【2022年大河ドラマ】三谷幸喜脚本、小栗旬主演!NHK「鎌倉殿の13人」1月9日始動!予告動画公開
「青天を衝け」の後を受けて、2022年1月9日(日)から放送されるNHK大河ドラマ第61作目は主演小栗旬、脚本三谷幸喜で送る「鎌倉殿の13人」!華やかな源平合戦の末、誕生する鎌倉幕府!二代執権を担い、鎌倉幕府の基盤を固めた男、北条義時(小栗旬)の物語が幕を開ける!NHK番組公式サイトでは予告動画が公開中だ。
2022年度のNHK大河ドラマはスリルと興奮の鎌倉幕府誕生の物語「鎌倉殿の13人」。“鎌倉殿”とは将軍を意味し、タイトルにある“13人”は鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の死後、2代目将軍を引き継いだ頼家を支えるために発足された「十三人の合議制」を構成した御家人たちのことを指す。物語はその中でも頼朝の右腕として働き、最年少である主人公の義時が、周囲に振り回されながらも最終的には最高権力者になっていく様を描いていく。
脚本を担当するのは「新選組!」(2004年)「真田丸」(2016年)に続き、3度目の大河ドラマとなる三谷幸喜だ。三谷は、多くの登場人物が巧妙に絡み合う人間模様をコミカルに描く名手で、これまでも映画『優しい12人の日本人』(1991年)や『清州会議』(2013年)、など登場人物たちが奮闘する姿をユーモアたっぷりに描いて来た。さらに史実には残っていないが「あったかもしれない」エピソードを盛り込むのも三谷脚本の魅力のひとつ。「新選組!」の近藤勇と桂小五郎、坂本龍馬が黒船を見に行くシーンや、「真田丸」の想像を超えた“伊賀越え”は話題となったが、今回もそんな面白エピソードが飛び出るか期待したい。
そして主人公、北条義時を演じるのは今回初の大河ドラマ主演を務める小栗旬。義時は弱小豪族の次男でありながら姉の政子が源頼朝の妻となったことから運命が一変。頼朝のもとですべてを学び、支えながら武士の世の中を盤石にした男だ。小栗といえば12月12日に最終回を迎えたTBS日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」で日本沈没という未曾有の危機に立ち向かう環境省の官僚、天海啓示役で熱い演技を見せ話題に。そして2022年は大河の主役と続き勢力的に活動する小栗だが、頼朝を取り巻くクセの強い武士たちをまとめあげ、「巻き込まれ型」の主人公、義時をどう演じるのかが見どころとなる。
また、キーパーソンとなる頼朝を演じるのは「龍馬伝」(2010年)「真田丸」に続き、3度目の大河出演となる大泉洋。頼朝は一族である源氏を平家に滅ぼされ伊豆へ流罪になる悲運の貴公子でありながら、周囲の御家人たちの支えで鎌倉幕府初代将軍まで上り詰めていく。役者を想像してセリフを書く“当て書き”を得意とする三谷が「御家人の間で思い悩む姿に重点を置いた」と語る頼朝像を、コミカルな演技に定評がある大泉洋がどう表現するのかも注目したい。
さらに尼将軍として活躍する北条政子役に小池栄子、頼朝最愛の弟・義経に菅田将暉、義時の初恋相手で頼朝の最初の妻・八重を新垣結衣、源氏の宿敵・平清盛を松平健、後白河法皇を西田敏行が演じる。また、宮沢りえ、坂東彌十郎、片岡愛之助、中川大志など大河ならではの豪華俳優たちが集結した。他にも梶原善、八嶋智人、小林隆、浅野和之、佐藤浩市、鈴木京香、山本耕史など三谷作品常連の俳優も出演することになっており、三谷ワールド炸裂となるか期待が高まる。
ちなみに、タイトルになっている「13人」の御家人たちの名前は、比企能員(ひきよしかず)、梶原景時(かじわらかげとき)、和田義盛(わだよしもり)、中原親能(なかはらちかよし)、二階堂行政(にかいどうゆきまさ)、大江広元(おおえひろもと)、北条時政(ほうじょうときまさ)、北条義時(ほうじょうよしとき)、八田知家(はったともいえ)、安達影盛(あだちかげもり)、三浦義澄(みうらよしずみ)、足立遠元(あだちとうもと)、三善康信(みよしやすのぶ)。三谷によるとそれぞれの名前の頭文字をとって「ほっぺたが網み網みになっている、ひかわなにおさん」と覚えると、今は知らない人物ばかりでも来年の暮れまでには覚えられるかもしれないらしい。今後登場する13人の御家人たちに是非注目して頂きたい。
■物語
舞台は平清盛が政権を握る平安時代末期。北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。しかし流罪となりやってきた源氏のプリンス、源頼朝が姉・政子との結婚をきっかけに義時の人生が動き出す。1180年、頼朝は関東武士団を作り平家に反旗を翻す計画を立てる。北条家はその無謀ともいえる大博打に乗り、頼朝第一の側近となった義時は次第に頭角を現し、命を懸けた政治工作で平家一門を打ち破る。
そして、鎌倉幕府を開いた頼朝だったが、その絶頂の時に謎の死を遂げる。そんな偉大な父を超えようと奮起し、もがき苦しむ二代将軍・頼家。さらにお飾りに徹して命を繋ごうとする三代将軍・実朝。頼朝亡き後に将軍の指導を目的として御家人13人で発足された「十三人の合議制」だが、彼らのパワーゲームにより将軍の首は挿げ替えられていき、その中で義時は将軍の叔父として懸命に幕府の舵取りを担う。そして源氏の正統が途絶えた時、義時率いる北条家は幕府の権力を掌握するトップに立っていた。一方、都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の運命を賭け、朝敵となった義時は京都へ攻め入るのだが・・・。
■キャスト
▼北条義時:小栗旬
▼北条家
義時の父・北条時政:坂東彌十郎
義時の継母・りく:宮沢りえ
義時の兄・北条宗時:片岡愛之助
義時の姉/頼朝の妻・北条政子:小池栄子
義時の妹・実衣:宮澤エマ
北条を支える武士・仁田忠常:高岸宏行(ティモンディ)
▼源氏
鎌倉幕府初代将軍・源頼朝:大泉洋
頼朝と政子の嫡男・源頼家:金子大地
頼朝と政子の娘・大姫:南沙良
頼朝の異母弟・源義経:菅田将暉
頼朝の異母弟・源範頼:迫田孝也
頼朝の叔父・源行家:杉本哲太
頼朝の愛妾・亀:江口のりこ
頼朝の従者・安達盛長:野添義弘
▼東国源氏
木曽義仲:青木崇高
巴御前:秋元才加
義仲の嫡男・木曽義高:市川染五郎
▼坂東武士
比企能員:佐藤二朗
梶原景時:中村獅童
和田義盛:横田栄司
三浦義澄:佐藤B作
▼朝廷・平家
後白河法皇:西田敏行
平清盛:松平健
平之宗盛:小泉孝太郎
■作品情報
【放送予定】2022年1月9日(日)~
【出演】小栗旬、大泉洋、小池栄子、新垣結衣、菅田将暉、宮澤エマ、浅野和之、梶原善、宮沢りえ、片岡愛之助、坂東彌十郎ほか。
【脚本】三谷幸喜
【音楽】エバン・コール
【演出】吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
【制作総指揮】清水拓哉、尾崎裕和
◇NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト
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