2022年4月7日（木）に放送された沢口靖子主演「科捜研の女　シーズン21」最終回第18話のネタバレあらすじとみどころ、まるで“卒業式”な感動のセリフ総まとめを紹介、関連動画が番組公式サイトで公開、TELASAで過去全シーズンを配信中、4月7日から2021年公開の『科捜研の女－劇場版-』も配信が開始された。



「科捜研の女21」は、沢口靖子演じる榊マリコと京都府警科学捜査研究所（科捜研）の面々が事件を科学で解決する現行連ドラ最多シリーズ記録を更新中の大人気科学捜査ミステリー。気になる視聴率は初回から、12.8％、10.7％、10.0％、9.9％、10.3％、9.2％、9.8％、10.1％、10.1％、8.3％、11.6％、10.3％、9.5％、8.4％、10.0％、9.3％、7.4％、と推移し、最終回は11.5％と2桁に返り咲いた。

4月7日に放送された最終回、マリコ《最後の闘い》の相手は、今シリーズの第8話で“殺人AI”を操る天才研究者・優真＆「UMAⅡ」。シリーズ最強の敵と目される美村と、マリコ、美しきリケジョたちが再び火花を散らした。SNSで犯罪に走らせるように仕向ける「負のインフルエンサー」にどう立ち向かっていけばいいのかと悩むマリコ。実行犯は捕まえられても、膨大な情報を操作する「UMAⅡ」の罪を立証するのは難しい。

マリコは完璧な「UMAⅡ」のシナリオに踊らされて、休職に追い込まれるという最大の窮地に…。しかし、科捜研のメンバーが“4人のマリコ”に変身して事件解決の糸口を見つけ出した。結局、指一本動かさず完全殺人を犯すことができると豪語していた優真は、人間としての感情に抗えず、証拠を残して逮捕される。法律違反や瑕疵がなかったことから、マリコは科捜研に残れることに。

ラストはマリコと土門の元に科捜研メンバーがやってきて、一人ずつマリコにこれまでの感謝の気持ちを語りかけるという、シリーズ終了を予感させるエンディング。これまで幾度も打ち切り説が浮上し、マスコミを賑わせてきたことを逆手にとっての演出なのか？はたまた本当にシリーズが終了してしまうのか？沢口の真に迫った泣きの演技と、メンバーたちの別れを予感させる感謝の声に、次のシーズンを待ち望んでいる視聴者から大きな悲鳴と困惑が広がった。

2022年の秋に再びドモマリとその仲間たちに会えるという情報が、いちはやく欲しいところなのだが…。「科捜研の女22」がスタートすることを期待し、TELASAで過去シーズンを振り返ってみては？

次週、4月14日からは、シーズン10を迎える「警視庁捜査一課長」が始まる。

■前回：最終話 あらすじ
とある池で女性の溺死体が見つかり、榊マリコ（沢口靖子）ら科捜研メンバーが現場に臨場する。被害者は前町長で、背中の圧迫痕から誰かに突き飛ばされた可能性があることなどが判明。さらに捜査を進めると、インターネット上には、前町長が推し進めた“堤防工事の計画の凍結”にまつわる黒いウワサが書き込まれた《フェイクニュース》であふれ、すごい勢いで拡散されていた。
数年前にこの町で起こった水害で、多数の被害者が出ており、堤防工事が中止されなければ悲劇は起きなかったと非難されていたのだ。前町長を相手に民事訴訟を準備していた遺族らの犯行を考慮するが被害者の衣服についた指紋とは誰も一致せず、遺族らの無実は証明される。

人気コメンテーターでもある社会学者の山神芳彦（久保田悠来）は、前町長の事件はネット上の《フェイクニュース》によって誘発されたものだとテレビでコメント。マリコはSNSに書き込まれた見覚えのあるハッシュタグ「#人間は天使と獣の間に存在する」から、AI“UMAⅡ（ユマ・ツー）”を操った殺人事件の疑惑が残る研究者・宮越優真（美村里江）を思い出し、土門刑事（内藤剛志）に報告するのだった。優真に会いに行ったマリコは、AIならば今回の犯行は可能だという証言を得る。

しばらくすると、ある音羽大学の学長が、学内で転落死する事件が発生。この学長も数年前に起きた山岳部の転落事故死に関わっており、名乗り出た犯人は一歩間違えば子供が被害者になっていたかと思うと許せなかったからと語る。その後、元町長を池に突き落とした犯人も逮捕される。その男も堤防決壊した地域に住んでいた男で、自分も巻き込まれていたかもしれないと思うと許せなかった、懲らしめてやろうと突き落としたと語る。2人の加害者が負のインフルエンサーによって復讐心を煽られていたことも判明する。

事件は連鎖し、さらなる被害者がでる。ロッジでコメンテーターの山神が殺害される。山神の著者にかかれた「これから情報弱は、生きていけない」に絶望した読者が自殺したということで話題になった過去があり、これまでと同じくハッシュタグつきの《フェイクニュース》が拡散されていたことから、同じ負のインフルエンサーによる犯行だと思われた。

現場に残されていたペットボトルから採取されたDNAから前科のある若者・深野拓実（柾木玲弥）が浮上する。蒲原はネカフェに居た深野を逮捕する。その後、深野が犯行時刻にコンビニに居たという映像がネット上に上がり、アリバイが立証されたことで釈放された深野は、科捜研の榊に証拠を捏造されたと記者たちに語ったことで、根も葉もないうわさがネット上に拡散され、マリコは過去3件の被害者と同じ立場に立たされてしまう。

マリコは休職となり、科捜研のメンバーも業務規程に反しない行動を義務付けられる。「正しい形に戻ったんだ」という所長。メンバーたちも、確かに今はそうするしかないと各自定時で科捜研を後にする。マリコも身に安全を図るために自宅に待機に…。

マリコのムチャブリから解放されたはずの科捜研のメンバーは、結局自分たちの意志で再鑑定を始める。その後、第3の被害者と優真が大学で同じ研究室に在籍していたことが発覚。優真がオートバイでロッジに乗りつけていたこと、アリバイを証明する動画に不正があったこと、そして、オートバイのハンドルに被害者の体液が付着していたことを見つける。

マリコと土門は優真の元を訪れ、証拠を突きつけて自白を促す。優真は、15年前に山上に7年かけて育ててきた「UMA」を殺されたことを恨んで殺害を計画し、最初の2件の犯行は3件目の犯行から目を逸らすために仕掛けられたものだった。同時にマリコを罠にかけ、科捜研の動きを封じて、優真が罪から逃れられるよう「UMAⅡ 」が考え出した完全犯罪のシナリオだったのだ。しかし、優真が自らの手を使って山神を殺したため、証拠が残ってしまった。

「この男だけは、自分の手でと。私の心が許せなかった。それが唯一“UMAⅡ”と違う答え」と語る優真に、マリコは「それは、あなたが人間だからだと思います」と応える。

事件解決後。警察庁に行くという話はなくなり、マリコは科捜研に残れることになった。

■まるで“卒業式”な感動のセリフ総まとめ
呂太（渡部秀）「僕ってさ、みんなとずれてて普通じゃないって言われる。でも科捜研にきて自分が大事でやればいいってわかったんだ」

マリコ「呂太くんはいつまでも少年のような心を大事にしてね」

亜美（山本ひかる）「これからも役に立つ（パソコン）オタとしてマリコさんを支えますから」

マリコ「お互い夢中になると、時間を忘れちゃうけど、たまにはちゃんと家で寝たほうが…」

亜美「それマリコさんが言いますか！？」

蒲原（石井一彰）「落合さんが亡くなって何も出来なかった俺を叩いてくれたマリコさんを今でも思い出します。刑事の軸をくれたのは土門さんとマリコさんのおかげです」

マリコ「他の刑事と違う。真っ直ぐなのにしなやか。これからも頼りにしてます」

日野所長（斉藤暁）「僕も歳だから、尻拭いやめて、早期退職でもしよか思ったけど。妻に言われたよ、苦労してる方があなたらしいって」

マリコ「私は所長に甘えっぱなし、どんな時も支えてくれたからここまでこれました」

宇佐美（風間トオル）「自分は妹を犯罪で亡くしました。母と静かに暮らそうと思っていました。でも科学で救えることがあるとマリコさんに教わりました」

マリコ「宇佐美さんは自分と似てる気がする。同じ科学者同士、いろんなことを教えてもらいました」

土門「23年か、京都に来て。負けず嫌いで頑固で絶対に折れない。最初に会ったとき、こんな女とは二度とやるもんかと思った。でも、もう慣れた。面と向かって誉めるのは初めてかもしれないが、お前は大したやつだ、一緒にやってこれたのは誇りだ。お前じゃなきゃ、やって来れなかった」

マリコ「私だって完璧じゃなかった。つまづいたり、心が折れることも何度もあったわ。今日までやってこられたのはみんながいたから、ここまでこれたの。だから、今まで本当にありがとう！」

テレビ朝日「科捜研の女 21」は2021年10月14日より毎週木曜日よる8時スタート。出演：沢口靖子、内藤剛志　若村麻由美　風間トオル　川野快晴　斉藤暁　渡部秀　山本ひかる　金田明夫　西田健　石井一彰／最終話ゲスト出演：美村里江 　久保田悠来　柾木玲弥　ほか。番組公式Twitterアカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇テレビ朝日「科捜研の女 21」番組公式サイト
◇テレビ朝日「科捜研の女」番組公式Twitter　 @kasouken_women

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