NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」死んだ呂不韋が帰還?!第15話予告と第14話ネタバレ:長い婚礼
中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)皓ランの目の前に死んだはずの呂不韋(りょふい)が!嬴異人(えいいじん)と皓ランの結婚に呂不韋が激怒!1月24日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第15話あらすじと第14話ネタバレあらすじ、豆知識(長い婚礼)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。
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「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
※【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。
1月17日放送の第14話ではついに呂不韋が秦で行動を開始。着々と異人を王位継承に据える準備を整えた呂不韋だが、方や趙では皓ランと異人が結婚。周りを欺くかりそめの結婚だが、呂不韋を想い続ける皓ランの隣で真摯に彼女を支える異人が健気だった。危険な香りのする呂不韋より、優しい異人と一緒になる方が皓ランにとっての幸せなのでは?とつい思ってしまうが、2人の契約結婚でさらにこじれるであろう皓ランと呂不韋の恋の行方も気になるところ。
1月24日放送の第15話ではそんな呂不韋が皓ランの目の前にあらわれる。呂不韋は人質である異人を秦国の王位継承者と認める証書を手に趙国に帰還するが、皓ランに裏切られたと言って激怒!趙国に加え、安国君(あんこくくん)や華陽(かよう)夫人、さらにお転婆娘、白霊児(はくれいじ)などクセの強い秦国メンバー加入で物語をさらに盛り上げる!
■前回:第14話ネタバレあらすじ
呂不韋の死の真相を知るために、使節団に随行した衛兵と会っていた皓ラン。そこへ厲王妃(れいおうひ)と雅王女がやってきて、2人の密会を咎め、捕らえようとした時、異人があらわれた。異人は皓ランを助ける為に厲王妃の前で皓ランと交際していると宣言し、王妃に許可を求めた。厲王妃は2人の交際に賛同し、異人と皓ランの結婚を決めてしまった。
婚礼を上げることになった異人と皓ラン。異人は皓ランを呼び出したのは雅王女の罠だとわかっていた。女官と衛兵の密会は罪に問われる。異人は呂不韋の死の真相を突き止めるために宮中に残れるように結婚しようと皓ランに告げるのだった。皓ランは、異人の優しさを受け入れ、秦に戻ったら他の女性をめとって欲しいと告げ、この恩は忘れないと感謝するのだった。
一方、秦では白起の息子、白仲が政治的な話し合いのため、妓楼へ向かっていた。兄の後を追ってきた妹の白霊児は誤って呂不韋の部屋へ入りこんでしまい、呂不韋に縛り上げられた。
呂不韋は、安国君の正室、華陽夫人の姉である宣候(せんこう)夫人に会いに来ていた。宣候夫人が法律で制限されている塩と鉄の商売をしていることを話題に出し、自分と組んだらさらなる利益を約束した。そして、かわりに華陽夫人に取り次いで欲しいと申し出るのだった。次の日、華陽夫人と会うことになった呂不韋は、安国君が死んだら子供がいない華陽夫人の立場が危うくなると言って、異人を養子にすることを提案した。そして自分の立場を守るため、華陽夫人は養子の件を承諾した。
皓ランは異人と結婚し、新婚生活が始まった。逸王子は殷小春(いんしょうしゅん)に今後は趙国を離れ、紛争の無いところで暮らすことを約束し、国を離れた。
雅王女は異人と皓ランの結婚を受け入れられず、皓ランと決着をつけにやってきた。2人は口論になり、怒った雅王女はナイフを皓ランに向けた。異人が雅王女を押し倒してて皓ランを助け、自分と皓ランが結婚したのは雅王女自身が仕組んだ罠が原因だと言った。雅王女は悔しさのあまりその場から立ち去った。
秦国と趙国の長平(ちょうへい)での戦が始まった。趙王は、趙勝に数十万の大軍与え、出陣させた。しかし、秦の白起将軍が退却したと見せかけ、追ってきた趙軍の退路を断ったので趙勝は多くの兵を失った。頭を悩ます趙王に、蛟王子は食糧と兵力を前線に送ることを提案したが、余分な兵力残っていない趙国にはなす術がなかった。一方、安国君は、華陽夫人から異人を養子にするという提案を受け、異人の王位継承の準備を始めた。
趙の皓ランと異人は、結婚したとはいえ同じ寝所では休まず、異人は離れて床で寝ていた。そのせいで病気が悪化し、皓ランが必死で看病した。回復した異人は、看病で寝てしまった皓ランに感謝をし、彼女への思いを募らせるのだった。
■豆知識:長い婚礼
第14話で、命を守るとはいえ契約結婚した異人と皓ラン。国難のため、すべての儀式は執り行わず正式な結婚式を挙げられなかった2人。現代の結婚式と言えば、新婦はウェディングドレスか白無垢で華やかに飾り、だいたい1日で終了するのが一般的だろう。それでは古代中国での結婚式はどのようなものだったのか。
当時の冠婚葬祭マニュアルブックである「礼記」によると、婚姻には「六礼」という結婚に関する取り決めがあり、納采(のうさい)、問名(もんめい)、納吉(のうきつ)、納徴(のうちょう)、請期(せいき)、親迎(しんげい)の6つの儀式があった。納采で男性側が仲人を通し女性に贈物をし、問名で女性の生母の姓氏を問う。中国では唐の時代まで同族不婚を厳格に守っていたので同じ氏族での結婚は許されなかったらしい。そして納吉で男性側が先祖の廟の前で占い、吉と出た場合は4番目の納徴で正式な婚約となり、現代の結納の原形と言われている。請期で式の日取りが決まり、親迎で新郎と仲人が新婦を迎えに行き花車に乗せて新郎の家まで連れて帰るというものだったと言われている。
占いで吉と出なかったら破談になるのかと考えてしまうが、正式な結納までこぎつけるのにいくつもの儀式を執り行わなければならない古代中国の婚礼。もちろん一連の流れが1週間でできるはずもなく、現代と比べると気が遠くなるほど結婚式はとても手間がかかる儀式だったのだ。
■第15話あらすじ
呂不韋は華陽夫人から異人を秦の太子の世継ぎとして認める約束の証を手に急いで趙国へ馬を走らせる。皓ランは異人とかりそめの結婚生活を送っていたが、趙に戻った呂不韋は皓ランを娶った異人に激怒する。しかし、呂不韋が生きていたとしった皓ランは・・・。
長平での秦との戦で負傷した少年兵が帰還し、趙国の大敗を知らせた。報告を受けた趙王や官僚たちの怒りは人質である異人に向けられる。
原題:皓镧传
制作:2019年 中国
■キャスト⇒相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]
◇紹介ムービーとインタビュー映像
◇NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
※再放送 翌週13:00~
◇Youtube予告動画
【華流ドラマ】【作品詳細】【「コウラン伝」を2倍楽しむ】