パク・シフ「風と雲と雨」第19-20話あらすじと見どころ:逆転の謀略〜戦火の島!(全21話版)WOWOW
パク・シフ9年ぶりの韓国時代劇でコ・ソンヒとチョン・グァンリョルと共演した「風と雲と雨」(全21話版)がWOWOWにて金曜よる7時からWOWOWにて2話連続で放送中!今回は5月28日(金)放送の第19話~第20話の詳しいあらすじと見どころを紹介したい。Youtubeにて予告動画が視聴できる。
●全28話版はコチラ
「風と雲と雨」は朝鮮最高の観相師と神力を持つ王女、運命に翻弄される愛の行方とキングメーカーたちの王位争奪戦を描くアクション・ロマンス時代劇。
【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】では、全28話版のネタバレあらすじやネタバレなしのあらすじ、ドラマの見どころや制作記者会見、パク・シフ初のファンイベント再現レポートなどまとめて紹介している。
■第19話「逆転の謀略」⇒完全ネタバレ24~25話/全28話版
高宗が1人で決断を下したことに対して、大院君はなぜ事前に相談しなかったのかと問い詰める。父親の怒りを買ったことに気づいた高宗は焦って許しを請い「今後父がいない時はいかなる決定も1人でしてはならない」と言われても大人しく返事するしかなかった。それを見たジャヨンはチョンジュンをそばに置くよう高宗に勧める。
一方母が亡くなった衝撃で全ての記憶を取り戻したボンリョンは、連れ去られる息子を助けようとインギュに立ち向かうも逆に気絶させられてしまう。その後パルヨンらによって発見され、無事チョンジュンのもとへ戻ったボンリョンは、全ての記憶が戻ったこと、自分達の息子がインギュに連れて行かれたことを告白。ボンリョンと自分の間に子供が産まれていた事実に驚くチョンジュンだったが、必ず助け出すと決意し2人は抱き合う。その後チョンジュンは息子を無事取り戻し、息子を救うために嘘の書簡を書くよう脅迫されていたボンリョンは、逆にインギュのキム・ビョンウン殺害罪を明らかにし危機を乗り越える。
またインギュのビョンウン殺人罪を知った大院君は、インギュを捕えるよう命じるだけでなく、インギュが趙大妃の命令でビョンウンに会いに行った事実を利用し、趙大妃にも責任をとって退くよう脅す。怒りが収まらない趙大妃はチョンジュンとビョンガクを呼び出し、大院君を失脚させようと企てる。そして翌日ついに大院君失脚決議のための会議が開かれ高宗に王命を出すよう迫るも、何も言えずにいる高宗。すると突如現れた大院君が、自分なしで開かれている会議の議題を問う。重臣らが気まずさのあまり目をそらしていると、チョンジュンが「独裁の政治を終わらせるため、大院君を失脚させようとしていた」と告げる。しかし、すでに高宗と話をつけていた大院君…王命なら喜んで受けようと高宗に詰め寄ると、耐えきれない高宗は「体調が悪く残りは大院君が決定するように」と言い残しそそくさと立ち去ってしまう。こうして大院君は逆に重臣たちを捕縛し…。
まだ王としては幼く経験も浅いジェファン。仕方のないことだが、18話ラストで頼もしい姿を見せたかと思えば、今回はまた父がいないと一人では何も出来ないと泣きつく姿を見て、視聴者もジャヨンと同じような表情を浮かべたかもしれない。この年齢でジャヨンが余りにも大人びているということもあるが、今後は父親だからと盲目的に従うのではなく、勇気を持ってチョンジュンを信じ、正しい判断をしてほしいと願うばかりだ。
またこれまでもチョンジュンやボンリョンを苦しめてきたインギュは、今回チョンジュンに打ち勝つ最後の切り札だと子供を連れ去った上に、ボンリョンに「チョンジュンとイ・ドギュンが謀反を企てた」と書簡を書くよう条件を突きつける。ありえないと言うボンリョンだが、過去にボンリョンが母を助けるためチョンジュンを裏切った時のように、今回は子供のために行動すればいいと言い放つインギュ。何て姑息な手段を使うのだと怒りがこみ上げてくるのと同時に、愛する我が子のためにボンリョンはまたもチョンジュンを裏切ってしまうのか?と不安に思って仕方なかったが、今回のボンリョンは違った。逆にインギュの弱みを握ることに成功し、見ていて思わずガッツポーズをとってしまうほどの爽快感を感じるだろう。そしてついに我が子を抱いたチョンジュンの姿は、既に父親の顔になっているようにも見え、何とも感慨深い。
そして久々にチョンジュンを訪ねてきた山水道人。チョンジュンの性格を誰より熟知しているであろう彼は、大院君を倒そうとしているチョンジュンの考えは全てお見通しのようだ。しかしチョンジュンはかつて山水道人が言い放った「チョンジュンが短命であり、ボンリョンの手によって命を落とす」という予言の話を出し、自分はまだ死んでいないし、ボンリョンとは今や夫婦になり子供もできたと自身が運命を変えてきたことを主張し「血を流さずに国を変えてみせる」と語る。山水道人の言葉通り、チョンジュンの二度目の運命との戦い!果たして運命が勝つのだろうか?それともチョンジュンが自ら運命を変えてみせるのだろうか?!
■第20話「戦火の島」⇒完全ネタバレ25~26話/全28話版
ボンリョンの助言によって自ら大院君に歩み寄ることを決意したジャヨン。しかしこのタイミングでジャヨンの兄が失態を起こしてしまい、頭を抱えながらも兄を呼び注意していたところ、大院君が訪れジャヨンを怒鳴りつける。そして「今後は王宮のことは知ろうとしなくて良い、口も挟まないように」と命じられ、王宮内で恥をかいたジャヨンは自身の唇を噛み切るほどの怒りを感じ大院君への恨みを募らせる。
一方でチョンジュンは処刑前のインギュを助けて江華の戦地へ連れていく。江華とはチョンジュンとインギュの故郷であり、江華のことを知り尽くしている人物が必要だとチョンジュンはインギュと共に戦略を立てて、見事にフランス軍を撃退する。その後、皆が眠りにつく明け方にインギュは配下の者に助けられながらこっそり脱走するが、実はチョンジュンはその時寝たふりをしていただけだった。今後どのみち隠れて生きる人生のインギュ、最後は故郷の江華に帰してやりたかったと明かす、どこまでも広い心のチョンジュンであった。
こうして無事に帰還したチョンジュンを祝おうと、貿易館のイ・ドギュンはチョンジュンの仲間だけでなくかつて三田渡場にいた民衆らも集めて宴会を催す。3年前バラバラになった民衆らだったが、チョンジュンが舞い戻ったことを聞き再び集結したのであった。ドギュンはチョンジュンを見つめながら「疫病にも戦いにも屈しない強い民衆らが選んだ指導者だ」と言う。しかしそこにチョンジュンが呼んだ大院君がやってきて、緊張感が高まる宴席の場。そこでチョンジュンは今の政策を批判してしまい大院君の怒りを買ってしまう。また、2人が手を組むことを恐れたドギュンの策略によりチョンジュンは天主教の扇動者と誤解されてしまう。大院君に忠誠を誓わせられたチョンジュンは、ついに国の運命を変える決心をするが…。
チョンジュンは江華を知り尽くしているインギュと共に作戦を練る。そんな2人の姿をみて息がぴったりだと言うグチョルに対して「親友と敵は紙一重、気の合う友人が一瞬にして敵になることもある」と言うパルヨン。正にその通りで、2人はかつて親友であったが些細な嫉妬心や対抗心などから、インギュはチョンジュンに敵意を持つようになってしまったのだろう。チョンジュンにとってもインギュは自身の父を殺され、また愛するボンリョンを苦しめた憎らしい存在だが、だからといって私情で動くような人間ではない、ここが2人の違いであろう。インギュの「自分を殺すつもりでななかったのか」という質問に対する「幸いにも私はお前ではない。自分の手を汚すことは嫌だ」という答えが、正にチョンジュンの思想・人間性を表している。第19話でも山水山人に「血を流さず国を変えてみせる」と決意を語っており、終始一貫した行動をみせるチョンジュン、ついに次回は最終回!どんな最後を見せてくれるだろうか?
■キャスト
チェ・チョンジュン役:パク・シフ
ポンリョン役:コ・ソンヒ
興宣大院/イ・ハウン役:チョン・グァンリョル
チェ・インギュ役:ソンヒョク
ほか
◇WOWOW「風と雲と雨」番組公式サイト
2021.03.26スタート 金19:00-21:30 2話連続放送
◇Youtube「風と雲と雨」ハイライト映像(日本語字幕なし)
【作品詳細】【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】