「花郎(ファラン)」第14話ネタバレあらすじと見どころ:アロを守るため…私が王だと名乗るのは?|全20話版
使節団を貧しさゆえ賊になってしまった新羅の民が、使節団の荷物を奪う!盗賊の一味と間違われたアロが…韓国ロマンチック時代劇「花郎<ファラン>」の第14話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、本作はDVDも好評発売・レンタル中で、作品公式サイトで予告動画が公開されている。
※以下【「花郎」を2倍楽しむ】で紹介した全24話版を20話版にリライトしたものです。【「花郎」を2倍楽しむ】では、ネタバレあり/なしのあらすじと見どころ、時代背景や豆知識などまとめて紹介している。
※原則、ムミョンを“ソヌ”と、彡麦宗を“ジディ”と表記。キャスト一覧は文末へ。
■第14話「私が王だ」
ソヌのつれない態度に傷つくアロは、ソヌが叔明(スンミョン)王女のために使節団に志願したのかと聞く。ソヌは、自分が傷つけたアロの腕に目をやり「申し訳なくて目を合わせられなかった」と本心を打ち明け、泣きべそをかくアロを抱きしめる。そんな2人の前に盗賊団が現れる。他の花郎も駆けつけるが、ジディはその正体が貧しい農民だと気づき、剣を抜いたスホを制止して彼らを逃がす。南扶余への贈り物が盗賊に奪われ、スホは新羅に引き返すべきだと提案するが、叔明王女は旅を続けようと決断する。
民を守る王になりたいジディらしい判断。だが、その判断を許せないスホがジディに殴りかかる。「殺してもよい民などいない」これこそが、ウィファに話したジディの理想の王の姿。この旅でジディは強くなれるのか?そしてこんなことをいうジディが、マンムンを殺害するはずがない!視聴者の声はソヌには届かない。
その頃、「強くなりたいから」と使節団に加わったジディを思い胸を痛める只召太后。アンジはそんな太后の診断を断り、賤民たちの治療に向かうと告げる。今もアンジを愛する太后は涙を流すが、なおも冷たい言葉で「これ以上会いたくない」と言われてしまう。立ち去るアンジの背中を涙で見送るしかない太后。
使節団一行は野宿することになるが、食糧調達が上手くいかない。その時、アロがカゴいっぱいの食料を手に入れてくる。持ち前の明るさと鍼で地元の民や使節団の皆とどんどん打ち解けていくアロ。叔明王女は命を狙った自分をも気遣うアロを不思議に思う。王女に自分を供にした理由を聞くアロは、答えない王女に、「ソヌは王ではない」というが、王女にとってもうそれはどうでも良くなっていた。王女は、ソヌを同行させたくてアロを利用したことを明かし、「ソヌを傍に置きたい」と、告げる。一方、「なぜアロなのか?」と聞くソヌに、「私にとって唯一かけがえのない人。だから必要だ」と答え、ソヌは「俺にとってアロは全て、必要だからではない。俺が生きている理由があいつだからだ」と告げる。
スホとパンリュも喧嘩をしながらも絆を深めていく。スホは妹スヨンとパンリュが好きあっていることを見抜いていた。一方、もう一組の兄妹のことを誤解しているジディ。火を守りながら話し込むソヌとジディ。「アロのような妹がいるソヌがうらやましく、アロが妹だということが気の毒だ」と、ソヌに話すジディこそが気の毒だ。野宿する羽目になった一行。その作業をソヌが采配するのが気に入らないパンリュだったが、ジディはソヌの統率力を認め、「もしお前が王なら…」という質問を投げかける。ソヌはどうこたえるのか?
その頃、新羅でもいろいろ問題が起きていた。郎徒のカンソンは、使節団が無事に戻れるわけがないといい、パオを怒らせる。また、仙門に呼び出しされ「ハンソンに花郎の資質がない」といわれた祖父は、ハンソンの代わりにタンセに罰を与える。そんな中、南扶余に贈るはずの盗まれた品々が、なぜかヨンシル邸に運び込まれ、ヨンシルはドゴに聖王の誕生日に間に合うように南扶余に運ぶように命じる。
今回は、異母兄弟であるタンセとハンソンの立ち位置を示すことで改めてカオス過ぎる新羅のカーストを見せつけられる。自分のために鞭打たれる異母兄への申し訳なさで涙を流すハンソンがかわいそうだ。
やがて一行は南扶余の昌(チャン)太子に謁見するが、新羅と和親する気のない太子は、一行を無視して食事を続ける。食事の後、貢物を要求するが、差し出すものなど何もない叔明王女は、貢物ではなく和親の品だと、小さな金の仏を渡す。そして、今同盟を解消すれば高句麗の属国となってしまうと、同盟の必要性を説く。毅然とした叔明王女に興味を持った昌太子は、国と国の和親は婚姻で成立するのが慣例だと告げる。戸惑う叔明王女をからかう王子は、使節団が贈り物を奪われたことを知っていると明かし、貢物と思われる品々を売った新羅の民を捕え、すでにその品々は手元にあると。両国間の和親か戦争かは、王女との対話にかかっていると告げる。
昌太子が叔明王女に言った「聖王の誕生日に今より広い南扶余の領土を贈る」という言葉は、暗に戦争の可能性、もしくは新羅領の割譲を匂わせていると考えていいだろう。ところで南扶余到着後、パンリュが落ち着かない。養父ヨンシルの手下のドゴをみて驚くパンリュ。ヨンシルから託された文は昌太子に渡せと命じられていた。
※太子とは、皇位または王位継承権のある王子のこと。
一方、アロは新羅からの難民の子どもの傷の手当てをしてやるが、泥棒の仲間だと誤解され捕らえられてしまう。これを聞いた花郎達が駆けつけ、彼らも投獄されてしまう。この一件は昌太子にも報告され、太子はたかが随行医員一人のために、花郎達が騒ぎを起こしたことを訝しがる。そして、花郎の中に王がいると、ヨンシルの文で知った昌太子は…。
獄中でも獄中の人達の健康状態を気にするアロはもはや本物の医師。
新羅。フィギョンが只召太后の前に現れ、王をアンジの息子として花郎に入れたのかと尋ね、ソヌが真興王なら帰国すれば譲位するように促す。太后は、あくまでもソヌはアンジの息子で、なぜそのソヌを王位に就ける必要があるのかと言い返す。その後、フィギョンはウィファに会って、花郎の中に本当に王がいるのかを確認し、答えないウィファに、真興は王の器か?他に適任がいれば替えるべきではないかと話す。
気になる人物フィギョン。彼の正体は、只召太后とその後ウィファとの会話で明らかになる。
南扶余。アロ一人のために騒動を起こした花郎たちに激怒する叔明。そのいら立ちが昌太子に受けた屈辱からきていることを悟ったソヌは、「屈辱を感じるなら戦うべき。民を思うなら戦うべき。正しく談判すべきだ」と告げる。すると王女は太子の元へ向かい、神国=新羅の民が罪を犯したとはいえ、殺すのはむごすぎると訴える。太子はそれなら「婚姻するか」と告げ、「婚約者がいる」と返す王女は、剣を太子の足元に突き刺し、「婚姻はしない、王を殺すことも許さない」と毅然と告げ、踵を返す。やがて昌太子はアロや新羅の民を牢獄から引きずり出し、王が名乗り出なければ彼らの命を奪うと花郎たちを脅迫する。ある人物が「私が王だ」と名乗り出る。
果たして、王だと名乗り出るのは誰か?
■キャスト⇒相関図
ソヌ/ムミョン役:パク・ソジュン
ジディ/彡麦宗/真興王役:パク・ヒョンシク
マンムン/ソヌ役:イ・グァンス
花郎
スホ役:ミンホ(SHINee)
ハンソン役:キム・テヒョン/V(BTS/防弾少年団)
パンリュ役:ト・ジハン
ヨウル役:チョ・ユヌ
郎徒
タンセ役:キム・ヒョンジュン
カンソン役:チャン・セヒョン
風月堂/キム・ウィファ役:ソン・ドンイル
只召太后:キム・ジス
ほか
◇公式サイト
【作品詳細】【「花郎」を2倍楽しむ】