代半ばに狩野派(かのうは)の流れを汲む大岡春卜(しゅんぼく)に師事。身近な動植物を生き生きと躍動的に、ありのままに細やかに描くという画風と技術磨きをかける。40代になったころに最高級の岩絵具をふんだんに用いて動植物を丹念に描いた花鳥画「動植綵絵(どうしょくさいえ)」に取り組み、50歳にこの一部を相国寺に寄進し、その後これが公開され、広くその名が知れ渡った。この「動植綵絵」が平成になって人気が爆発した。NHKでも2011年4月にBSプレミアムにて「若冲ミラクルワールド」を放送。同番組のナビゲーターを務めたのは、昨日一時活動休止した嵐の大野智だった。

そんなレアな絵師・伊藤若冲を中村七之助が演じる。ドラマでは、綿密な考証と大胆な仮説に基づいて描かれるが、史実を紐解くと、その周りには美意識の高い男たちが群がり、彼らとの交流なくしてはその才能は目覚めなかったという。中でも、若冲の終生の理解者となったのが、僧侶の大典顕常。大典は若冲が「動植綵絵」を寄進した相国寺の住職で、名プロデューサーとして若冲の終生の理解者だった。そんな大典顕常を永山瑛太が演じる。ちなみに大典は煎茶道を広めることにも尽力し『茶経評説』などを著している。

ドラマでは、若冲と大典は初めて会った時から惹かれあい、深い心の絆で結ばれていた。美の極致を求める2人の旅路を描く。見どころは、七之助の天才絵師ぶりと瑛太の美しい剃髪姿。撮影ではアドリブで唇と唇が触れそうになる距離まで接近したと瑛太が告白しており、そんな瑛太を若手女形の筆頭格である七之助は「男性の方に使っていいか分からないけど」と前置きした上で「妖艶さを感じる。器の大きさもありドキドキ感を覚えた」と説明している。

作・演出は、「京都人の密かな愉しみ」「スローな武士にしてくれ」などの源孝志。共演は、中川大志、大東駿介、門脇麦、渡辺大、市川猿弥、 木村祐一、加藤虎ノ介 、永島敏行、石橋蓮司 ほか。放送は、2021年1月2日(土)総合/BS4Kにて夜7時20分~8時35分、16日(土)にはBSプレミアム 夜9時~10時30分「完全版」が放送される。 なお、NHK+にて1週間配信される。

■あらすじ
岩次郎(中川大志)が奉公する店に美しき僧侶・大典(永山瑛太)が現れ、謎めいた絵に心を捕まれる。描いたのは青物問屋の源左衛門(中村七之助)。いい年をして絵にはまっているという。彼は路上で謎の仙人(石橋蓮司)と出会い「若冲(じゃくちゅう)」という名を譲ってもらう。そして大典と運命的な出会いを果たす。生き物の世界を超絶技巧で描いた「動植綵絵(どうしょくさいえ)」誕生背景にあった男同士の友情とは?

NHK「ライジング若冲(じゃくちゅう)」番組公式サイト