杉咲花「おちょやん」第16週「お母ちゃんて呼んでみ」千代は身よりのない青年を預かるが、大変なことに!予告動画

2021年03月19日09時00分ドラマ
@NHK

NHK朝ドラ「おちょやん」第16週、昭和12年に舞台が移る!軍の引き締めが厳しくなり、自由な活動が蒸すかしくなる中、秘密警察に追われる、高城百合子(井川遥)と小暮真治(若葉竜也)を千代(杉咲花)と一平(成田凌)で預かるが?!身寄りのない青年(前田旺志郎)は金を持ち逃げ?NHK朝の連続テレビ小説、第16週「お母ちゃんて呼んでみ」(3月22日~3月26日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



3月15日から放送された第15週は、「テルヲWEEK」だった。千代(杉咲花)の父親であるテルヲ(トータス松本)は、千代が小さいときから迷惑ばかりかけさせられてきた。あまりの非道ぶりに、「朝ドラ一、駄目なヒロインのおやじ」と言われ、テルヲを出すなとまでの意見が出ていた。第15週では、酒浸りだったテルヲの肝臓がすでに悪化し、余命いくばくもない。今までの非道を詫び、千代の周りの人にも千代のことを頼みたいのだが、その方法がいつも空回りしてしまう。番組公式サイトにはテルヲを演じるトータス松本が書く「テルヲのいいわけ」が、5日連続で更新された。18日に放送された第74話で、警察に捕まったテルヲが千代に向って本気で頭を下げる。しかし、今までのあまりの非道ぶりに千代も許すことはできない。自分の感情がコントロールできなくなってしまった。そして、母なら許すと思い、最後にそのことを告げる。許されたテルヲは留置場で静かに息を引き取った。

3月22日から放送される第16週「お母ちゃんて呼んでみ」からは舞台は昭和12年に移る。日中戦争で勝って戦勝ムードにわいているが、政府からの芝居への圧力は強く、演目も自由には選べない時代に入ってくる。そんな時、千代と一平がひとりの人物・松島寛治(前田旺志郎)を預かる。母親の気持ちで接しようにも、千代も一平も母親の暖かさをあまり知らない。それに、寛治は心をひらこうとしないばかりかなんらかの秘密がある模様だ。千代は心を開かせることができるのか?

また、第16週には懐かしい井川遥と若葉竜也が再登場する。夢を持って女優への道をひらかせた高城百合子(井川遥)は、千代の人生の節目節目に登場する。今回は千代にどんな決意をさせるのか?

【第15週(2021/3/15-3/19)ネタバレあらすじ】
万太郎一座との対決には負けるも、公演は成功し、結束が強くなった鶴亀家庭劇。女たちは千代(杉咲花)の家に集まり、男たちは一平(成田凌)を連れ、酒を飲み交わし、絆を深める日々だった。当然、夫婦の時間などゆっくり持てない。千代にはふつうの幸せを味わってほしいと願うみつえは、温泉旅行を提案する。

その矢先、岡安の店先が大騒ぎになる…。ひどい身なりをした千代の父、テルヲ(トータス松本)が現れたのだ。千代は父親を冷徹に無視し続ける。それにもへこたれず、テルヲはつきまとってきて、千代が住む天海家、稽古場、福富楽器店にまでおよぶことになる。そこでみつえから、千代が役者である一平(成田凌)を結婚し、役者を続けながら、劇団員たちの面倒を見ていると聞いてしまう。千代に子供を持って幸せな母親になってほしいテルヲは一平との結婚にも文句をつけてしまう。千代を取り巻く道頓堀の人々は、テルヲの存在に困惑し、警戒しながらも、次第にただならぬ雰囲気を察していく。シズ(篠原涼子)は夫を病院に連れて行ってもらった恩はあるものの、千代の前から消えてほしいとテルヲに話すが、テルヲが吐血する。シズが医者に見せると、すぐに入院しなくてはいけないレベルだった。しかし、テルヲは入院を拒否する。そして、千代を取り巻く人々に「これからも千代をよろしく頼みます」と頭を下げるのだった。

居酒屋・水月にまで押し掛けたテルヲは、鶴亀家庭劇の劇団員と飲んだくれる一平に、酒の一気飲みで勝負を挑んだ。勝負に勝ったテルヲは酔いつぶれた一平を連れて千代の家に来ていた。シズからテルヲの病気のことを聞いた千代が戻ってきた。病気のことを知っても、テルヲに優しい言葉はかけられず、早死にすればいいとまで言ってしまう。テルヲが帰った後、一平は一緒に住んだらどうかというが、千代の中にはもう干からびた気落ちしかなかった。

良いお母ちゃんになって幸せになってほしいと本気で願うテルヲは、千代に女優を辞めさせようと考え、向かった先は鶴亀株式会社の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)のもとだった。さらに、千之助(星田英利)のいる居酒屋・水月を再び訪ね、千代に女優をあきらめさせるように頼むが、千之助は千代の才能を見出していた。すると、また、テルヲは千代を頼むと頭を下げた。

一方、鶴亀家庭劇の評判を聞きつけ、東京の演劇雑誌から取材依頼が舞い込む。熊田(西川忠志)を含め、喜びに沸き、東京の演劇雑誌から取材を受ける当日になった。劇団員たちは記者とカメラを前に各々気合いが入っていた。一方、千代を見守るため、天海一座の稽古場に潜むテルヲの前に借金取りが現れる。借金取りは、金のないテルヲには目もくれず、娘の千代に返済を迫ろうとしていた。取材の最中にテルヲと借金取りがけんか沙汰をおこし、たちまち大騒動になってしまう。熊田が呼んだ警官たちが現場に駆け付けて、テルヲが捕まってしまった。

警察署の接見室に訪れた千代は、身内がいないと言い張るテルヲとなんとか面会を果たす。千代はテルヲに対して、自分はこれまでテルヲと関係なく生きてきた。テルヲをずっと恨み続ける、と言い放つ。それに対して、テルヲは過去の数々の非道を詫び、誠心誠意頭を下げて必死に謝罪する。千代はその言葉を背中に受けるも、自分がどうしたいのか、心と頭が追いつかない。

すると、千代は懐からあるものを取り出す。それは母親と幼い日のヨシヲの写真だった。女中奉公に出るときにテルヲが持たせてくれた写真だ。母ならどうするだろうと問いかけ、写真をテルヲにみせ「お母ちゃんにもあやまりぃ」とテルヲに言うと、吹っ切れた表情で出ていった。その夜、テルヲは静かに息を引き取った。

一平と千代だけで静かに葬儀を終えようとしていると、シズたちがやってくる。みな、テルヲに「千代を頼む」と何回も頭を下げられていたのだ。賑やかにテルヲを野辺に送った。

【第16週(2021/3/22-3/26)あらすじ】
■第76話(月)
父のテルヲ(トータス松本)が亡くなって5年、千代(杉咲花)は30歳になった。昭和12年、夏に始まった日中戦争で日本軍は勝ち続け、日本中が沸いていた。鶴亀家庭劇でも戦争を題材とした愛国ものの芝居「頑張れ!集配婆さん」が人気となっていた。千代は一平と相変わらずの二人暮らしだが、鶴亀家庭劇の団員たちを世話し、舞台に出れば大盛況の毎日は、それなりに充実していた。千秋楽、楽屋に戻ると男が部屋を物色していて…

■第77話(火)
鶴亀株式会社の熊田に頼まれ、父親を亡くし、身寄りのない松島寛治(前田旺志郎)を一か月ほど預かることになった千代(杉咲花)と一平(成田凌)。一見すると天真らんまんな寛治の振る舞いにどことなく違和感をおぼえる千代。それでも身の上を思いお母ちゃんのように振る舞おうとする。ある日、福富楽器店で寛治は、戦争ごっこ好きの息子とかみ合わない福助から、吹いてみたいとトランペットを拝借する。しかし手を滑らせてしまい

■第78話(水)
身寄りのない寛治(前田旺志郎)を預かる千代(杉咲花)と一平(成田凌)の家に突然、高城百合子(井川遥)と小暮真治(若葉竜也)が訪ねてきた。驚くことに二人はすでに結婚していて、芝居をできる場所を探しながら、全国を回っていた。列車が雪で足止めをくらい、千代のもとを頼ったのだった。久々の再会に、楽しい夜を過ごす四人だったが、百合子と小暮はある秘密を抱えていた。一方、二階で聞き耳を立てる寛治に笑顔は無い…

■第79話(木)
思想や言論を取り締まる秘密警察、特別高等警察に追われる身となっていた高城百合子(井川遥)と小暮真治(若葉竜也)。千代(杉咲花)と一平(成田凌)は、二人を何とかかくまおうと試みるが、居場所を突き止められ、家の中に踏み込まれてしまう。平然と知らないと言い張るものの、家捜しの手をゆるめない特高警察にじりじりと追い詰められていく千代。最後の抵抗もむなしく、二階の押し入れを無理矢理こじ開けられてしまい…

■第80話(金)
一平(成田凌)が預かっていた鶴亀家庭劇の準備金を持ち出した寛治(前田旺志郎)。大山社長をはじめ、鶴亀株式会社としても扱いに困っていた、その屈折した心をどうにかしたい千代(杉咲花)。しかし、寛治の態度はかたくなで、一筋縄ではいかない。そんなある日、新聞にある記事が載り、千代と一平は驚く。そして、そのことが千代の背中を押すことになった。千代は一平に相談し、寛治とあらためて話し合う時間をつくるのだった…

【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、成田凌、篠原涼子、名倉潤、星田英利、中村鴈治郎、明日海りお、板尾創路、西川忠志、前田旺志郎、井川遥、若葉竜也他
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

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