韓国ドラマ「君は私の春」第7-8話あらすじと見どころ:友達でもいいから隣にいたい
ダジョン、ヨンド、そしてチェイスは1992年ある日、ある場所で出会っていた!次々と明かされていく真実、そしてヨンドとダジョンの距離もどんどん縮まり…韓国tvN月・火ドラマ「君は私の春」7月26日、27日に放送した第7話と第8話の詳しいあらすじと見どころを紹介、本作は日本ではNetflixで独占配信している。
※ネタバレが気になる方は、先に見どころをご覧になって、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。
「君は私の春(너는 나의 봄)」(脚本:イ・ミナ、演出:チョン・ジヒョン)は、7歳の心の中に抱いたまま“大人”として生きていく彼らが殺人事件の発生したビルに集まって生きることから繰り広げられる物語を描くヒーリングロマンス。
【「君は私の春」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや、韓国での放送前の評判などまとめて紹介している。
■キャスト
カン・ダジョン役:ソ・ヒョンジン
チュ・ヨンド役:キム・ドンウク
チェ・ジュン/チェ・ジョンミン役:ユン・バク
イアン・ノーマン・チェイス役:ユン・バク
アン・ガヨン役:ナム・ギュリ
ほか
■第7話
ホテル。連絡が取れないとの連絡を受けて、イアン・チェイス医師の様子を見に部屋に入ったダジョンが、床に倒れたチェイスに声をかけると、夢と現実を混同した彼に首を絞められる。チェイスが正気に戻り、ダジョンは仕事に戻る。その頃ヨンドは、ウナを迎えに江陵まで行くというチョルドに頼まれてカフェを手伝うが、注文もろくに聞き取れず、ちょうど帰宅したダジョンが応援。2人がシロップを取りに倉庫へ。ダジョンの手首と首の痣(アザ)に気づいたヨンドは、ケガをさせた誰かに激しく腹を立てる。そして自分の怒りを持て余しながらも優しく軟膏を塗ってやる。
ヨンドとダジョンが互いに好意を持っていることに早くから気づいていたガヨンは、ヨンドとの結婚の経緯をダジョンに話し、迎えに来たトレーナーのジノと共にダジョンに挨拶もせずに部屋から出ていく。
2015年9月、心を深い傷を負ったガヨンは助けを求めてヨンドに会いに行った。ガヨンが自殺しようとしているのに気づいたヨンドは、自殺を思いとどまらせた。ガヨンは生きたくて、ヨンドはそんなガヨンを救いたくて結婚したのだった。1年後、ガヨンは元気になった。ガヨンはヨンドを好きになったが、「それは恋愛感情ではない」と、ヨンドは彼女に触れることなく、二人は離婚したのだった。
ダジョンに謝罪したチェイスは、気まずい雰囲気を晴らすために、自分の嫌な思い出を話すダジョンの言葉に感謝しながらも、辛い過去を思い出す。そしてダジョンに黙ってホテルを引き上げる。
1992年12月。双子として生まれたチェイスは名前も付けてもらえずに育った。そして違法養子縁組する児童養護施設「ナヌムジェイル祈祷院」に売られた。連続殺人の被害者の一人キム・ミョンジャはその祈祷院で子供たちを虐待していた。そして同じころ、ヨンドもまたここに預けられており、少年時代のチェイスと言葉を交わしていたのだった。
ある日のパク刑事の病室。外来診察を手伝うヨンドがコ刑事たちと“2003年ミョンジャ殺人事件”について話をしていた。ジョンミンの殺人告白遺書に彼女の殺害動機が書かれてなかったために、無差別殺人だと思われていたが、彼女の夫から預かった集合写真に写る少年がチェイスなら、ミョンジャ殺害の動機が虐待かもしれない。
ある患者の様子が気になり様子を見に行ったヨンドは、患者の無事を見届けるが、激しい雨に打たれたために高熱で倒れてしまう。ヨンドの医院の看護師ミギョンから遠回しにヨンドが入院していたことを聞いたダジョンは、ヨンドのマンションに駆けつける。ヨンドについて何も知らないと文句を言うダジョンに、家族のこと、精神科医を目指した理由、心臓移植を受けたことを話すヨンド。そして移植を受けた者の10年後の生存率は50%程度だと話し、こんなことを打ち明けたのはダジョンが好きになったからだと言いながらも、将来の約束ができないヨンドは、愛の告白ではなく友達申請をする。いったんは帰路についたダジョンだが…。
チェイスはいったいどんな悪夢を見たのか?江陵、ダジョンが幼い頃、独特の絵本の解説をしたミラン(1話)が、傷ついたウナにどう寄り添い、どんな“いい話”を聞かせるのか?一方、倉庫でダジョンのケガに気づいて出ていくヨンド。大きな音を立てて扉を閉まった後、わざわざ「乱暴に閉めたわけじゃない。風のせいだ」と言いに戻る。とことん優しいヨンドに胸キュン必至。本作は映画の話題も多く出てくるが、「軟膏を塗ってもらうときには誰もがおとなしくなる」と、『犯罪都市』と主演のマブリーことマ・ドンソクの名前がダジョンのセリフに出てくる。これに対してヨンドが「痛むか?私も痛い」と返すが、これは「チェオクの剣」でイ・ソジンが無茶をしたハ・ジウォンに言う第1話の名セリフ。
今回はアン・ガヨン扮するナム・ギュリの雨の中の熱演にも注目。ガヨンとヨンドの結婚式の日。トレーナーのジノが獣医ハヌルに好意を持つ出来事があったようだ。当日、ハヌルは何をしたのか?
■第8話
ダジョンはバスに乗ることができずにヨンドの元へ戻り、ヨンドを抱きしめる。「あの夜あなたが抱きしめたのは兄を失った11歳の僕であり、患者を失った26歳の僕であり、迷惑をかけたくなくてあなたを失う決心をした愚かな今の僕だった」と、心で語ったヨンドも、優しくダジョンを抱きしめる。
ダジョンはヨンドとの友情についての話を、ヨンドが出演しているラジオ番組に投稿する。互いに好意を持つ2人が友達になれるのでしょうか?という内容。コメントに詰まるヨンドに代わってプロデューサーは「その男はクソだ」と言い、300を超えるリスナーからもほとんどが友達宣言した男を非難するもの。ヨンドは「自分の隣にいたらケガをするから、安全なところに行ってという意味だと思っていました」とフォローし、「友達でもいいから隣にいたい」と続ける。帰宅するヨンドを待ち伏せするダジョンは、「友達になるのはイヤだとは言わない。私もチュ・ヨンドさんが好きになったとは今は言わない。永遠の約束なんていらない…2時間の映画は2時間が永遠です。それで充分」と告げる。
ちびっ子宿泊客のおかげでダジョンと再会したチェイスは、平凡で幸せなひと時を過ごす。韓国式の愛情込めた名前の呼び方をダジョンから教わったチェイスは、名前すらなかった幼少期を思い出す。その後、医療チームに選ばれたのが、手術の邪魔をするためだと知りショックを受ける。病院でチェイスを見かけたヨンドが声をかける。幼少期に短期間チャンビ洞の児童養護施設にいたが、最近、当時の写真を見たと話す。そしてその写真がチェ・ジョンミン事件の証拠品だったと明かし、写真や施設に対して記憶していることはないかと尋ねる。視線を逸らしたり、ボールペンを落としたりして、不快感を露わにしてしらを切るチェイス。ヨンドは、彼が嘘をついていると見抜き、その後行った特別講義で、「医療陣をだます患者の行動の一例」として、チェイスが自分の前でボールペンを落としたりした行動を例に挙げる。その様子をチェイスが講義室の外で聞いていた。、
そんな中、プンジ公園でホームレスが襲われる事件が起こる。一方、屋上ベランダでダジョンとウナが食事中に、ガヨンが闖入。ダジョンの取り合いをしていた2人だが、ウナがパトリックのファンと分かり意気投合する。解散の後、ダジョンがお皿を割った音に気付いてやってきたヨンドは、ガヨン演出のクッキー2枚を見る。照れて弁解しようとするダジョンがヨンドのシャツを引っ張り、ボタンが取れてしまう。
ある夜、ダジョンを呼び出したチェイスは待ち合わせの99ビル1階カフェへ。チェイスが一瞬席を離れたすきに、テーブルに紙の花を見つける。紙の花を手に取ったとき、ダジョンがやってきて…。
冒頭、こんなにも癒されるハグを初めて見た。その後のハヌルのハグに続いて、いくつもの優しいハグ。そして最後は、ヨンドのアドバイスが功を奏したようで、ガヨンとパトリックとのハグ。ヨンドへの接し方に悩むミラン。そんなミランに息子のテジョンが『ジョン・ウィック』という映画の話をするが、これは2014年に公開されたキアヌ・リーブス主演のアメリカ映画。引退した凄腕の殺し屋の復讐劇を描くアクション映画だ。スンウォンとハヌルたちの妄想“粥キス”、“涙の抱擁”、“ラブシーン”にあわせた再現ドラマが笑える。ところで、軟弱に見えるハヌルは意外とスポーツ万能。ハヌルとスポーツトレーナージノとの関係も気になる。ところで、チェイス自身も気づいていた、警察とは別のもう一人の尾行者は誰なのか?そしてホームレスに危害を加えた人物は?テーブルに紙の花を置いたのは?
「君は私の春」は7月5日から、毎週月・火曜夜9時から、韓国ケーブルテレビtvNで放送、日本ではNetflixで独占配信している。
◇tvN「너는 나의 봄」番組サイト
◇Youtube|日本Nefflix版予告動画
【作品詳細】【「君は私の春」を2倍楽しむ】