「花郎(ファラン)」第19話ネタバレあらすじと見どころ:2人の王が夢見る神国の未来とは?|全20話版
ジディ(パク・ヒョンシク)が大臣たちの前で自分が王だと名乗り、ソヌ(パク・ソジュン)もまた自分が王位継承権を持つ聖骨だと知る!韓国ロマンチック時代劇「花郎<ファラン>」(全20話)の第7話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、本作はDVDも好評発売・レンタル中で、作品公式サイトで予告動画が公開されている。
※以下【「花郎」を2倍楽しむ】で紹介した全24話版を20話版にリライトしたものです。【「花郎」を2倍楽しむ】では、ネタバレあり/なしのあらすじと見どころ、時代背景や豆知識などまとめて紹介している。
※原則、ムミョンを“ソヌ”と、彡麦宗を“ジディ”と表記。キャスト一覧は文末へ。
■第19話「2人の王」
ジディは花郎たちを守るために王宮へ向かい、居並ぶ大臣たちの前で「私が神国(新羅)の王、真興王だ」と名乗る。その頃ソヌは、源花(ウォナ)として叔明(スンミョン)王女と共にナムモ王女の墓参りをするアロ救出に向かっていた。ソヌを見て驚き涙するアロに近づくソヌを、禁衛将ヒョンチュの兵が狙う。ソヌをかばったアロの胸に矢が突き刺さる。号泣するソヌをめがけてさらに飛ぶ矢を、「2人を守れ」と言う王命を受けた護衛武士パオが防ぐ。なおもソヌを追おうとするヒョンチュめがけて王女が矢を射って、ソヌを逃がす。
“22歳の花郎”から王命を受けた“中年護衛武士”に戻ったパオ。
ソヌはアロを抱えてアンジの元へ。アンジの治療でアロは一命をとりとめる。ソヌはアンジに事情を話し、意識のないアロに「お前と出会って初めて生まれたことに感謝した。俺の生きる理由がお前でよかった。すまない。そして愛してる」と口づけする。
王宮では、玉座に座るジディに、王と名乗るのが時期尚早だと、憤る只召太后。「私は前から王だった…これまでは母の陰で生きてこれたが、幸せでなかった。己の足で立つために、表に立ち、やり遂げるために来た。私が夢見る神国をこの手で造るために」と訴えるジディ。
一方ソヌは父を名乗ったフィギョンの元へ。そして、母が源花だったチュンジョンで、美しく民に慕われた徳高い人だったと聞く。源花は王室の脅威で、聖骨の子を身ごもったならなおさら。そんな彼女のお腹に宿ったのがソヌだった。「賤民の次は半分になり、そして今になって聖骨…」さすがのソヌもやりきれない思いに涙する。フィギョンは、「名もなきまま、王座とは無縁のまま自由に生きてほしかった。それがお前を守る最善の策だった」と告げるも、ソヌを見守ってきたフィギョンは、「民の心を知るお前こそが、混乱する神国を変える新たな王だ。お前を王にする準備が整った」と言う。
只召太后に刺され瀕死のチュンジョンがどのようにソヌを出産したのか、今話後半の回想シーンで描かれる。
ソヌを助けた叔明王女を責め立てた只召太后が倒れる。太后の侍女は、パク・ヨンシルの命令で10年にわたって微量の毒を入れた茶を太后飲ませており、もはや危篤状態になっていたのだ。キム・スプは禁衛将ヒョンチュの傷が治るまで、息子のスホを只召太后の護衛に就ける。
子ども扱いする只召に、「子供ではありません。太后を見て胸が高鳴るのですから」とどさくさに紛れて告白をするスホ。
風月主を罷免されたウィファが仙門を離れ、花郎たちは本物の真興王がジディだと知り大騒ぎ。その噂は世間にも広まり、都ではジディとソヌを比較する歌が流行する。ジディはアロが禁衛将の矢に射られたと聞き、胸を痛める。ヨンシルはジディの前で玉座に腰かけ、王を変えるつもりだと宣言する。ジディはヨンシルの不遜な態度に憤りつつ、自分の無力さを思い知らされる。そんなジディに叔明王女が、ソヌを手に入れたいから兄ジディとの婚礼をやめさせて欲しいと懇願する。
王衣をまとったジディをみて感無量のパオ。ジディとソヌを比較する歌は「花郎の中の花郎はジディ様、王の中の王はソヌ様」とジディにとって耳が痛い歌詞。これが原因で、ソヌとジディが争うことになるのか?そんな巷の歌が示唆したように、ヨンシルに見下されてもなす術のない力ない王ジディ。無礼なヨンシルを演じたのはキム・チャンワン(4話で詳しく紹介)。
ソヌは仙門を去ったウィファの元を訪れ、自分が王になれば新羅を変えられるだろうかと尋ねる。どんな王になりたいかと問うウィファに「守るべき民と、大切な人を守れる者。その名分が自分にあるなら王になる」と答えるソヌ。その頃フィギョンに接触したヨンシルは、その後ソヌを呼び出し、「王位に就ける手伝いをしてやろう」と告げるが、「選択するのは俺の方だ」と余裕で言い返すソヌ。
「名分が自分にあるなら、王になる」という言葉の後にソヌは何と続けるのか。最終回で明らかになるので想像してみよう。
さんざん王であるジディをコケにしたヨンシル。ソヌにも「私のことを嫌いだろうが…」と上から目線。ところが「あなたが思っているよりも」とソヌが一枚上手。今のところ、巷の歌のようにソヌとジディとでは器が違うようだが…。
意識の戻ったアロの前に叔明王女が現れ、ソヌを守れるのは自分だけだと告げる。「どんな言葉で揺さぶっても変わらない。大切な人は私が守ります」とソヌへの変わらない気持ちをぶつけるアロ。その頃只召太后は、ヨンシルに見下されたジディに、自分で蒔いた種だと怒りの言葉をぶつけ、ソヌへ傾く王女の気持ちを無視して「聖骨を守るために王女との結婚を急げ」と命令する。聞き入れないジディに「ソヌがフィギョンの子で、彼もまた王となる資格を持つ聖骨である」と教える。
アロの意識が戻ったと知ったソヌはアロの元へ駆けつけ抱きしめる。アロから信じる道を進んでといわれたソヌは、決心を固める。その頃、都で流行る歌を知ったジディは、ソヌを呼び出す。玉座を見つめるソヌに刀を向け「あそこに座りたいか」とジディ、その刀を跳ね除けたソヌもまた「お前が、玉座の主と思うか」とジディに刀を向ける。
王衣をまとったジディが素敵!特にソヌを玉座で待つ時の、光と影を生かした映像は飛び切り美しい。
■キャスト⇒相関図
ソヌ/ムミョン役:パク・ソジュン
ジディ/彡麦宗/真興王役:パク・ヒョンシク
マンムン/ソヌ役:イ・グァンス
花郎
スホ役:ミンホ(SHINee)
ハンソン役:キム・テヒョン/V(BTS/防弾少年団)
パンリュ役:ト・ジハン
ヨウル役:チョ・ユヌ
郎徒
タンセ役:キム・ヒョンジュン
カンソン役:チャン・セヒョン
風月堂/キム・ウィファ役:ソン・ドンイル
只召太后:キム・ジス
ほか
◇公式サイト
【作品詳細】【「花郎」を2倍楽しむ】