Netflix「D.P. -脱走兵追跡官-」配信前に原作『D.P 犬の日』を無料でチェック
チョン・ヘイン主演のNetflixオリジナルドラマ「D.P. -脱走兵追跡官-」が明日8月27日(金)より独占配信開始となるが、原作となる人気WEB漫画『D.P 개의 날(犬の日)』(キム・ボトン著)が、韓国LEZHIN(レジン)コミックスで一部無料試読できる。マンガ版予告動画もYoutubeにて公開中だ。
※WEB漫画は韓国語のみ。試読には会員登録など必要で、注意書きなども全て韓国語のみなのでご注意を。2021年8月26日現在、第7話まで無料試読可能。
Netflixでは本作を「D.P.-脱走追跡官-」というタイトルにて、明日8月27日(金)より全世界190カ国以上に向けて独占配信される。
『D.P 犬の日』は、ごく普通の二等兵アン・ジュノが、ある日突然D.Pに配属されて、脱走兵たちを追跡する中で彼らと向き合うようになる”青春の混乱”と”人権”を描く作品。タイトルの“D.P.”とはDeserter Pursuit=脱走兵追及の略で、陸軍憲兵隊傘下の軍務離脱逮捕組意味する。軍内で起こる苛酷な行為と人権問題をリアルに描く。
※【「D.P.-脱走追跡官-」を2倍楽しむ】では、ドラマ詳細、各話のあらすじや見どころ、キャスト、原作などまとめて紹介。
原作版では、「プロローグ」として極々平凡なアン・ジュノがなぜD.P.になったのかが描かれる。それがどんな任務なのか、脱走兵自体にも全く関心がない。ただ、過酷な軍生活から抜け出して外の世界に出たいだけ、そうでなければ自分が脱走してしまうと考え、上司からの打診に適当の答えでこの任務引き受けるまでが描かれる。
●プロローグ詳細⇒チョン・ヘインはなぜ“D.P.兵”になったのか?
「第1話 僕は、そして君は」では、「年間で何名の脱走兵(脱営兵)が発生するのを人々は知らない」から始まる。現在、軍人は約60万名、毎年30万名が除隊し、30万名が入隊する。年平均の脱走兵の数は約700名。約900名あたり1名が脱走する計算で多いといえば多く、少ないといえば少ない数だ。アン・ジュノはもちろん、多くの人々がD.P.という存在を知らず、脱走した当人たちも知らないこの任務をスタートさせ、まずは1名の脱走兵を確保する。
「第2話 我々の居場所」は、軍部に戻って脱走兵逮捕の報告から始まる。PC房(ネットカフェ)で逮捕したことを報告。上司からは逮捕時に「殴ってはいけない、何より安全第一。特に人目のある所では細心の注意」との忠告を受ける。軍内でも自分たちがD.P.だということを内密にしなければならないアン・ジュノは、自分の立ち位置に悩み始める。
以降、任務に就いて4か月、その間6件の脱走兵を逮捕したアン・ジュノたちを描く「第3話 ※カムルチ釣り」から「第4話 孤独」「第5話 ゴミ人間」「第6話 罪人」「第7話 元の場所」まで無料試読できる。(8月26日現在)
※スズキ目・タイワンドジョウ科に分類される魚の一種。
「愛の不時着」では北朝鮮の軍の様子がコミカルに描かれたが、累積閲覧数が約1000万ビューを超えた本作は韓国陸軍のリアルを描いている。
キム・ボトン作家にとって2作目の長編漫画となる本作。キム作家自身が「気軽に読める作品ではない」とあとがきで語っているように、兵役をよく知る人や体験者にとっては辛い記憶を思い出させる描写もあり、「現実はこんなものではない」といった声もあるようだが、軍の様子や上官との敬礼、報告のやり方、所属捜査官は普段、私服だという軍隊あるあるなども紹介されており、日本人の知らない韓国の軍生活の一端がのぞき見できる貴重な一作だ。また、セリフについても軍用語が多用されているために漢字語が多いが、日本人にとってはむしろ理解しやすいかも。韓国での会話に多い縮約語も多用されており、説明もしてくれるので、ハングル(韓国語)を勉強している学習用としても活用できそうだ。
すでに12年前に兵役を済ませたチョン・ヘインが本作をどう演じるのか?ドラマ版への期待が高まる。
※ドラマ「D.P.-脱走追跡官-」は明日8月27日(金)より、全世界190カ国以上に向けて独占配信する。
ドラマ版詳細はこちらで紹介。
◇韓国LEZHIN(レジン)コミックス
◇Youtube|原作予告動画
◇Youtube|ドラマ予告動画
【作品詳細】【「D.P.」を2倍楽しむ】