KBS2「スキャンダル」衝撃結末―因果応報の転落死、ウジンとソラが孤児院で平穏な未来【最終回ネタバレ・視聴率】

2024年11月30日12時00分ドラマ
KBS2「스캔들」

KBS2日日ドラマ「スキャンダル」(邦題:スキャンダル~白雪姫の逆襲~)の最終回第102話(2024年11月29日)で、ハン・チェヨン演じるムン・ジョンインの死の真相がついに明らかになった。

ジョンインは他殺ではなく、偶然の転落事故で命を落としていた。一方、銃で撃たれたチェ・ウンは、幼少期を過ごした孤児院で先生となり、ハン・ボルム演じるペク・ソラとともに穏やかな日々を歩み始めた。



「スキャンダル」は、は、世界を手に入れたかった女と復讐のためにすべてを懸けたもう一人女が繰り広げるミステリー激情メロドラマ。

■キャスト
ムン・ジョンイン(ムン・ギョンスク)役:ハン・チェヨン
ペク・ソラ(パク・ジンギョン)役:ハン・ボルム
ソ・ジノ(チョン・ウジン)役:チェ・ウン
ミン・ジュリョン役:キム・ギュソン
ミン・ジュリョン役:イ・ビョンジュン
 ほか

■最終回あらすじ(ネタバレあり)
容疑者として疑われていたペク・ソラ(ハン・ボルム)は、「ジョンインが自分の父を殺したのは事実だが、自分は彼女を殺していない」と明かす。そこへナ・ヒョヌ(チョン・スンビン)が訪れ、「考えれば考えるほど心が複雑になるだけだ。美味しいものを奢るから全部忘れて、次の作品のことを考えなさい」と声をかけた。さらに「もう全部忘れて幸せになることだけ考えろ。俺がそばで支える」と告白し、その思いやりに胸を開いたソラは彼を抱きしめた。

一方、ジョンインの遺品を整理していたジュリョン(キム・ギュソン)は手紙と写真を見つけ、旅立つ準備をしていたチョン・ウジン(チェ・ウン)にそれを渡した。手紙には、“ウジンが自分の息子であること、これまで自分が犯してきた過ちを許してほしい”という内容が綴られていた。「一度でいいから“お母さん”と呼ばれてみたかった」という言葉に、ウジンは後悔の涙を流した。

その頃、警察の拘留所から逃走したミン・テチャン(イ・ビョンジュン)はジュリョンの元に現れる。彼はウジンとソラを真犯人と疑い、「あいつがお前の母親を殺した。必ず復讐してやる」と恨みを募らせた。

そんな中、復旧した屋上のCCTV映像から死因が判明する。そこには、ジョンインが一人で足を滑らせ転落する姿が映っていた。イ・ソネ(イ・シウン)は「すべては因果応報、やっぱり天罰ね」と冷静に語った。

一方、テチャンはソラとウジンが会話する姿を目撃し、2人がジョンインを殺したと誤解して銃を発砲。ウジンが被弾し、ソラは血が流れる傷を必死に押さえながら泣き叫んだ。

その後、数年が過ぎた姿が描かれる。服役したテチャンは娘ジュリョンに「罰を受けて心が軽くなった。ソラにも許しを請うた」と語り、さらに自分のせいで死んだペク・ドンホの冥福を祈っていると打ち明けた。ジュリョンのそばには、彼女を想い続けていたキム・ソッキ(ジン・ジュヒョン)の姿もあった。

ソラは、ウジンと共に育った孤児院を頻繁に訪れていた。復帰を勧めに来たナ監督にソラは、「あの頃のポーカーフェイスには戻りたくない。復讐しか考えていなかった」と告白する。そこへ車椅子に乗ったウジンが現れる。孤児院の先生となったウジンは、自分のように親と離れた子どもたちを温かく見守りながら、新たな人生を歩んでいた。

ナ監督は、復讐と欲望から離れ平穏を見つけたソラとウジンに挨拶して去っていった。孤児院で子どもたちを世話しながら、お互いに優しく視線を交わすソラとウジン。二人はようやく得た平和の中で最終回の幕を閉じた。

■見どころ・まとめ
最終回で、ハン・チェヨン演じるムン・ジョンインの死は他殺ではなく事故死だったことが判明。銃撃を受けたチェ・ウンは、幼少期を過ごした孤児院で教師として新たな生活を始め、ハン・ボルム演じるペク・ソラと穏やかな日々を送る。誤解や過去の因縁も整理され、復讐や野望から解放された2人は、互いに優しく見つめ合いながら子どもたちを見守る平和な暮らしを選ぶ。因果応報と成長を描いた感動の最終回となった。

ニールセンコリアによると、最終回の全国平均視聴率は9.5%で幕を閉じた。
本作は、前作「血も涙もなく」(피도 눈물도 없이)の低迷の影響もあり、初回から視聴率7.2%と非常に低い数字でスタート。日日ドラマ史上、初回視聴率の最低記録となった。第2話では、同日最終回を迎えた「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」に視聴率で及ばず、全体の2位にとどまった。その後は徐々に回復し、7~8%台で推移し、前作並みの数字を維持。第41話でついに8.9%を記録し、「黄金の仮面~復讐のシンデレラ~」以来1年10か月ぶりに前作を上回るエピソードも登場。第69話では9.6%を突破し、9%台を達成したものの、野球中継による放送休止ややや停滞した展開の影響で、10%超えには至らず、最終回直前の第101話も同率の9.6%が最高となった。

KBS2「스캔들」HP(2024.06.17~2024.11.29)

kandoratop【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】