NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」皓ランに死刑宣告?!第17話予告と第16話ネタバレ:虎符の威力

2021年02月06日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)身ごもる皓ランに、厲(れい)王妃から死刑宣告、一体何が?!蛟王子のクーデターで揺れる趙国に、ついに秦が邯鄲まで侵攻してくる2月7日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第17話あらすじと第16話ネタバレあらすじ、豆知識(虎符の威力)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。

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「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

1月31日放送の第16話では皓ランの妊娠、雅王女による異人への反撃、蛟王子の反逆により宮殿は大荒れと、はらはらが止まらない怒涛の展開を見せた。そんな中、司徒月ファンに悲しいお知らせが。呂不韋(りょふい)と皓ランを逃がそうと囮になった司徒月が刀を持って奮闘するも、最後は反乱軍に殺されてしまったのだ。いつも呂不韋と皓ランの恋の行方を応援していたかわいい司徒月だったが、命に代えて2人を守るという悲しい最期となった。

2月7日放送の第17話では、捕らえられた雅王女が厲王妃に自害を宣告される。異人への愛を憎しみに替え、父である王に背を向けた雅。やりたい放題をしてきた雅王女の命運も尽きるのか?そして味方だと思っていた殷小春(いんしょうしゅん)が皓ランを裏切る!?さらに濡れ衣を着せられた皓ランがまたしても厲王妃の手で殺されそうになるのだが、一方で、勢いづく秦が趙へ侵攻を進めて大混乱の予感!

■前回:第16話ネタバレあらすじ
呂不韋は蛟王子への恨みを募らせていた。秦へ行く途中に暗殺者に襲われた呂不韋。崖から落ちて命を落としたと思い込んだ皓ランが異人へ嫁いでしまったのは、すべて裏で操っていた蛟王子によって持たされた不運だった。一方で、異人と皓ランは少しずつ距離を縮めていた。異人に不意を衝かれた皓ランはキスをされ思わず逃げ出してしまうが、異人に会いに来た呂不韋と鉢合わせになってしまい、その場を後にした。

兵糧が尽きた秦軍の撤退により危機を免れた趙だったが、趙王は邯鄲を守るため新たに兵を集めた。しかし燕国で40万の兵が集結しているという情報が趙に入り、蛟王子は死んでもかまわないからと言って出陣を申し出た。出陣を許された蛟王子は、政治に無関心な趙王に嫌悪感を抱いており、自分が王座に座る為に高猛(こうもう)を巻き込んで謀反を起こそうとしていた。

異人の薬を取りに殷小春のもとを訪ねた皓ランは、急に吐き気をもよおした。小春はすぐに脈をとり、皓ランが妊娠していることを知る。皓ランは一番にこのことを異人に伝えたいと思ったが、その頃異人は雅王女に捕らえられていた。異人の奏でる琴の音色を聞いて危険を察知した皓ランは異人を助けようとするのが、その時、蛟王子が大軍を率いて宮殿へ攻め入って来た。

一方、羽王子と一緒にいた呂不韋は、宮殿内の静けさに不安を覚えていた。しかし異変に気付いた時には既に反乱軍が侵攻してきており、呂不韋は羽王子を連れて逃げた。羽王子は傭兵に扮し白虎門から宮殿を脱出し、廉頗(れんぱ)将軍に援軍を求めた。

趙王は悪夢にうなされて目が覚めた。そこへ蛟王子が入って来て、暗殺者が来ているから自分が王を守ると言い出した。しかし、暗殺者は見つからず蛟王子の軍がみるみるうちに宮殿を席捲していた。

その頃、皓ランは雅王女によって捕らえられようとしていた。皓ランが殺されかけた時、呂不韋があらわれ皓ランを救った。皓ランは呂不韋に城を出て援軍を呼ぶように告げるが、呂不韋はここで離れればまた皓ランを失うと思って一緒に逃げるよう説得した。すると皓ランがお腹を抑え苦しみだし、そこで呂不韋は皓ランの妊娠を知り愕然とする。しかし苦しむ皓ランを助けるために殷小春の元へ急いだが、宮殿には多くの兵士がいたので司徒月が囮になり2人を逃がした。司徒月は刀で応戦したが、多くの兵士に囲まれ命を落としてしまった。

暗殺者というのは嘘で、反乱軍を率いて宮殿に侵攻した蛟王子は、王に退位を迫った。そして軍を動かせる虎符を探していた。虎符を渡さない趙王に怒りを覚えた蛟王子は、雲少妃と梅少妃を殺害したので、ショックで趙王は気を失ってしまった。その頃、廉頗に助けを求めた羽王子は、虎符がないことを理由に出兵を拒んでいた。小春が持ってきた薬で意識を取り戻した趙王は、虎符の片方を蛟王子に渡した。虎符のもう片方は廉頗が持っており、2つの虎符と王の勅命がなければ軍が動かせなかったため、蛟王子は趙王に廉頗に書状を書くように迫った。

小春が誤って墨をこぼしてしまったが、趙王が書き上げた書状を奪い取った蛟王子はすぐに廉頗のもとへ届けさせた。廉頗は手紙と虎符を受け取るとすぐに軍を率いて宮殿へ向かい、蛟王子の軍を包囲した。実は趙王の手紙には小春と王により細工がされており、真の勅命は「王を助けよ」というものだった。助けが来たことで厲王妃も宮殿へ向かい雅王女を捕らえた。そして、廉頗が趙王を救う為に軍隊を連れてきたのを見て、高猛は自分の最期を悟り息子の昊陽将軍の前で自害したのだった。

■豆知識:虎符の威力
ドラマの中で、蛟王子が探していた「虎符」。まさか王様のベッドの後ろに隠れ棚の様なからくりで隠されていたとは思いもよらなかったが、それだけ虎符はコンフィデンシャルなもの。そしてこれを持つことは国の軍を動かせるほど大きな力を手にすることと同じだったのだろう。

そもそも虎符とは、銅製で虎の形をした割符となっており、1つは王様、1つは将軍の様に、必要な時に二者の信用を確認するもの。本来、朝廷と各郡で分け持っているもので、軍を動かす時には朝廷からの虎符の片方を携えて使者が発ち、郡が持っているもう片方の虎符と合致すれば出兵するという仕組みだった。虎の背中には所属の郡が刻まれており、2つが合わさって左右の文字が合致することによって信用が確かめられるものだった。

今の様に携帯電話やネットがない戦国時代において、遠く離れた軍を動かす為に有効な手段となっていた虎符。「符合」という言葉の由来ともなる虎符は、戦国時代に実施され、秦の中国統一後もそのまま用いられていた。

■第17話あらすじ
反乱に失敗した蛟王子は皓ランを道連れに死のうとするが、そこへ呂不韋が助けにやってくる。厲王妃は謀反を起こした蛟王子の味方をしたことで投獄されている雅王女に自害するよう王命を伝える。長平の戦いに敗れた趙国は、秦に6つの城を譲ることになっていた。しかし、呂不韋は城を秦に明け渡すべきではないと国王に進言する。趙が城の明け渡しに応じない事を知った秦は、白起将軍を趙へ送り込む。そしてついに秦の大軍が邯鄲まで侵攻を始める。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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