「青天を衝け」第39話慶喜公伝編纂へ!吉沢と草彅の掛け合いに注目!第38話ネタバレあらすじと予告動画

2021年12月06日22時00分ドラマ
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栄一(吉沢亮)がルーズベルト米大統領に面会!そして念願の慶喜(草彅剛)の伝記編纂にとりかかる!吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)12月12日(日)放送の第39話「栄一と戦争」、前回第38話「栄一の嫡男」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



12月5日放送の第38話では、東京開市三百年祭が開かれ苦楽を共にした旧幕臣が集結、栄一たちは徳川斉昭の口癖であった「快なり!」の掛け声と共に盃を交わした。しかし慶喜は未だ朝敵の汚名を被ったまま表の世界には出てこようとしなかった。そんな慶喜が最愛の妻・美賀子(川栄李奈)を乳がんで亡くしてしまう。優しい妻の死を前に、草彅剛演じる慶喜は無言の佇まいを見せ深い悲しみを表現。視聴者の感動を誘った。

一方、栄一の躍進は止まらず、製紙や銀行だけでなく、教育、福祉にも尽力し功績を上げていく。そんな偉大な父の影でプレッシャーを感じる嫡男・篤二(泉澤祐希)は姉・歌子(小野莉奈)から厳しく躾けられるも大好きな芸者遊びを止められずにいた。父親からの愛情に飢えながらも放蕩を繰り返す篤二を、泉澤祐希が“やさぐれ感”抜群に演じ注目を集めた。そして篤二に手を焼く栄一は突き放す態度をとる一方、自分は忙しい合間を縫って慶喜の伝記を作ることを諦めないと宣言するのだった。

そして12月12日に放送される第39話では、日露戦争が勃発、日本の軍事力は注目を浴びるようになる。戦争に向けて財政面の協力に尽力する栄一は無理がたたり倒れてしまうが、それをきっかけに慶喜が自身の自伝編纂を承諾!栄一たちが念願の慶喜汚名返上へ動き出す。12月26日の最終回まで残りわずかとなり、珠玉の主従関係を見せる吉沢亮と草彅剛の掛け合いは見逃せない!

■慶喜に魅了された篤二
趣味は義太夫、清元、小唄、写真、記録映画に乗馬と多彩な顔を持つ男、渋沢篤二。「二本近代の父」と呼ばれ、今に残る日本の産業の礎を築いた渋沢栄一を父に持ち、周囲から期待をかけられていた。しかしその重圧に耐えきれず次第に趣味へ逃げるようになり、さらに芸者遊びが災いして、妻子を置いて芸者・玉蝶と出奔し廃嫡となってしまう幻の後継者だ。

そんな篤二が魅了されたのが、栄一の主君であった徳川慶喜だった。静岡から巣鴨の邸宅に居を移した慶喜は、油絵や写真などの趣味に時間を費やしていた。「徳川慶喜公伝」の編纂を通じて慶喜と親しくなった篤二はその自由な生き方に魅了されていったという。火遊びが災いして残念ながら篤二は廃嫡となったが、実際の栄一もかなりの女好きであったと言われている。親子揃って女好きで慶喜好きは共通していた点だったようだ。


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■前回(第38話)ネタバレあらすじ
日本国憲法が発布され、近代国家になった日本において江戸の世が再評価される機運が高まり、明治22年(1889年)上野で徳川家康が江戸城に入って300年の節目を祝う東京開市三百年祭が盛大に行われた。栄一は昭武(板垣李光人)や栗本鋤雲(池内万作)をはじめ旧幕臣たちと再会を果たし旧交を温めた。この頃の栄一は銀行業を中心に製紙、紡績、鉄鋼、建築、食品、電力、造船など多くの産業に関わり、教育施設や福祉施設の充実にも力を注いでいた。養育院の寄付を募る慈善会会長は兼子(大島優子)が務めていた。

渋沢家では、栄一の子供たちはれそれぞれ結婚し、新たな家族が増えていた。そして大内くに(仁村紗和)は、新たな人生を送りたいと渋沢家を出ることになった。そんな中、東京養育院への寄付を目的としたバザーで、栄一はやす(木村佳乃)と川村恵十郎(波岡一喜)に会った。やすは“徳川を終わらせた”と未だに汚名を被せられる慶喜を思い、円四郎(堤真一)が今の慶喜を見たらどう思うのだろうかと心を痛めるのだった。

明治23年(1890年)、初めて衆議院議員選挙が行われ、その際栄一も貴族院議員に選出された。しかしこの頃、歌子夫妻のもとで暮らしていた嫡男の篤二は毎晩のように芸者遊びを繰り返し、歌子が何度注意しても素行の悪さは直ることはなかった。その為、歌子の夫の陳重(田村健太郎)は栄一に篤二の生活を改めさせたいと熊本の学校に送ることを相談しにやって来た。栄一はそれを承諾し、篤二は熊本の学校で寮生活を送るのだが、今度は芸者と駆け落ちして騒動を起こしてしまった。

篤二は血洗島で謹慎を言い渡され、栄一の妹、てい(藤野涼子)のもとで暮らし始めたが、栄一は篤二に会おうとはしなかった。篤二はていに、10歳の頃に千代を亡くした時、栄一と庭の草むしりをした話を打ち明けた。「良いことをすれば母の病気は治る」と栄一に言われ、一緒に草むしりをしたのが篤二にとって父との唯一の楽しい思い出だった。それから篤二は藍作りの手伝いをし、謹慎の後、華族の娘の敦子(藤松祥子)と結婚することとなった。

ある日、栄一が馬車で移動しているところを暴漢に襲われる事件が起こった。幸い軽傷で済み、すぐに暴漢も逮捕されたが、栄一は舶来品より質の劣る国産の水道管を使わなかったことで恨みを買ったのだろうと推測した。栄一はただ水を清潔に保ち、コレラから救える命があると思った為だった。一方、乳がんを患っていた慶喜の妻・美賀子は、東京で療養していたが徳川家達邸で息を引き取った。

明治27年(1894年)、日清戦争が勃発した。富国強兵を進めていた日本が次々と勝利を納め、栄一は祝辞を述べるために天皇が大本営を置く広島に赴いた。その途中、静岡に立ち寄った栄一は慶喜の元を訪れ、慶喜の伝記を作りたいと申し出た。世の中が変わってしまう前に、慶喜の偉業を後世に残したいと説得するが、慶喜は首を立てに振ることはなかった。そして明治28年(1895年)に日本が日清戦争に勝利した2年後、慶喜がおよそ30年ぶりに東京に戻って来た。慶喜は巣鴨の邸宅で栄一、兼子、そして篤二夫妻に迎えられたのだった。

■第39話「栄一と戦争」
慶喜の功績を後世に伝えることを諦めないと誓った栄一は、日本の経済界をけん引するひとりとして躍進を続け、ついにアメリカのホワイトハウスでルーズベルト大統領と面会することとなる。しかし、軍事力は評価されても経済面における評価は低かった。

そして日清戦争に続き、日露戦争が勃発し、栄一は財界の代表としてバックアップを要求される。そこで栄一は公債購入を促す演説を行うが、その直後突然倒れてしまう。栄一を見舞いに来た慶喜は、涙ながらに「生きていてくれたら何でも話そう」と約束。ついに栄一たちは慶喜の伝記編纂に取り掛かることになる。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第39話は12月12日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/高良健吾/大島優子/泉澤祐希/川栄李奈/草彅剛ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第39話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト
★U-NEXTで放送当日、午後9時から配信★


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