「イチケイのカラス」第8話、万引き犯vs万引き犯!恩師と生徒がぶつかり合う!第7話ネタバレと予告動画
坂間(黒木華)の裁判での保釈中の被告人(真凛)が傷害事件を起こした!被害者(朝加真由美)は被告人の元恩師だが、被告人の万引きを証言した人間でもある!二つの裁判は併合審理となり、みちお(竹野内豊)が職権を発動する!フジテレビ 2021年5月24日よる9時から「イチケイのカラス」第8話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。
5月17日に放送された第7話、入間みちお(竹野内豊)が刑事弁護人を担当し、冤罪の可能性を強く訴えていた事件の裁判の再審が行われた。刑事事件の再審は非常に壁が高く、第7話でも、城島(升毅)が左遷されることを覚悟で「即時抗告申立書」を出さなかったことでやっと門が開いた。そして、視聴者が驚いたのは、この再審がまさか第7話で完結したことだ。別の事件の判決と並行しながら、最終回まで再審を引っ張るかと思われたが、第7話で解決し、「最終回のよう」という意見も多くでた。
検察側が事件の犯人を知りながら、自分たちに不利にならないように仁科壮介(窪塚俊介)に罪をきせたことは許せないことだが、判決を下した日高(草刈民代)も圧力から判決を急いでいた。決定的証拠を示せなければ、判決を覆すことができないところ、次期最高裁長官の職をなげうって日高が次長検事の中森(矢島健一)の証言を取り、無事に正しい判決を下すことができた。
第7話、大きく株をあげたのは、城島検事だ。圧力をかける中森に向って「何を隠したい知らない。だが俺はそんなものを守るために検察官になったんじゃない!人が死んでるんだ!」と啖呵を切る。第6話までは、左遷の話がちらつくと大人しくなっていた城島だが、正義のために強くなった。
また、ラストシーンで、みちおの弁護士仲間の青山(板谷由夏)が「あの人(みちお)を好きになっちゃだめ」と坂間(黒木華)にくぎをさす。二人の関係がどうなるのかも楽しみだ。
5月24日の第8話は、一つの裁判で保釈中だった被告が障害事件を起こしてしまう。その相手は元々の裁判での証人だ。二つの裁判を併合して、みちおが職権を発動する。万引き犯vs万引き犯!証拠を見つけるために川までさらう書記官はここ以外にはいない。
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■前回:第7話ネタバレあらすじ
弁護士時代のみちお(竹野内豊)が最後に担当した12年前の東丸電気殺人事件。東丸電気の研究部主任だった被告人の仁科壮介(窪塚俊介)は、被害者である同社の経営戦略部部長・布施元治(中野剛)から研究部門の解体および製造部門への異動を命じられたことが原因で彼と度々トラブルを起こした挙句に撲殺した罪で、無期懲役を言い渡されていた。だが仁科は、判決後も無罪を主張し続け、獄中で命を絶ってしまう。仁科は、事件現場から逃げていく男を目撃したと主張していた。その男こそ、イチケイが扱った窃盗事件の被害者で、国税庁OBの志摩総一郎(羽場裕一)だった。この窃盗事件がきっかけで、志摩が所長を務めるオメガ会計事務所が、東丸電気を含む大手企業数社の脱税に関与していた疑いが浮上していた。
坂間(黒木華)は、仁科の妹・由貴(臼田あさ美)を訪ね、再審請求をすれば12年前の事件の真相を明らかに出来ると説得するが、断られてしまう。そんな坂間と入れ違いで由貴を訪ねたのが、みちおの元同僚でもある弁護士・青山(板谷由夏)だった。ふたりの説得が功を奏し、再審請求を決意する由貴。弁護人を務めることになった青山は、ただちに会見を開き、今回の再審請求について公開での審理を求めた。
再審を認める判決を受け、次長検事の中森(矢島健一)と検察官の小宮山(テイ龍進)は、期限の3日以内に「即時抗告申立書」を出すよう、城島(升毅)と井出(山崎育三郎)に命じる。「開かずの扉」と言われる再審請求――その扉は今回も開かないものと思われた。城島は自分が即時抗告をだすから、井出にはなにもしなくていいという。しかし、3日たっても、即時抗告はでていなかった。でていなかったのではなく、城島はあえて出さなかったのだ。左遷をほのめかされてもそれに応じず、自分の正義を貫いたのだ。しかし、裁判の担当からは外された。担当は井出と小宮山になった。
裁判長は当然、みちおだ。日高(草刈民代)はみちおが裁判長を務めるのは適任ではないというが、そのままみちおが務める。そして、職権を発動していろいろなことを調べる。ドライブレコーダーの映像を歩哨認証にかける。志摩の妻の店にいき、財産を調べる。当時の裁判に携わった書記官に証言を求める。
歩哨認証は一致率が70%で証拠にならない。志摩の妻の証言を覆すことができない。海外に行ってしまったのだ。みちおは中森検事と日高裁判官を証人によぶ。中森に対しては、井出が特捜時代に国税庁からの情報で事件を多数あげていたが、その情報源が志摩だったのではないかと証拠を提出する。それは決定的な証拠とはならないことを承知で井出も真実を暴くために、一石を投じだのだ。
日高の裁判では、元事務官からの「最高裁事務総局から早く審理を終わらせるよう言われていた日高が忖度した」という証言を出したが、こちらも証言としての客観性はない。証拠もない。みちおは日高に、志摩を頑なに証人として呼ばなかったことで真実が隠蔽され、仁科は自殺したのだと話す。また、事件を追っていた真鍋も死なずに済んだという。そして良心に従って証言をしてほしいと頼む。しかし、日高は誰にも忖度などしていないといい、みちおが裁判長をやっているのは公平性にかけると言い放った。
裁判の後、日高は中森と話す。「正義は複雑」と。そして、勝利を目前にした中森に「話せる範囲でいいから」といって事件について語らせた。
翌日、日高はマスコミを集め、中森の音声データを公開した。そこには、志摩が殺人を犯したこと、国税とのパイプのために仁科を犯人としたことが話されていた。日高は手に入れられる最高の職、最高裁長官の職をなげうって真実を公開した。裁判での証言は中森に対しての踏み絵だった。日高はみちおに、伝聞・伝言・伝達、もはやどこだかわからない上といつか会うことになるかもと告げた。
そして、みちおは仁科の墓参りにいき、真実を明らかにするのに時間がかかったことと詫びた。
■第8話あらすじ
みちお(竹野内豊)たちが所属する『イチケイ』に、事務官から書記官になるための研修生として、前橋幸則(渡辺佑太朗)と磯崎由衣(夏目愛海)がやってくる。部長の駒沢(小日向文世)は、合議制で扱う案件があるから立ち会うよう、ふたりにも指示する。
案件は傷害事件だったが、その起訴状を見た坂間(黒木華)と浜谷(桜井ユキ)は驚く。被告人の潮川恵子(真凛)は、坂間が裁判長、浜谷が書記官を務めている窃盗事件の被告人だった。
万引きの前科があった恵子は、再びスーパーマーケットで万引きをして保安員に捕まっていた。恵子の万引きを目撃し、店側に伝えたのは、山寺史絵(朝加真由美)という女性だった。恵子には6歳になる娘がおり、商社マンの夫は海外単身赴任中。恵子は、育児と義母の介護の疲れから軽いうつ状態で服薬していた。そんな恵子と話した浜谷は、子どもを預ける当てがない彼女は罪を認めて逃亡の恐れもないことから、在宅からの審理がいいのではないかと坂間に進言したという。ところが恵子は、その間に史絵に暴行を加え、加療約1年のケガをさせていた。
窃盗事件と傷害事件が併合されて開かれた第2回公判。恵子は、被害者の史絵が小学校時代の恩師だったことに触れ、4ヵ月前に万引きで逮捕されたときのことは恨んでいないと証言する。史絵にケガをさせてしまったのは、実は彼女が万引きをしたところを目撃し、それを止めようとした際に襲われて抵抗したからだと言うのだ。恵子は取り調べの段階からそう主張していたが、虚偽の発言として取り上げてもらえずにいた。一方、検察の井出(山崎育三郎)は、史絵が万引きをしたという証拠がないこと、そして恵子から暴行を受けた後、市会議員をしている夫の信吾(大谷亮介)に電話し、逆恨みで元教え子に襲われたと助けを求めていることを指摘するが……。
フジテレビ 2021年4月スタート。毎週月曜日よる9時放送、「イチケイのカラス」。出演:竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、小日向文世、草刈民代、中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂、山崎育三郎、升毅、板谷由夏ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ichikei_cx」。
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