韓国ドラマ「シスターズ」第1話あらすじと見どころ:キム・ゴウンがロッカーの中で見つけた物とは…?
キム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフが主演を務める韓国ドラマ「シスターズ」が9月3日(土)に韓国tvNで放送を開始した。日本でも、Netflixでその様子を同時に視聴することができる。気になる第1話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率などを紹介していこう。
「シスターズ」 は、貧しい家庭に生まれながらも仲睦まじく生きてきた仲の良い3人の姉妹が巨大な事件に巻きこまれ、韓国で最も裕福で有力な一族に各々の方法で立ち向かっていくドラマだ。【「シスターズ」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじや見どころ、豆知識などまとめて紹介している。
■キャスト
オ・インジュ役:キム・ゴウン
オ・インギョン役:ナム・ジヒョン
オ・イネ役:パク・ジフ
チェ・ドイル役:ウィ・ ハジュン
ウォン・サンア役:オム・ジウォン
パク・ジェサン役:オム・ギジュン
ハ・ジョンホ役:カン・フン
パク・ヒョリン役:ジョン・チェウン
他
■第1話あらすじ
三女の帰宅を待ちながら、三姉妹の長女オ・インジュ(キム・ゴウン)は、貧しさゆえにケーキもロクに買ってもらえなかった幼少期を振り返った。帰宅した三女オ・イネ(パク・ジフ)は、姉たちが用意したケーキを見て「ありがとう」と微笑む。姉妹が食事の準備をすすめていると、そこへ母親が帰宅。勤め先の社長と親しくする母を見て、インジュンは眉間にしわを寄せた。
イネの誕生日プレゼントとして、修学旅行の費用を手渡すインジュと次女のオ・インギョン(ナム・ジヒョン)。封筒に入った現金を目にした母は、フィリピンで足を怪我した父親に会いに行こうとしても誰も金をくれなかったとぼやく。翌朝、三姉妹が目を覚ますと、机の上に置いてあった現金は消え、母親からの置手紙だけが残されていた。
建設会社の経理部で働くインジュは、社内で省かれ者だった。母に持ち去られた妹の修学旅行費を工面しようと、チーム長に給料を前借りできないかと聞くインジュ。もちろんチーム長はそれを認めず、たかが120万ウォン(約12万円)ごときでとインジュを蔑んだ。そんなインジュの唯一の味方は、一つ上の階で働く先輩チン・ファヨン(チュ・ジャヒョン)だった。実はファヨンもまた、社内で良からぬ噂が立ち、女子社員から省かれていたのだ。母親の葬式の時、最後まで自分の傍で寄り添っていてくれたインジュに今も感謝しているとファヨン。そして、ファヨンは自分が代わりにお金を貸してやると話した。
インジュの妹インギョンは、OBN報道局の記者として働く。ことあるごとにうがいを繰り返すインギョンだったが、彼女にはうがい薬をそのまま飲みこむ癖があった。そんなインギョンのもとへ、大伯母から電話が。
ファヨンに連れられて高級レストランへ向かったインジュ。次々と出される見慣れない料理を見て、いくらかと尋ねるインジュだったが、ファヨンは値段は気にするなと言う。そして、約束通りインジュにイネの修学旅行費を送金するファヨン。するとファヨンは、カバンの中から何やら書類をいくつか取り出し、インジュにサインを求めるのだった。英文で書かれた書類に目を通し、ファヨンに言われるがまま署名するインジュ。
一方、大伯母に呼び出され、彼女の住む邸宅へ足を運んだインギョン。かつて大伯母のもとでしばしの間暮らしていたインギョンだが、歯に衣着せぬ大伯母の性格にうんざりしていた。事情を知った大伯母は週末のたびに家に来て新聞を読むことを条件に、お金を用意してやると言う。 家を後にしようとしたインギョンの前に、アメリカから帰国したばかりの幼なじみハ・ジョンホ(カン・フン)が現れる。
なんとか再び修学旅行費を工面したインジュは、イネに封筒を渡そうとする。しかし、姉たちがどれだけ苦労して手に入れたお金かわかるだけに、受け取れないとイネ。「約束がある」と言ってその場を後にしたイネは、通りに停めてあった高級車に乗り込む。そんなイネを不審に思い、後をつけるインジュ。
インギョンの先輩で同じくOBNの記者チャン・マリ(コン・ミンジョン)は、ソウル市長選への出馬が噂されるエリート弁護士パク・ジェサン(オム・ギジュン)の近況に関心を示した。しかし、ローファーム時代のジェサンの言動が気にかかるインギョンは、これに異議を唱える。双方の言い分を聞いた社会部長のチョ・ワンギュ(チョ・スンヨン)は、2人にそれぞれの視線で取材を進めるよう指示した。
イネの後をつけたインジュは、ジェサンの妻ウォン・サンア(オム・ジウォン)から金を受け取るイネの姿を見てハッとする。サンアの娘とイネは同じ芸術高校に通う同級生で、イネの才能に目をつけたサンアが、娘と一緒に絵を描いて欲しいと頼んだのだという。イネが受け取ったお金は、その謝礼金だった。サンアに封筒を突き返すと、イネを連れてタクシーで帰宅するインジュ。
しばらくヨーロッパへ行くというファヨンの代わりに、インジュはファヨンが管理していた植物の面倒を見ることに。そんななか14階に現れたのは、ファヨンと共に仕事をしていたチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)だった。するとドイルは、何かあった時のためにインジュに連絡先を教えて欲しいと言う。
引き続きジェサンの取材をすすめたインギョンは、ジェサンがローファーム時代に弁護を引き受けた被告が、同時に4名も自殺した事実を知る。さらにその4名の自殺によって、1400億ウォンという大金がジェサンの妻サンアの兄の会社に流れ込んだというのだ。ますます不審に思ったインギョンは、ジェサンが代表を務める財団の記者会見へ潜入。そこでジェサンに向かって、被告が自殺した件について質問を投じるインギョン。
その日、報道局へ戻ったインギョンに向かって、突然アルコール探知機を向けるマリ。実は先ほどの会見の後、ロビーでインギョンに声をかけたジェサンが、インギョンに対して飲酒を疑う発言をしたのだった。ジェサンが言う通り、インギョンはうがい薬の代わりにテキーラをボトルに詰め、ことあるごとに飲酒を繰り返していた。その後、懲戒委員会にかけられたインギョンは、飲酒の事実を認め、1か月の謹慎処分を言い渡される。
一方、ドイルからファヨンと連絡が取れないと聞いたインジュは、ファヨンの自宅アパートへ。そこでインジュが目にしたのは、クローゼットで首を吊って絶命するファヨンの姿だった。
ファヨンの葬儀を終え会社に出社したインジュは、皆の前でチーム長の不倫スキャンダルを暴露。その後、理事に呼び出されたインジュは、ファヨンが会社の裏金700億ウォンを横領したと聞かされる。その事実を知った理事が警察に通報したと脅したところ、遺書を残して自殺したというファヨン。理事はファヨンが持ち出した裏金を一緒に探してくれとインジュに頼むが、インジュはそれを断り、代わりに辞表を提出する。
会社を後にしたインジュのもとへ、1本の電話が。それはファヨンが通っていたヨガスタジオからの連絡だった。ファヨンから会員権を譲渡されたと聞き、スタジオへ向かうインジュ。そこでロッカーの鍵を受け取ったインジュは、その中からファヨンが残した手紙と現金の入ったカバンを発見する。
■第1話見どころ・感想
自殺した先輩のロッカーに入っていたのは、会社から横取りした裏金だった…!
700億ウォンの行方が気になるなか、まさかのヨガスタジオのロッカーから大金の入ったカバンが見つかるとは…。思いもよらないエンディングに、初回から視聴者の興味をそそる展開となったtvNの新土日ドラマ「シスターズ」。
「ヴィンチェンツォ」や「王になった男」を手掛けたキム・ヒウォン監督と「マザー~無償の愛~」のチョン・ソギョン作家がタッグを組んだとあって、放送前から話題と集めていた本作。第1話の放送直後も、視聴者からは「予想を裏切らない面白さ!」と好評を集めている。
実際にドラマを視聴してみて、本当によく作り込まれた作品だと感嘆させられた。とくに主演のキム・ゴウンがファヨンの遺体を発見するシーンは、まるでホラー映画さながらの緊張感があった。また、前作「グリーン・マザーズ・クラブ」で美貌も情報量も序列1位のセレブな教育ママを演じたチュ・ジャヒョンが、本作では“省かれ者”ファヨン役で特別出演し、印象深い演技で魅せているのも面白い。それにしても気になるのはインジュが気軽にサインした英文の書類だ。いったい何の書類なのか?
初回視聴率は、ニールセンコリア全国6.395%、首都圏6.931%。
さあ次回、大金を目の前にした主人公がどのような行動に出るのか。非常に興味深い展開がつづく。
◇Netflix公式ページ
◇tvN「작은아씨들」番組サイト
2022年9月3日-10月9日(予定) 土・日放送・配信
【作品詳細】【「シスターズ」を2倍楽しむ】