11月12日より試合が始まったフィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦「NHK杯」の初日、各競技のショートプログラムが実施され、日本勢が大活躍をした！男子シングルでは、宇野が1位となり、女子シングルでは坂本花織が1位、紀平梨花の代役で出場した河辺愛菜が3回転半を決めて2位に入った！松生理乃は7位、りくりゅうペアこと三浦璃来＆木原龍一は3位、アイスダンスは村元哉中＆髙橋大輔が6位、小松原美里＆小松原尊が7位での発進となった！2日目の模様は11月13日よりNHK総合、BS1にて放送される！NHK杯特設サイトでは各選手のインタビュー動画が公開されている。



6カ国を転戦するグランプリシリーズの第4戦、NHK杯が11月12日から開催された。男子シングルの羽生結弦、女子シングルの紀平梨花に続き、ロシアのトルソワも棄権というエース級の相次ぐ欠場が発表された。更に、女子シングルではロシアのウサチョワが6分間練習で怪我をしてしまうというアクシデントに見舞われ女子シングルは9名での勝負となった。

最初に実施されたペアでは、スケートアメリカに続いての活躍が期待されている三浦璃来＆木原龍一は、ノーミスで三回転ツイストリフトとデススパイラルがレベル3となったが、以外はレベル4となり、73.98で3位に食い込んだ。また、アイスダンスは、日本勢が2組登場し、オリンピック出場枠1をめぐる争いがスタートした。最初に登場した村元哉中＆髙橋大輔は得意の表現力を活かして和の魅力を存分に見せた。二人の距離が近い状態で滑るツイズルもぴったりと決まった。フリーでの4つのリフトが課題となるが、現時点6位につけている。アイスダンスとしてはカナダイの二人よりもずっと経験のある小松原美里＆小松原尊はディスコミュージックに乗って楽しげに踊り、自己ベストを更新したものの悔しい7位となった。

女子シングルでは最初に登場した松生理乃は3回転半を回避した構成で臨み、63.34点で7位にとどまった。2番手に登場したのは、紀平の代役で出場を勝ち取った河辺愛菜だが、冒頭の3回転半を決めると続く3回転ルッツ＋3回転トーループを決めて前半2つのジャンプですでに20点以上を稼ぎ出した。3つ目のジャンプはエッジエラーをとられたことで点数が伸びなかったが合計73.88点で自己ベストを8点近く上回る点をたたき出して2位に入った。最終滑走となった坂本香織はほぼ完ぺきな滑りで76.55点のトップにたった。トルソワの欠場、ウサチョワの直前の怪我により、ロシア勢が一人もいないという状況となったNHK杯。日本人勢の表彰台のチャンスも大きくなったと思われ、13日のフリー演技が楽しみとなる。

男子シングルは、宇野昌磨とビンセント・ジョウの一騎打ちが予想されていた。スケートアメリカで1位、2位だったが、ショートプログラムは、宇野がすべての要素をきめて、102.5で一人だけ100点台をたたき出してスケートアメリカで1位となったビンセント・ジョウを押さえて1位となった。SPではコンビネーションにミスがでたが、フリーでは完璧な演技をしたいと話している。また、3位には韓国のチェ・ジェンファンが入り表彰台を目指す。羽生結弦の代わりに出場となった山本草太は6位、三浦佳生は8位につけている。

男女とも1位を日本人がとれるか、ペアでファイナル出場を勝ち取れるか、アイスダンスの勝敗の行方は？気になる2日目は13日午後からスタートする。

■グランプリ第4戦・NHK杯　放送スケジュール
11月13日　BS1　午前9:00　女子シングル・ショートプログラム
11月13日　BS1　午前10:00　男子シングル・ショートプログラム
11月13日　BS1　午後0:15　ペア・フリー（LIVE)
11月13日　総合　午後2:40　アイスダンス・フリーダンス／女子シングル・フリー（LIVE)
11月13日　総合　午後7:30　男子シングル・フリー（LIVE)

11月14日　BS1　午前9:00　２０２１ＮＨＫ杯フィギュア
11月14日　BS1　午前10:00　男子シングル・フリー
11月14日　総合　午後1:05　エキシビション（LIVE)

11月28日　総合　午後1:50　２０２１ＮＨＫ杯フィギュア総集編

◇NHK杯特設サイト
◇国際スケート連盟公式YouTubeチャンネル　Skating ISU