NHK「アンという名の少女2」第9話あらすじと見どころ:かつてのわれらは今のわれら

2023年07月18日10時19分ドラマ
©2018 Northwood Anne Inc.

NHKBSプレミアムにて7月24日放送予定の「アンという名の少女」シーズン2(全10話)第9話では、親切のつもりで学友たちの情報をステイシー先生に話すアンだが…詳しいあらすじと見どころを紹介、番組サイトで予告動画が公開中だ。

「アンという名の少女」は、世界中で愛されるカナダの小説家ルーシー・モード・モンゴメリによる不朽の名作『赤毛のアン』をNetflixとカナダCBCが共同でドラマ化。2017年~2019年にかけてシーズン3までCBC放送、配信され、2021年現在、Netflixにて全シーズン独占配信中だ。

※シーズン1~3作品紹介は【作品紹介】で、シーズン1~シーズン2(場面写真付き)の各話のネタバレあらすじと見どころは【「アンという名の少女」を2倍楽しむ】でまとめて紹介している。



■第9話「かつてのわれらは今のわれら」
斬新な教育法を携え、原動機付き自転車に乗った女性教師ミュリエル・ステイシーがやって来た。「進歩的な母親の会」はステイシー先生を問題視するが、アンは「心が通じ合う気がする」と先生に憧れを抱く。親切のつもりでクラスメイトについて先生に話すが、先生から「他人のプライバシーは尊重すべき」と注意される。ギルバートは医学部を目指すために先生から特別に勉強を見てもらうことに。

女性教師の噂を聞きつけたリンド夫人はマリラと共にステイシー先生宅を訪れ、教育者らしいふるまいをするようにと忠告する。

慣れない生活に戸惑うバッシュは、学業にまい進するギルバートに取り残された気持ちになって、ボグ地区に暮らすメアリーに会いに行く。

アンが気にかけていた尻尾の黒いキツネをビリーが銃で撃とうとしていて、マシューまでもがキツネの罠を仕掛けているのを知ったアンは心配でたまらない。宿題の作文を書きながら一晩中外を気にして睡眠不足。翌朝、うっかりランプを落として作文を燃やしてしまう。先生への説明のために一緒に登校したマリラは、科学実験の授業を見て感心する。だがそこにリンド夫人と進歩的な母親の会の母親たちが現れ、実験授業は危険だと苦言を呈する。

アンは、マリラとステイシー先生を森の空き家に案内して、コールがいじめを理由に登校拒否をしていることを話す。翌朝、先生はコールの家を訪れて相談に乗ろうとするが、コールが学校に行っていないことを知った母親は激怒する。コールは家を飛び出し森へ。アンに怒りをぶつけるが、2人は空き家が壊されているのをみてショックを受ける。現場に落ちていたマフラーを見てビリーの仕業だと気づいたコールは、学校でビリーに殴りかかり、ストーブにぶつかったビリーは耳をやけどしてしまう。

髪をヘアバンドで固め、ズボンを穿き、骨格があるからとコールセットを着けない。そんなステイシー先生の恰好に目が点になる母親たちは、とても「進歩的な母親」とは思えない、かなり頭が固い。一方、親切のつもりで学友たちの情報をステイシー先生に話すアンが、先生から出された反省の宿題は「うわさの危うさと他人を思いやることの大切さ」についての作文。この作文は噂好きのリンド夫人にも書かせたいものだ。ところで今回のアンのイライラはいつにもまして激しい。これは先生に好かれたいという気持ちに相反して嫌われたという自己嫌悪と、将来の夢を見つけたギルバートへのライバル心から。
ステイシー先生のじゃがいもを使った電気の科学実験が興味深い。目をキラキラさせる生徒たち以上に、目を輝かせたのはマリラ。先生を問題視するリンド夫人や「進歩的な母親の会」のメンバーと対立することになるのか?
ところで森の空き家「物語クラブの小屋」は、すっかりコールの粘土彫刻の展示場になっている。


原題:Anne with an “E”
制作:2018年 カナダ

■キャスト
アン・シャーリー:エイミーベス・マクナルティ(上田真紗子)
マリラ・カスバート:ジェラルディン・ジェームズ(一柳みる)
マシュー・カスバート(R・H・トムソン(浦山迅)
ダイアナ・バリー:ダリラ・ベラ(米倉希代子)
ギルバート・ブライス:ルーカス・ジェイド・ズマン(金本涼輔)
レイチェル・リンド:コリーン・コスロ(堀越真己)
ジェリー・ベイナード:エイメリック・ジェット・モンタズ(霧生晃司)
 ほか

NHK「アンという名の少女」番組公式サイト
 2023年5月29日スタート 月曜22:00-22:45 NHKBSプレミアム
 2021年9月12日-11月21 日曜23:00-
Youtube予告動画

【作品紹介】【「アンという名の少女」を2倍楽しむ】【「シーズン2」各話あらすじ】