中国の伝統工芸と服飾の美しさを感じて!チャン・ハン「麗らかなキミにときめいて!」インタビュー
“ロマンス職人”の本領発揮した大人ロマンチックなシンデレラ・ラブコメディ「麗(うら)らかなキミにときめいて!~Sunshine of My Life~」のDVDリリースを記念して、チャン・ハンのインタビューが到着した。公式サイトにて予告動画などが視聴できる。
「麗(うら)らかなキミにときめいて!~Sunshine of My Life~」は、ワーカホリックなCEOがファッションデザイナーを夢見るヒロインと運命の“糸”で結ばれたとき、最上級の甘さが爆発!偶然の出会いから恋と人生がキラめきだす、大人ロマンチックなシンデレラ・ラブコメディ。
Q:最初に脚本を読んだ時、タン・ミンシュエンのどんなところに魅力を感じましたか?
チャン・ハン:思慮深くて先見の明があって、何事も思い切って行動に移すところですね。彼はアパレル企業の経営者として、会社の発展を考えると同時に、中国伝統の服飾文化を継承して広めることを自分の使命と考えています。このように中国文化の普及のために取り組むタン・ミンシュエンというキャラクターを演じられて光栄に思います。
Q:タン・ミンシュエンとモー・フェイ(シュー・ルー)との恋は成就するまでに様々な紆余曲折があります。そんな2人のラブストーリーについてどう思われますか?
チャン・ハン:タン・ミンシュエンとモー・フェイは結ばれるべくして結ばれたと思います。2人には共通点がたくさんあります。どちらも自分の仕事に対して熱い愛情と頑張り抜く根気を持っていて、同じ目標と価値観を持っています。また、伝統工芸を推し出して中国ファッションを広めていこうという考え方も一致しています。2人は仕事の上ではお互いを支え合い、性格の上でもお互いを補い合う関係といえます。そして、モー・フェイの可愛らしく楽観的で情熱的な性格が、タン・ミンシュエンを癒し、いい影響を与えていきます。
Q:本作は中国における昨今のアパレル業界の発展、蘇州刺繍などの伝統工芸について描いています。このようなテーマについては、どう思われましたか?
チャン・ハン:このドラマは潑墨(訳注※墨を落としてぼかしながら描く水墨画の技法)、蘇州刺繍など多くの伝統工芸について描いています。これらは私にとって存在は知っていても詳しくは知らないものでしたが、クランクイン前にも撮影中にも多くを学ぶことになりました。ドラマの制作にあたっては実際にみんなで蘇州に足を運び、伝統技術を受け継ぐ工房で体験学習をしたのですが、これらの伝統技術や文化を後世に伝えていくことは大変価値のあることだと実感しました。
Q:タン・ミンシュエンは取っ替え引っ替え様々な衣装で登場し、どの服もとても似合っていました。そんな彼のファッションについては、どう思われましたか?
チャン・ハン:よく見ていただけるとわかると思うのですが、劇中でタン・ミンシュエンのファッションは彼の心境や成長に合わせて変化していきます。彼のスタイルはポロシャツにジャケットやデニムを合わせたものが多いですが、後半になって彼が「国潮」(訳注※中国文化の要素を取り入れたファッション。実際に近年の中国ファッション界ではZ世代を中心に大きなトレンドになっている)を広めようとするあたりからは、彼自身の服装にもこうした中国風の要素が意識して取り入れられるようになっていきます。また、最後の結婚式の衣装もタキシードと中国伝統の紅い婚礼衣装を組み合わせたデザインになっているなど、随所に工夫が凝らされています。
Q:ご自身はどんな服装を心がけていますか? ファッションにはどんなこだわりがありますか?
チャン・ハン:役を演じたりイベントに出席したりするといった仕事以外の日常生活では、ファッションはシンプルであること、快適であることを心がけています。特にこだわりはないですね。
Q:本作はシュー・ルーさんとの初めての共演作でしたが、彼女とカップルを演じた感想はいかがですか?
チャン・ハン:シュー・ルーさんは活発でポジティブなエネルギーのある女性ですね。現場に彼女がいるだけで楽しくなって、撮影の雰囲気はとても良くなります。また、プロフェッショナルな役者さんでもあり、一つ一つのシーンに真剣に取り組んでいました。彼女とは息の合った演技ができたと思います。
Q:「2度目のロマンス」に続くホァン・ティエンレン監督作への出演でしたが、今回、特に印象に残っている出来事があれば教えてください。
チャン・ハン:ホァン監督とまた一緒にお仕事ができたことはとても嬉しいことでした。パリにロケに行った時はとても寒くなっていて、夜のシーンの撮影では雨まで降ってきて大変でしたが、そんな中、監督がずっと現場で指示を飛ばしてやり取りする姿はとてもプロフェッショナルで気合が入っていて、感銘を受けました。
Q:撮影中に起こったハプニングや忘れられない出来事があれば教えてください。
チャン・ハン:蘇州刺繍の精巧な技術に驚き感動したことです。このドラマは上海、パリのほか、蘇州も重要なロケ地の一つでした。私たちは蘇州古典園林(訳注※世界遺産に登録されている蘇州市にある歴史的な庭園の総称)で撮影し、蘇州刺繍の制作過程を身を以て体験しました。そうした環境だったからこそ、中国四大刺繍の一つである蘇州刺繍が積み上げてきた歴史、芸術的な美しさもリアルに感じ取ることができました。
Q:日本の視聴者に本作のどんなところに注目してみてもらいたいですか?
チャン・ハン:伝統文化を継承してアピールし、より多くの人に「国潮」を理解し好きになってもらおうとする唐明軒の行動は、現在、中国の若い世代が実際に行なっていることです。このドラマを通してぜひ、中国の伝統工芸と服飾の美しさを感じていただければ嬉しいですし、東洋の美と文化をお届けできれば嬉しいです。
Q:最後に、日本のみなさんにメッセージをお願いします。
チャン・ハン:このドラマ、そして、私の演じたタン・ミンシュエンのことを好きになってもらえたら嬉しいです。このドラマを通して一緒に東洋文化の美を味わいましょう。
■キャスト
チャン・ハン「お昼 12 時のシンデレラ」「2 度目のロマンス」
シュー・ルー「恋する星の王子様」
ホン・ヤオ「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃
■スタッフ
監督:ホアン・ティエンレン「時をかける愛」「2 度目のロマンス」
DVD-SET1、2 発売中
DVD-SET3 2022年8月3日(水)発売
各16,500円(税抜15,000円)
※6月3日(金)よりレンタルDVD リリース
※6月3日(金)よりU-NEXT にて独占先行配信開始
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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