ノーカット地上波初!佐藤浩市、渡辺謙主演『Fukusima50』3/12金曜ロードSHOW!で放送!

2021年03月11日09時00分ドラマ
©2020「Fukusima50」制作委員会

2011年3月11日に起こった東日本大震災から10年の節目に、3月12日(金、夜9時~11時24分)の日本テレビ「金曜ロードSHOW!」では佐藤浩市、渡辺謙主演で描く福島原発で戦い続けた作業員たちの知られざる物語『Fukushima50』(2020年)を本編ノーカットで地上波初放送!予告動画は番組公式サイトにて公開中だ。



東日本大震災に伴う福島第一原発所の事故が発生したあの時、現場では一体何が起きていたのか?津波に襲われ原子力発電所が水没するという未曾有の危機に、命がけで作業にあたった50人の闘いを描いたヒューマンドラマ『Fukusima50』。第44回日本アカデミー賞で作品賞をはじめとする最多12部門で優秀賞を受賞し、佐藤浩市と渡辺謙という日本を代表する俳優を主演に迎え、緒方直人や安田成美、吉岡秀隆など豪華俳優陣が集結。そして監督は『沈まぬ太陽』(2009年)や『空母いぶき』(2019年)など大作を手掛けてきた若松節朗がメガホンをとった。

題名にもなっている「Fukushima50」とは、原発事故後も現場に残り、過酷な作業を続けた50人を海外メディアが「フクシマ50」と讃えたことが由来している。原作は、ノンフィクション作家・門田隆将が事故当時、福島第一原発の所長だった吉田昌郎を取材した『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)だ。映画では、作業員たちが故郷を守るため、また多くの人々の命を守るために次々に起こる不測の事態に決死の覚悟で作業する様子や、吉田所長ら現場が府や本店に翻弄される葛藤や苦悩がリアルに描かれている。

福島原発所の所長・吉田を演じた渡辺謙は以前のインタビューで撮影当時を振り返り、事故現場で実際に吉田の元で働いていた作業員たちに撮影セットに来てもらい、記録映像には残っていない色々な話を直接聞けたことが大きかったと語っている。2013年7月に食道がんでこの世を去った吉田所長は、事故当時はメディアへの露出も多く、マイクや映像には写っていないところで上層部に対し怒りをぶつけていたが、部下思いの情に厚い人物だったという。震災から10年、「現場を大事にする所長」吉田をはじめとする、佐藤浩市演じる福島第一原発1・2号機当直長の伊崎や現場作業に奔走する50人の勇姿をお見逃しなく!

■あらすじ
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大となる地震が発生。当直として現場の中央制御室にいた伊崎(佐藤浩市)ら現場作業員は、原発内に残り、発電所の所長・吉田(渡辺謙)と連絡を取りながら原子炉制御に奔走する。そんな中、緊急津波警報が発令。太平洋沿岸に押し寄せた巨大津波に福島第一原発所は飲み込まれ、午後3時40分には全電源を喪失する。冷却不能状態に陥った原子炉は、このままではメルトダウンにより想像を絶する被害がもたらされることは明らかだった。

政府も本店も混乱する中、まずは原発から半径2キロ以内の住民に避難指示が出され、伊崎の娘・遥香(吉岡里帆)と妻の智子(富田靖子)ら家族も不安を胸に避難所へ向かうのだった。一方、原子炉周辺の放射線量は上がり続け、原子炉格納容器の圧力も上昇する。伊崎と吉田は、格納容器の圧力を抜くため「ベント」を決意するが、電力が使えない中では人の手で作業しなくてはならない。そして伊崎はベテランの作業員から「ベント」を行うメンバーを募ることに。何が起こるか予想がつかない状況下で、伊崎の思いを受けて「ベント作業」に名乗りを上げる作業員たち。外部と遮断され何の情報も入らない中、ついに作業が開始される。

■キャスト
伊崎利夫:佐藤浩市
吉田昌郎:渡辺謙
前田拓実:吉岡秀隆
野尻庄一:緒方直人
大森久夫:火野正平
平山茂:平田満
井川和夫:萩原聖人
加納勝次:堀部圭亮
矢野浩太:小倉久寛
伊崎遥香:吉岡里帆
滝沢大:斎藤工
伊崎智子:富田靖子
内閣総理大臣:佐野史郎
浅野真理:安田成美

■スタッフ
原作:門田隆将『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)
監督:若松節朗
脚本:前川洋一
音楽:岩城太郎

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト