【香港設立25周年映画祭】『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』リマスター版など8作品上映スケジュールも発表

2022年10月08日08時00分映画

11月9日から13日にかけて、香港特別行政区設立25周年記念映画祭「Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」が、Bunkamuraル・シネマにて開催されるが、上映作品及びスケジュールが決定した。上映作品『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の公式予告映像はYoutubeで視聴できる。

本映画祭では、イタリア・ウディーネ、インドネシア・バリ、イギリス・ロンドン、タイ・バンコク、オーストラリア・シドニー、デンマーク・コペンハーゲンなど、世界各地を巡回しており、この秋、東京にて待望の日本開催となる。



香港特別行政区設立25周年記念映画祭
「Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」
2022年11月9日(水)〜13日(日)
会場:Bunkmamuraル・シネマ
※全て日本語字幕付き上映 

■公開情報
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』2Kデジタルリマスター版
「Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」にて上映予定
出演:レスリー・チャン、ジョイ・ウォン、ウー・マ、ラム・ウェイ、ラウ・シウミン
監督:チン・シウトン
製作:ツイ・ハーク
配給:ツイン
(c)2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.

タイムテーブルタイムテーブル

■上映作品:上映スケジュール
①6人の食卓 ※日本初上映:11月13日(日)16:00~
TABLE FOR SIX/飯戲攻心/2022年/広東語/116分
監督:サニー・チャン(陳詠燊)
出演: ダヨ・ウォン(黃子華)、ルイス・チョン(張繼聰)、ステフィー・タン(鄧麗欣)、イヴァナ・ウォン(王菀之)、リン・ミンチェン(林明禎)
ホイ、ライ、ヘイの三兄弟は、日々ささいなことで口喧嘩しながらも、亡き両親から受け継いだ家で賑やかに暮らしている。ある日、次男ライが恋人モニカを自宅に招くが、彼女は長男ホンの元カノだった。三兄弟とそれぞれのガールフレンド、6人で囲む食卓は楽しい宴となるのだろうか!? 人気シンガーソングライターのイヴァナ・ウォン演じる三男のガールフレンド、ジョゼフィーンがふるまう料理の数々にも注目のコメディドラマ。

②同じ空の下 ※日本初上映:11月11日(金)19:00~
LOOK UP/一樣的天空/2022年/広東語/117分
監督・脚本:ダニエル・チャン(陳翊恆)、ティム・プーン(潘梓然)、エルビス・ハウ(侯楚峰)、サニー・イップ(葉正恆)
出演:イヴァナ・ウォン(王菀之)、セッ・ソウ(石修)、チュウ・パッヒム(朱栢謙)、ケビン・チュウ(朱鑑然)
ダニエル・チャン、ティム・プーン、エルビス・ハウ、サニー・イップの4人の新人監督が共同監督を務め、香港の4大映画会社(銀都機構、英皇、寰亞、天下一)が共同製作を手がけた、香港返還25周年記念作品。1997年、2003年、2012年、2022年の香港を舞台に、自閉スペクトラム症の青年やベテラン広東オペラ歌手、ライオンダンス(獅子舞)に挑む移民男性など、この街で生きる人びとの生活をスケッチした4つの短編で、返還からの25年を綴るオムニバス。



③ワン セカンド チャンピオン ※日本初上映:11月11日(金)16:00~
ONE SECOND CHAMPION/一秒拳王/2021年/広東語/98分  配給:ライツキューブ
監督・原作・出演:チウ・シンハン(趙善恆)
出演: エンディ・ザーウグヲクイン(周國賢)、チャーノン・サンティナトーンクン、リン・ミンチェン(林明禎)
一秒先を予知できる能力を駆使してボクサーとなり、“ワンセカンドチャンピオン”として名を馳せたヤン。ある日、思いがけない事故によってその能力が失われてしまうが、ヤンはたった一つの大切なものを守るため、再びリングに上がる。監督・原作は、香港のローカルバンドToNickのフロントマンで俳優でもあるチウ・シンハン。ヤンをスカウトしコーチとなるシュン役で出演も兼ねている。主演のエンディ・ザーウグヲクインが歌う「時間的初衷」は2022年香港電影金像奨主題歌賞を受賞した。

④サンシャイン・オブ・マイ・ライフ ※日本初上映:11月12日(土)19:00~
SUNSHINE OF MY LIFE/一路瞳行/2022年/広東語/96分
監督:ジュディ・チュウ(朱鳳嫻)
出演:カラ・ワイ(惠英紅)、カリーナ・ン(吳千語)、ヒューゴ・ン(吳岱融)
視覚障害者の両親のもと健常者として生まれたヤンヤンは、幼い頃から自分の家族がまわりの家族とは異なることに息苦しさを感じていた。成長した彼女は、海外で芸術を学ぶことを望み、両親から離れ自分の人生を生きようとするが……。ジュディ・チュウ監督が、自身の経験をもとに、家族の絆を描いたヒューマン・ドラマ。『レディークンフー 激闘拳』(81)のカラ・ワイ(クララ・ウェイ)が母親役を熱演。

⑤黄昏をぶっ殺せ ※東京初上映:11月9日(水)19:00~
TIME/殺出個黄昏/2021年/広東語/99分
監督:リッキー・コー(高子彬)
出演:パトリック・ツェー(謝賢)、フォン・ボーボー(馮寶寶)、ラム・シュー(林雪)、チョン・シューイン(鍾雪瑩)、サム・リー(李燦森)
かつて殺し屋としてタッグを組んでいたチャウ(パトリック・ツェー)、フォン(フォン・ボーボー)、チョン(ラム・シュー)の三人。引退後はカタギとして暮らしていたが、再び集結し、様々な事情で人生を終えたいと願う人たちのため自殺ほう助を請け負うことに。人生の黄昏期を迎えた彼らが、他者との関わりのなかで再びそれぞれの生を輝かせる姿をユーモラスに描く。主演のパトリック・ツェーが自身のキャリア初および史上最高齢(85歳)で2022年香港電影金像奨最優秀主演男優賞を受賞した。

⑥リンボ:11月10日(木)19:00~
LIMBO/智齒/2021年/広東語・日本語・英語/118分  協力:東京国際映画祭
監督:ソイ・チェン(鄭保瑞)
出演:ラム・カートン(林家棟)、リウ・ヤースー(劉雅瑟)、メイソン・リー(李淳)、フィッシュ・リウ(廖子妤)、池内博之
中国のインターネット小説を、舞台を香港に置き換えて映画化。香港のスラム街で起こる猟奇的連続殺人事件の犯人を追う刑事を、モノクロ映像で描いた重厚な香港ノワール。今年の第40回香港電影金像奨では脚本・撮影・美術・主演女優賞(リウ・ヤースー)・助演女優賞(フィッシュ・リウ)の5冠に輝いた。

⑦神探大戦:11月13日(日)19:00~ 
DETECTIVE VS. SLEUTHS/神探大戦/2022年/広東語/101分  協力:東京国際映画祭
監督:ワイ・カーファイ(韋家輝)
出演:ラウ・チンワン(劉青雲)、シャーリーン・チョイ(蔡卓妍)、レイモンド・ラム(林峯)、カルメン・リー(李若彤)
人間がその内面に秘めている人格を察知する特殊能力を持つ元刑事の名探偵(神探)・バンと、多重人格殺人鬼のスリリングな攻防戦を描いた『MAD探偵 7人の容疑者』(2007)から十数年。『MAD探偵』でジョニー・トー(杜琪峰)と共同監督を務めたワイ・カーファイが、主演のラウ・チンワンと再びタッグを組んでその後日譚とも言うべき新たなクライム・サスペンスを手がけ、2022年7月に中国で公開されるや大ヒットを記録した話題作。

⑧チャイニーズ・ゴースト・ストーリー:11月12日(土)16:00~
 ※2Kデジタル・リマスター版/日本初上映
A CHINESE GHOST STORY/倩女幽魂/1987年/広東語/96分 配給:ツイン
監督:チン・シウトン(程小東)
出演:レスリー・チャン(張國榮)、ジョイ・ウォン(王祖賢)、ウー・マ(午馬)
善良な旅人・ツォイサンは、一夜を過ごすために立ち寄った寺で美しい娘シウシンに出会い、恋に落ちる。だが彼女の正体は、男を誘惑してはその命を奪う幽霊だった――。古来から伝わる中国の著名な怪異譚「聊斎志異」を原作に、人間と幽霊の切ない恋物語を、迫力のワイヤー・アクションとSFXを駆使して描き、大ヒットした傑作ファンタジー。清廉なツォイサンを演じるレスリー・チャンと妖艶な幽霊に扮したジョイ・ウォンが、製作から30年以上経た今またスクリーンで美しく輝く。

詳細については以下にて。

お問合せ:大阪アジアン映画祭事務局  makingwaves@oaff.jp TEL 06-4301-3092

主催:香港特別行政区政府 創意香港/共催:大阪アジアン映画祭/協力:香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部/企画・運営:香港国際映画祭/特別協力:Bunkamura 

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