韓国ドラマ「社内お見合い」第11−12話(最終回)あらすじと見どころ:アン・ヒョソプとキム・セジョンの幸せな結末

2022年04月07日00時45分ドラマ
Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中

Netflixで独占配信中のアン・ヒョソプ×キム・セジョンの嘘のお見合いから始まるオフィスロマンスを描いた「社内お見合い」第10話ではキム・セジョンが会長に呼び出されたと知って急いで彼女のもとに向かったアン・ヒョソプが交通事故に巻き込まれるという気になる展開で幕を閉じた。気になる第11話~第12話(最終回)のあらすじと見どころを紹介しよう。
Netflixオリジナル韓国ドラマ一覧2022年韓流作品一覧



「社内お見合い」(全12話)は食品を扱う会社で働くごく平凡な女性社員ハリ(キム・セジョン)が友人の代わりに出席したお見合いの席で自分の会社の若社長テム(アン・ヒョソプ)とお見合いする事になってしまった事から始まるロマンスを描いたラブコメディだ。
【「社内お見合い」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■第11話あらすじ
カン会長(イ・ドックァ)に呼ばれたハリ(キム・セジョン)。テム(アン・ヒョソプ)と出会った経緯やこれまでグムヒになりすましてきた事情を説明するが、騙されたと怒る会長は別れを迫り、今では真剣に交際していると言おうとしたその時、テムの交通事故の知らせが入る。

病院まで追いかけてきたハリを追い返そうとする会長だが腕を負傷して治療を終えたテムはハリのもとに歩み寄り、会長に向かって堂々と交際宣言をする。別れろという会長に「ならばひ孫は諦めて、結婚する気はない、彼女を責めないで」と必死の説得を続けるテム。一方、家に向かっていたハリは再び降り始めた雨にテムが心配になり病院へ引き返し、ずぶ濡れになって戻ってきたハリを見た会長は黙って立ち去る。

ハリの心遣いに気付いたテムは両親の事故や、これまで両親に抱き続けてきた罪悪感を打ち明けた。「両親の話をしている時にいい表情をしていて愛情を注がれて育ったのが分かる、両親があなたを恨んでいるはずはない」と励まして抱き締めるハリ。

病院でテムに寄り添い朝を迎えたハリは両親にも朝帰りを気づかれずに出社するが、その頃会社ではミヌ(ソン・ウォンソク)のハリへの想いに嫉妬したユラ(ペ・ウヒ)が二人が出演する人気動画に「ハリはいい子ぶって二人の男を手玉に取っている」とコメントを載せたせいで波紋が広がっていた。この騒ぎが会長の耳にも入り、入院中のテムの耳に入らないように情報統制を取る一方で、ハリやチームの同僚は仕事を取り上げられてしまう。噂の的になりながらも同僚への申し訳無さに襲われたハリだがテムに相談する事もできずにいた。

ある日、ヨンソ(ソル・イナ)とソンフン(キム・ミンギュ)の前に現れたヨンソの父(特別出演 / イ・ギヨン)は三人での食事の席を設ける。反対されると思って父の一言一言に警戒するヨンソだが父の口から飛び出したのは意外な言葉だった…。

会長に呼び出されたハリは大田(テジョン)にある物流センターへの異動か辞表のどちらか選択を迫り、それを知ったテムが駆けつけるがハリは既に去った後で連絡が取れなくなってしまう…。

■第11話見どころ
これまでどんな困難もテンポよく解決してきた本作。今回はテムの交通事故に会長の猛反対といよいよ修羅場が訪れると予想されたが、やはり事態はスピーディーに解決し安心と幸せな気持ちで観終える事ができた。

二人の関係にとって一番の難関である会長もテムを心配してずぶ濡れになって病院に戻ってきたハリを見て心を開きかけている様子が窺える。その後、社内での騒ぎが発端で再びハリに異動か辞表を迫り、ハリが力なく道を彷徨う場面が登場する。言われるだけで何も言い返せずに傷つくヒロインというありきたりな展開かと思いきや「社長を好きになったのが罪なら私は罪人だが、入社してから頑張ってきた、辞表は断固として拒否します!」と強く言い返すハリの予想外の展開が面白い。「こんな展開のはずでは」と言わんばかりに目を泳がせるイ・ドックァの演技もチャーミングだ。

もうひとつ嬉しい予想外の展開はヨンソの父の言葉だ。これまでも二人の関係を陰で調査させるなど、二人の交際を反対するに違いないと思わせつつソンフンを「婿候補」と呼んで二人の交際を認めるシーンではヨンソだけでなく視聴者も仰天した事だろう。この直後に車で指輪を見つけて「プロポーズ?」と一人で大はしゃぎするヨンソに、橋で車を止めて「先に言わないで、僕と結婚して下さい」とひざまずくキム・ミンギュの真剣な表情は今回の胸キュン名場面の一つだ。

これまでクールさとあどけなさで視聴者をメロメロにしてきたアン・ヒョソプ。両親の事故の話を打ち明けてハリに抱き締められた時の安心した少年のような表情や、突然連絡が取れなくなったハリを心配して息を切らして南山タワーまで駆け上ってく「もう二度と目の前から居なくならないで」と抱き締めるシーンは何度も巻き戻して観たくなる名場面だが、終盤で家にやって来たハリを後ろから「バックハグ」し、前に抱きかかえてベッドに連れていき上半身裸でハリに覆いかぶさるシーンでは鼻血注意のセクシーな姿を披露している。

また中盤では腕を怪我したテムが上着を着るのをソンフンが手伝うシーンがあるのだが、この時の二人の姿はこちらも「バックハグ」そのもの。首元で喋りかけられてゾクゾクした表情のアン・ヒョソプ、仕返しに「いい匂いだ、何の香水だ」と耳元で囁かれゾクゾクするキム・ミンギュが見せるサービス精神満載の濃密なブロマンスシーンも必見だ。

これまで困難や騒動に見舞われながらも、何話にも及ぶドロドロとした展開抜きで、コミカルなキャラクターと幸せな展開が人気を博してきた本作もいよいよ最終回を迎える。少し寂しい気もするが最終回からも目が離せない。

■第12話(最終回)あらすじ
一夜を共にしたテムとハリは幸せな朝を迎えるが一方でヨンソは父の言葉が二人を別れさせる為のフェイクで、娘と別れろとソンフンに電話してきた父に失望する。

誕生日を迎えたヨンソはソンフンを連れてハリの家に向かうが、ちょうどその頃、ハリがテムと外泊した事を知った母(チョン・ヨンジュ)が火花を散らして大激怒し、ハリの実家は修羅場と化していた…。重たい空気が流れる中、ハリに対する真剣な想いを告げて結婚を前提に交際したいというテムにガッツポーズで喜ぶヨンソと弟ハミン(チェ・ビョンチャン)。誕生日会のごちそうで雰囲気も打ち解ける中、終始浮かない顔をしていた父(キム・グァンギュ)はテムに胸の内を打ち明ける。

ユラと別れてヨーロッパへの旅立ちを決めたミヌ、父と決別して自分の力で生きていくと宣言したヨンソ。それぞれが新たな決断を下す中、突然テムのもとに会長が倒れたという電話がかかってくるがそれは会長が二人を別れさせる為に使った仮病だった。テムが駆けつけると思っていた会長のもとに代わりにやってきたのはハリ。追い返してテムと別れさせたいのに身の回りの世話や話し相手をしてくれるハリにだんだん楽しくなってきてしまった会長は複雑な気持ちになる。

仮病だったはずの入院生活で体に深刻な問題が見つかり落ち込む会長。テムはアメリカでの手術を決め、ハリについてきて欲しいと言うが「嫌われている私が行くわけにはいかない」とハリは首を横に振りテムを笑顔で送り出した。

それから1年後、ハリが考案した餃子が世界シェアナンバー1になり、会社の業績は上がる中、すぐに戻るという言葉を信じて待ち続けていたハリはアメリカでのテムのスキャンダルに腹を立ててニューヨークに乗り込もうとするが、スーツケースを引いて乗り込もうとしたタクシーから降りてきたのは…。

■第12話(最終回)見どころ
軽快なストーリーとコミカルなキャラクターが繰り広げる胸キュンな展開で人気を博した本作。最終回ではラストに待ち受けるとびきり幸せな結末に向けて序盤から心温まるエピソードやコミカルなシーンが多く登場した。

これまでも豪快な母ちゃんのイメージで存在感が大きかったチョン・ヨンジュ。今回は朝帰りして家の前でいちゃつく娘とその恋人を見て野太い声で叫びながら襲いかかるのだが、背中から字の通り「火花を散らして」突進してくる姿はなかなかの迫力だ。

会長が倒れたという知らせにはヒヤッとさせられたが、数秒後には仮病だと分かり、テムの代わりにやってきたハリを疎ましいと思いつつも会話が弾んでだんだん楽しくなってきてしまうイ・ドックァの表情がチャーミングで微笑ましい。余談だがこの時に登場した「若い頃に巨大なサメを釣った」というエピソードや写真は本物で、イ・ドックァはバラエティ番組でもこの事について触れている。また、歌番組を見ながらハリが懐かしの歌謡曲を口ずさむ場面ではもともとは歌手としてデビューしたキム・セジョンがこぶしの効いた見事な歌唱力を披露している。

実家を訪ねてきたテムに対して「親が貧乏なばかりに娘が見下されないか心配だ」と心配する父にテムが「全身全霊を傾けて守る、応援して欲しい」と答える場面や、病気が見つかって途方に暮れる会長に初めて「お祖父ちゃん」と呼ぶソンフンなど細かな部分で目頭が熱くなるシーンにも注目だ。また、字幕では伝わらないが、これまで「社長」か「テムさん」と呼んでいたハリが、クライマックスで「カン・テム」と呼び捨てにして無邪気に笑うシーンも1年後の二人がもっと親密になっている事を感じさせてくれるので注目して頂きたい。

悪質なコメントで二人を苦しめたユラが登場しなかったり、ヨンソの父が結局は非情な人間として描かれて終わるなど少しモヤモヤする部分もあるが、最後に桜が咲き乱れる中で満面の笑みで腕を組んで歩くシーンは印象的で期待を裏切らない幸せいっぱいの結末だった。放送が終わり早くもロスになってしまう視聴者も多いのではないだろうか。

これまでに数々の胸キュン名場面を生み出してきた「社内お見合い」。恋愛ドラマが好きな人には声を大にしておすすめしたい作品だ。

「社内お見合い」は2月28日からSBSで放送開始しNetflixでも独占配信中だ。

■スタッフ
演出:パク・ソンホ
脚本:ハン・ソリ、ホン・ボヒ
原題:사내맞선

■キャスト
カン・テム役:アン・ヒョソプ
シン・ハリ役:キム・セジョン
チャ・ソンフン役:キム・ミンギュ
チン・ヨンソ役:ソル・イナ
カン・ダグ役:イ・ドックァ
ヨ・ウィジュ役:キム・ヒョンスク
ケ・ビン役:イム・ギホン
キム・ヘジ役:ユン・サンジョン
シン・ジュンへ役:キム・グァンギュ
ハン・ミモ役:チョン・ヨンジュ
シン・ハミン役:チェ・ビョンチャン
イ・ミヌ役:ソン・ウォンソク
コ・ユラ役:ペ・ウヒ
チョ・ユジョン役:ソ・ヘウォン
ほか

■放送予定
放送開始:2022年2月28日〜
エピソード数:全12話

予告動画(Youtube)
SBS公式ページ

Netflix公式ページ

kandoratop【作品詳細】【「社内お見合い」を2倍楽しむ】