NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」子楚の余命迫る!第29話予告と第28話ネタバレあらすじ:春申君

2021年05月01日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)呂不韋(りょふい)が成長した政の教育係に!そして時を経て皓ランと呂不韋が再び急接近する5月2日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第29話あらすじと第28話ネタバレあらすじ、豆知識(春申君)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

4月25日放送の第28話では、謀反者の妻として窮地に立たされた雅王女が底力を見せ、完全なヒール役として宮中に生き残った。女の武器は顔か聡明な頭脳か。夏太后につけられた顔の傷に落胆する雅王女を救ったのは、華陽夫人。華陽は雅の持ち味は顔だけでなくその頭脳だと言って、傷を美しい入れ墨に生まれ変わらせた。そして急接近した雅王女と華陽夫人の最強タッグが誕生した。一方で子楚から文信候に封じられた呂不韋も、男としての幸福論を唱えた。男の幸せは出世ではないと語る呂不韋は、秦国を天下一の国に育てあげて歴史に名を残すことを誓った。

そして5月2日放送の第29話では一気に時が流れ物語は3年後へ。子楚は病を隠しながら政を太子として厳しく指導してきたが、呂不韋に政の教育係を任せることに。秦の始皇帝誕生まであとわずかとなり、その礎を子楚と呂不韋が築き上げる様子が描かれる。そして、ずっと皓ランへの想いを秘めていた呂不韋が皓ランに再び急接近。深い絆で結ばれた2人だが、果たしてその結末は?

■前回:第28話ネタバレあらすじ
謀反を起こした子傒(しけい)は司徒缺(しとけつ)に殺害され、反乱軍は子傒が死ぬとすぐに全面降伏した。司徒缺は死に際に子傒が言った言葉から、殺しの罪が呂不韋に及ぶことを恐れて自ら命を絶った。呂不韋は朝議で、子傒が呂不韋と皓ランの噂を広め、出兵して咸陽を制圧し、子楚を殺害、その罪を呂不韋に被せようしていたという計画を暴いた。そして子楚はそれを見越してすでに軍を動かし、子傒が抵抗したら殺害するよう王命を下していたのだった。今回は子傒と、宣候夫人が共謀して行ったものだという証拠も出てきて、子楚は宣候夫人を牢屋に入れ、3日かけて首謀者を明らかにするよう命じた。

雅王女は子傒の死を聞くと、自分を愛してくれた夫の死を悲しんだ。そして自分の立場が危なくなると察し、華陽太后に宣候夫人が自白する前に殺害するよう告げた。さらに華陽宮から出たときにわざと階段から落ちて妊娠していた子供を流産したのだった。

その後、捕らえられた宣候夫人のもとに刺客が現れた。そこへ呂不韋が助けにやってくるが、その刺客は呂不韋が送った者だった。宣候夫人は恩を仇で返されたと言って呂不韋を罵ったが、華陽太后が送った食事に毒が盛られていることを呂不韋が突き止め、黒幕を自白するよう促した。しかし宣候夫人は呂不韋に亀の絵を描いた書簡を送り、呂不韋よりも姉妹の絆の強さを誇示するように牢屋で自害した。

そして、雅王女は夏太后に死罪を免れるように頼みに行ったが、逆に騒ぎを起こしたとして夏太后は雅王女を捉えようとした。そこに子楚が現れ、雅王女から子傒が謀反を起こした証拠が提出されたことを告げ、雅王女は命拾いした。しかし、これまで雅王女が子傒の邪魔をしていたことを根に持っていた夏太后は雅王女の額に屈辱的な傷を入れたのだった。華陽夫人は雅王女に近づき、宮殿を出ないように説得した。そして雅王女の顔の傷を隠すように美しい入れ墨を入れたのだった。

楚国の春申君(しゅんしんくん)が六国連軍を率いて秦に戦争を仕掛けてきたので、呂不韋と白仲(はくちゅう)は軍を率いて戦に向かった。呂不韋は春申君が知り合いの娘を楚王の側室として入内させ、その側室が子供を産んだ情報を掴むと、その子供は側室と春申君との子供だと嘘の噂を流した。そのデマが楚軍の中で混乱を引き起こし、戦わずして楚は退却していった。計算高い呂不韋を警戒し白仲は、子楚を裏切る真似は許さないと警告した。そして呂不韋はバッタ被害が深刻な状況にあることを子楚に報告すると言って一足先に秦へ戻って行った。

その頃、華陽太后は白霊児(はくれいじ)を呼び出し、白霊児の父・白起の死に呂不韋が送った医者が関係していると告げ口した。そこで白霊児は帰還した呂不韋を毒の入った豪華な食事でもてなし殺害を試みた。しかし白霊児の様子がおかしいことに気づいた呂不韋は、華陽太后が白霊児に嘘を吹き込み、白仲と呂不韋が仲たがいすることを望んでいることを知った。白仲の耳にそのことが入るのではと恐れた呂不韋は白霊児を屋敷から出ないように、家臣に見張らせることにした。華陽太后は、白仲のいる兵営に白起の死を知る医者を送り込んだが、医者は呂不韋の手により殺害され、白仲が白起の死の真相を知ることはなかった。

一方、宮殿では子楚が政の弓の練習を見ていた。王として政の教育に励む子楚は自分の命の限界を感じていたので、皓ランが止めるのも聞かず政を厳しく指導した。そんな中、朝廷では大臣たちが許可なく帰還した呂不韋を責め、処罰を与えるよう申し出た。しかし子楚はバッタの被害をいち早く報告し、被害に遭った民たちを救済した呂不韋を称賛し大臣たちを罰した。政はそんな父の行いが理解できなかったが、子楚は政に自分について政治を学ぶように優しく話かけた。

一方、白仲に連れてこられた殷小春(いんしょうしゅん)が河原を散歩していると逸王子が現れた。思いがけない再会に小春が感動するも、そこに白仲が軍を率いて現れ、逸王子も隠していた軍を動かしたのでその場は一気に戦場と化した。白仲は小春と逸王子が恋仲であることを利用して彼をおびき出し、逸王子は小春を連れ戻そうとして軍を率いてやって来たのだった。闘いの中で白仲は小春と一緒にいる逸に矢を放ち、それに当たった逸王子は命を落としてしまうのだった。



■春申君(しゅうしんくん)
第28話で呂不韋と白仲の敵となった楚国の宰相・春申君。ドラマでは呂不韋の流したデマの影響で退却してしまったが、実際は「戦国四君」と呼ばれた偉人の一人。長きにわたり楚国をまとめあげてきた手腕が認められ、楚・趙・魏・韓・燕の合従軍総大将を務めた経歴を持つ切れ者だ。

しかし、その合従軍を率いて秦を攻めたが、函谷関の戦いで春申君は敗退。この戦いを境に合従軍は起きることはく、秦による六国併合、つまり秦が戦国七雄の六国を滅ぼし、秦を統一する戦に発展していくことになる。ちなみに函谷関の戦いで秦側の指揮を執っていたのは時の権力者、呂不韋と考えられている。切れ者・春申君を凌ぐ呂不韋の頭脳とリーダー的統率力は歴史的に見てもずば抜けたものだったと言えるだろう。

■第29話あらすじ
戦に勝利した白仲が咸陽に戻ってきた。白霊児は呂不韋の屋敷を抜け出し、兄の白仲に会いに行こうとするが、途中で馬にはねられてしまう。一方、子楚は病であることを伏せたまま、毎日政を太子として厳しく教育した。皓ランはそんな子楚の様子を気に掛ける。3年後、政はまだ子供らしさを残しつつ、度胸の据わった強い若者に成長していた。子楚は呂不韋を政の教育係に任命するのだが・・・。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
安国君(あんこくくん)役:ワン・マオレイ [声:咲野俊介]
嬴子傒(えい・しけい)役:ワン・ユー [声:山野井仁]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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