ヤマダ電機も参入、拡大続くリサイクル店-テレ東ニュース動画
スーパーや百貨店など小売業全般がさえない中で、市場拡大を続けているリサイクル店の最新事情をリポートした特集(3月4日放送)の動画が、テレビ東京・Emorningの公式サイトに配信されている。
千葉県の大型リサイクルショップでは、豊富なアイテムをそろえるだけでなく、買い物客が無料で利用できるマッサージチェアやキッズルームなどを設置。他にも様々な施設を店舗内に設置し、客の滞在時間を少しでも長くする工夫を凝らしたことで、購買客数は前年比7割増の効果があったという。
リサイクル業界は、新品と比べて値段が安いことや、ハイスペックを要求しない消費者にとっては合理的というメリットもあり、不況の波を逆手にとれていることが強みになっている側面がある。さらに最近強くなっている環境志向も影響があるようだ。
これに目を付けた一社が、家電量販店最大手のヤマダ電機。通常店舗で販売していた型落ち製品「新古家電」を、当初の販売価格の約3割減で提供している。またヤマダ電機で買い換え客から下取りした中古品なども、破格値で販売している。
新品を扱う通常店舗との客の食い合いも懸念されるが、リユース品の購買客と新品を買う客とでは考え方などが根本的に違うことから、バッティングはあまり起きないのだという。
ほかにも、消費不況を巧みにくぐり抜けるからくりが、リサイクル市場拡大の裏にあるという。
どこまで伸びる? 「リサイクル」 テレビ東京・Emorning