【最終回拡大SP】「イチケイのカラス」竹野内豊の職権発動で、佐々木蔵之介が捜査される!第10話ネタバレと11話予告動画
みちお(竹野内豊)が地方裁判所の裁判官として再任されるのか?そこにはみちおを邪魔だと考える大きな力が立ちはだかる!最高裁事務総局が事務総長を務める香田健一郎(石丸謙二郎)はみちおをどうする?そして起きる重過失致傷事件の影にも大きな力が!フジテレビ 2021年6月14日よる9時から「イチケイのカラス」最終回・第11話を30分拡大で放送!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。
6月7日に放送された第10話は、名前も素性もわからない被告(板尾創路)が法廷にやってきた。みちお(竹野内豊)が裁判長となり合議で裁判を進める。弁護士は弁護士時代の同僚でもある青山(板谷由夏)だ。青山は法務弁護を主に担当し、国選弁護など刑事事件の弁護を引き受けるタイプではない。青山が担当したのは、母親である多恵(銀粉蝶)に頼まれたのだ。そして分かったのは、被告は、無資格で医療をしていた御手洗(板尾創路)だった。多恵が看護師をし、御手洗は無資格医を隠し、村の人の医療を担当していた。17年前、少女が御手洗の元で出産したのが、被害者である朝倉純(小野寺晃良)だったのだ。その時の少女は死亡し、御手洗は出産を進めなければ少女が死なかったと後悔している。
実際に純に怪我を負わせたのは、御手洗ではなく仲間の少年たちだった。そして、ホームレスのせいにすればいじめられないと思って嘘をついたのだった。第10話が6月14日の第11話に続くのは、この裁判を見ていた週刊誌の記者は、みちおと青山が癒着して無罪判決を出しているという記事を書くのだ。二人が仲良く歩くシーンも写真にとられているのだが、この記事の裏には最高裁事務総局が事務総長を務める香田健一郎(石丸謙二郎)がからんでいるようだ。そして、最高裁事務総局が地裁の裁判官の再任を実質的に決定するが、みちおは無事に再任されるのか?
最終回の裁判は自転車による重過失致傷事件をだ。自転車での交通事故は現代の大きな問題の一つだ。そしてこの事故の裏には大きな力が絡んでいるのだ。最終回のゲストとしてふさわしく、佐々木蔵之介が登場する。佐々木は、大物議員を父に持つ衆議院議員・安斎高臣の役での登場だ。安斎がリーダーとなって進めていた工事が原因となって発生した事故。議員の力を使ってもみ消すのはいったい何なのか?最終回もみちおの「職権発動」による捜査が期待される。
※FODで見逃し配信
■前回:第10話ネタバレあらすじ
みちお(竹野内豊)は、弁護士時代の同僚でもある青山(板谷由夏)と、彼女の母親の多恵(銀粉蝶)に会いに行く。愛犬みちこの弟妹が生まれたからだった。帰り道、青山は、独立して事務所を立ち上げるにあたって、得意の企業法務だけでなく国選弁護もやっていくつもりだとみちおに告げる。青山は、その国選弁護である案件を担当するため、またイチケイに通うことになる、と続けた。そんな二人の姿を記者が影から取材していた。
あくる日、駒沢(小日向文世)は、レアケースの案件が上がってきたので合議制で審理する、とみちおや坂間(黒木華)たちに伝える。それは傷害事件だったが、被告人が『名無しの権兵衛』なのだという。青山が弁護人を引き受けた案件だった。
第1回公判。どこか飄々とした雰囲気を持つ被告人(板尾創路)は、名前はもちろん、自らの素性を明かすことを拒む。事件は、当時17歳だった被害者の朝倉純(小野寺晃良)の胸部を工具で殴打し、ケガをさせたというものだ。この事件の背景にあるのは、路上生活者に対する少年たちの投石事件だった。河川敷で路上生活者仲間とバーベキューをしていた被告人は、被害者の純を含む5名の少年たちから石を投げつけられた。少年たちを追いかけた被告人は、純を捕まえて注意をした。すると、そのことに腹を立てた少年たちは再び投石行為に及び、路上生活者のひとりにケガをさせてしまう。純を探し出した被告人は、もみ合いになった際に彼が持っていたスパナを奪って殴りつけたという。純は肋骨が折れるほどの大ケガだった。
だが、みちおから、起訴事実について間違いはないか、と問われた被告人は、間違っている、嘘だと答えた。そして、自分は嘘が嫌いだ、と言い放つ。証言台にたった純にも「嘘はいけない」という。みちおは弁護をする青山の様子をみて、青山が嘘をついていることに気が付いた。そして、被告の素性を青山に聞き出した。それは、青山の母・多恵が暮らしていた村の病院で医者として働いていた御手洗という人物なのだ。御手洗は実は無資格だった。医者になろうとしたけれどもなれず、医者である父親のことを手伝っていたが、人に騙されて借金を負った。その心労で父親が死ぬと、多額の報酬を目的に無医村で医者として働きだした。村の人は誰もが感謝していたが、看護師であった多恵だけは御手洗が無資格なことを知っていた。しかし、17年前に出産した少女を助けることができなかった。その少女はもともとは子供を堕胎するためにやってきたのだが、御手洗が命の尊さを説いて出産することになったのだ。そして生まれた子が純だった。御手洗は母親を助けてあげられなかったことを後悔しつつ、純の近くでホームレスとして暮らしていた。純が倒れているのを見て、救急処置をしなければ助からないと思い、医療行為をしてしまった。
純が再度、証言台に立った。そして、2回目の襲撃をやめようと仲間にいったことで仲間に襲われたのだった。御手洗は倒れている純に救急処置をしたのだが、純は仲間にやられたといえば自分が仲間外れにされると脅され、御手洗に襲われたと嘘をついてしまった。
この裁判を記者もずっと見ていた。
■最終回:第11話あらすじ
裁判官であるみちお(竹野内豊)が、元同僚の弁護士・青山(板谷由夏)と癒着し、無罪判決を出しているという告発記事が週刊誌に掲載された。そんな折、みちおを呼び出した日高(草刈民代)は、「地裁の裁判官の任期は10年。任期満了後にはほとんどが再任される。問題のある裁判官以外は――」と告げて……。
坂間(黒木華)は、日高がみちおを呼び出した理由を知ろうとした。しかしみちおは、カレー店を開くという話だけだったと嘘をつく。みちおの任期終了まであと3週間。再任は、最高裁裁判官会議の指名により内閣が任命するが、実質的にはみちおと因縁のある相手、香田健一郎(石丸謙二郎)が事務総長を務める最高裁事務総局の決定によるものだった。坂間や駒沢(小日向文世)は、ゴシップ記事の裏で何か大きな力が働いていると考え、みちおが職権発動している重過失致傷事件を検証し直すことに。
事件の被告人は大学生の笹岡庸介(菅原健)。自転車競技部に所属する笹岡は、大会に向けて深夜に自主練習をしていた際に、かなりのスピードを出していた上、左側通行を守らず、旅行から自宅へ帰ろうとしていた家族連れと衝突事故を起こす。その事故で、7歳の向井愛が意識不明の重体となっていた。笹岡は、左側通行を守っていたが、角を曲がる際にライトで視界を遮られ、さらに工事用のガードフェンスがあったために右側を走るしかなかったと主張していた。だが、検察の調べによれば、深夜に工事を行っていた記録は一切ないという。坂間は、大きな力で真実を捻じ曲げるなら司法はそれを許さない、と言ってみちおへの協力を申し出る。みちおは、そんな坂間に「この案件が最後になろうとも、僕はいつも通りやるよ」と返すが……。
フジテレビ 2021年4月スタート。毎週月曜日よる9時放送、「イチケイのカラス」。出演:竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、小日向文世、草刈民代、中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂、山崎育三郎、升毅、板谷由夏ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ichikei_cx」。
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