竹野内豊「イチケイのカラス」第9話、自由奔放な裁判員たちをうまく導けるのか?!第8話ネタバレと予告動画

2021年05月25日10時09分ドラマ
@フジテレビ

みちお(竹野内豊)たちの次の裁判は裁判員裁判だ!自由奔放すぎる裁判員たちの意見をうまくまとめることはできるのか?坂間(黒木華)は誰かに狙われている!坂間をかばったみちおが怪我をしてしまう!!フジテレビ 2021年5月31日よる9時から「イチケイのカラス」第9話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



5月24日に放送された第8話は先入観に関する回だった。毎回、みちお(竹野内豊)が自分の甥っ子トークをすることでなんらかのヒントを引き出すが、今回は甥っ子が「子供が描く太陽はなんで赤いのか?信号は青いのか?」ときかれたことから、なんらかの先入観が裁判に影響しているのではと思い直し、一から調べなおす。みちおが「甥っ子」と話しているので、幼い子供と誰もが思っていたが、実際の甥っ子は武井壮演じる立派な大人だ。

そして、第8話は、なんといっても初対面の時はあれだけみちおに反感を抱いていた坂間(黒木華)がすっかりみちおに心が奪われていることがわかるシーンがいくつもあったことだ。第7話でみちおの昔からの知り合いである青山(板谷由夏)に、「みちおを好きにならない方いい」と言われ、かえってそれで意識してしまっている。裁判の途中でみちおと同じような感情をもち、甥っ子トークが始まる瞬間も瞬時に理解する。残りの回でこの二人になにか発展はあるのか?

5月31日の第9話は、裁判員制度での裁判が行われる。平成21年に開始された制度で誰もが裁判員になる可能性があるが、どういう風に裁判員が選ばれるのか、どのように裁判が進むのかについてわかる回でもある。裁くのは「世田谷家政婦殺人事件」だ。多額の遺産を残すという遺言を書いてもらった家政婦は雇い主を殺してしまったのか?家政婦が主張するように事故なのか?

雇い主の娘役で松風理咲がゲストとして登場する。松風理咲は2016年のテレビ朝日系列の「グッドパートナー 無敵の弁護士」では竹野内豊の娘役を演じている。「役と向き合っていく中で、信じることへの不安や真実を知ることへの怖さを乗り越え、信じる強さ、真実を受け止める強さを持ち、自分の心の奥にある確かな思いに正直になることの大切さを感じました。どんな真実が待ち受けているのか、皆さんに見届けていただけたらなと思います」とコメントしている。




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■前回:第8話ネタバレあらすじ
みちお(竹野内豊)たちが所属する『イチケイ』に、事務官から書記官になるための研修生として、前橋幸則(渡辺佑太朗)と磯崎由衣(夏目愛海)がやってくる。部長の駒沢(小日向文世)は、合議制で扱う案件があるから立ち会うよう、ふたりにも指示する。前橋も磯崎も今までのところでは書記官が裁判官に意見することなどありえないことだったので、なんでも意見を出せる『イチケイ』の雰囲気には戸惑っていた。

案件は傷害事件だったが、その起訴状を見た坂間(黒木華)と浜谷(桜井ユキ)は驚く。被告人の潮川恵子(真凛)は、坂間が裁判長、浜谷が書記官を務めている窃盗事件の被告人だった。

万引きの前科があった恵子は、再びスーパーマーケットで万引きをして保安員に捕まっていた。恵子の万引きを目撃し、店側に伝えたのは、山寺史絵(朝加真由美)という女性だった。恵子には6歳になる娘がおり、商社マンの夫は海外単身赴任中。恵子は、育児と義母の介護の疲れから軽いうつ状態で服薬していた。そんな恵子と話した浜谷は、子どもを預ける当てがない彼女は罪を認めて逃亡の恐れもないことから、在宅からの審理がいいのではないかと坂間に進言したという。ところが恵子は、その間に史絵に暴行を加え、加療約1年のケガをさせていた。

窃盗事件と傷害事件が併合されて開かれた第2回公判。恵子は、被害者の史絵が小学校時代の恩師だったことに触れ、4ヵ月前に万引きで逮捕されたときのことは恨んでいないと証言する。史絵にケガをさせてしまったのは、実は彼女が万引きをしたところを目撃し、それを止めようとした際に襲われて抵抗したからだと言うのだ。恵子は取り調べの段階からそう主張していたが、虚偽の発言として取り上げてもらえずにいた。

一方、検察の井出(山崎育三郎)は、史絵が万引きをしたという証拠がないこと、そして恵子から暴行を受けた後、市会議員をしている夫の信吾(大谷亮介)に電話し、逆恨みで元教え子に襲われたと助けを求めていることを指摘する。史絵の頭には2つの傷があった。1回なら恵子のいうように正当防衛だが、2回なら過剰防衛になる。双方の意見は真っ向から対立する。どちらかが嘘をついているのだが、それを職権を発動して調査し始める。

恵子がクレプトマニア・窃盗症ではないかと判断された。そのことを聞いた恵子の夫は娘のためにも離婚しようといいだす。義母や義妹も離婚を求めていた。恵子は離婚を切り出されすっかり意気消沈してしまった。

みちおたちは、恵子が話していることが本当である可能性を考え、史絵が万引きした証拠を探す。そして、信吾が連絡を受けた際に非常に激高していたことも知る。信吾が妻の万引きの事実を隠そうとして史絵を襲った可能性もでてきた。

次の裁判で、信吾が証言にたった。そして、史絵が文章で書いた証言を読み上げた。史絵もまたクレプトマニアだった。教師という仕事を退職してからはただ生きているだけの日々となった。恵子を止めたのも、自分の姿を重ね合わせていたのだ。恵子を止めた時も史絵は万引きしようとしていたのだ。そして、恵子に万引きのことを指摘されると、カッとなってしまい恵子になぐりかかった。そして恵子から1回反撃をくらった。夫に電話した際、このことがばれると夫の政治生命もなくなると思い、万引きの証拠を川に投げ入れ、自分でもう一度頭をなぐったのだった。恵子の娘の蛍に「ごめんなさい」と謝られたことですべてを話すことにしたという。

みちおたちが下した判決は、傷害事件については正当防衛を認めるが、万引きについては執行猶予期間での犯罪なので本来は実刑となるところを3年の執行猶予をつけた。親子を引き離さない方が罪を償えると信じたのだ。

■第9話あらすじ
みちお(竹野内豊)や坂間(黒木華)たち“イチケイ”が扱うことになった「世田谷家政婦殺人事件」が、裁判員裁判で審理されることになった。書記官の川添(中村梅雀)を中心にさっそく裁判員の選任手続きが行われ、その結果、塾講師の大前正一(山崎銀之丞)、結婚相談所勤務の落合清美(池津祥子)、土木作業員の田部公平(山口森広)、主婦の立原理沙子(太田順子)、証券マンの西園寺勝則(永田崇人)、大学生の小中渚(羽瀬川なぎ)の6名が選ばれる。補充裁判員として選ばれたのは、派遣社員の新村早苗(行平あい佳)、「みちおを見守る会」メンバーでもある自由業の富樫浩二(明樂哲典)だった。

事件の被告人は高見梓(春木みさよ)、被害者は桐島優香(八木さおり)。梓は家政婦として桐島家で働いていたが、ある時、柵が破損していることを知りながら3階のバルコニーで優香と争い、突き飛ばして転落させたという。梓は、転落後もまだ息があった優香をそのまま放置。たまたまやってきて異変に気づいた配達員が救急車を呼んだが、優香は命を落としていた。また優香は、梓に多額の遺産を残すことを1年前に弁護士に書面で伝えていたという。

優香の娘・希美(松風理咲)も見守る中で行われた第1回公判で、梓は、自分は殺していない、あれは事故だと主張。遺産の件も知らないと証言する。実は梓は、5年前に火災事故で夫と娘を亡くし、譲り受けた夫の会社を売却して多額の資産を得ており……。

フジテレビ 2021年4月スタート。毎週月曜日よる9時放送、「イチケイのカラス」。出演:竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、小日向文世、草刈民代、中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂、山崎育三郎、升毅、板谷由夏ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ichikei_cx」。

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