韓国ドラマ「シスターズ」第11話あらすじ:死んだはずのファヨンが生きていた!?キム・ゴウン涙の最終陳述
10月8日(土)に放送されたtvNドラマ「シスターズ」では、死んだと思われたチン・ファヨン(チュ・ジャヒョン)が突然法廷にその姿をあらわし、視聴者をあっと驚かせた。「シスターズ」は今夜9日(日)に最終回が放送される予定だ。日本でもNetflixで視聴できる。昨夜放送された第11話の詳しいあらすじと見どころを紹介していこう。
「シスターズ」 は、貧しい家庭に生まれながらも仲睦まじく生きてきた仲の良い3人の姉妹が巨大な事件に巻きこまれ、韓国で最も裕福で有力な一族に各々の方法で立ち向かっていくドラマだ。【「シスターズ」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじや見どころ、豆知識などまとめて紹介している。
■キャスト
オ・インジュ役:キム・ゴウン
オ・インギョン役:ナム・ジヒョン
オ・イネ役:パク・ジフ
チェ・ドイル役:ウィ・ ハジュン
ウォン・サンア役:オム・ジウォン
パク・ジェサン役:オム・ギジュン
ハ・ジョンホ役:カン・フン
パク・ヒョリン役:ジョン・チェウン
他
■第11話あらすじ
当選確実を知らせるニュースを見て、ほっと安堵するジェサン。しかし、テーブルの上に置かれていたのは青い蘭の花だった。自らの死を悟ったジェサンは、青い蘭を持って廃墟の屋上へ向かう。ジェサンと別れて自宅へ戻ったサンアは、イネから小包が届いていると聞かされる。小包を開けると、かつてサンアがイネに頼んだ1枚の絵が入っていた。それは幼いサンアと兄、そしてジェサンの姿が描かれた絵だった。絵を見た瞬間、その場に泣き崩れるサンア。
ジェサンの死を見届けたサンアは、本格的にインジュらを処理しようと動き出す。その頃、700億ウォン(約70億円)が入っているはずの自らの口座を確認したインジュは、残高がゼロになったのを見て目を疑った。そこへ警察が駆けつけると、インジュは横領の疑いで逮捕される。一方、母を連れて空港へ向かう途中でドイルもまた、何者かの追跡を受けて事故に遭っていた。面会に訪れたインギョンに向かって、ドイルが無事かどうか調べて欲しいと頼むインジュ。ニュースでは連日のようにインジュの横領疑惑について報じられる。少なくとも懲役20年は避けられないだろうと話す弁護士の言葉に、インジュはただ愕然とするしかなかった。
裁判が始まると、すべての証拠がインジュの犯行を裏付けた。ファヨンに差し出された書類に自らサインをしたインジュ。ヨガスタジオのロッカーに入れられた20億ウォン(約2億円)が入ったリュックを持ち出すインジュ等々。そんななか、ドイルなら自分の無実を証明してくれるはずだと話すインジュだったが、ドイルが次回の裁判で検察側の証人として出廷する予定だと聞き絶望した。一方、裁判でファヨンの写真を目にしたインギョンは、それが貯蓄銀行の被害者の会で会った女性だと気付く。当時マンションの購入資金に充てる為、2億ウォン(約2000万円)を貯め、母親に渡したというファヨン。しかし、母親はファヨンには内緒で、そのお金を貯蓄銀行に預けたという。結局、銀行の破産によって2億は消え去り、ファヨンの母は自ら命を絶ったのだった。「金は悪魔」と語るファヨンの姿を、インギョンは鮮明に覚えていた。
ファヨンが700億を横領したのが、ウォンリョン家に対する“復讐”だと考えたインギョンは、姉インジュにそれを伝える。そしてファヨンにインギョンを紹介したのは、他でもないインジュだった。このままじっとしている訳にはいかないと考え、ファヨンを殺したのがサンアであることを明らかにしようとするインジュ。インジュの言葉を受け、インギョンはファヨンと前任経理の死、そしてサンアの母親の死について調査を始める。同じ頃、マリはニュースでジェサンの正当防衛を訴え、さらにすべての黒幕がインジュとインギョンであることを報じた。ウォンリョン学校の校長チャン・サピョン(チャン・グァン)と食事をしたサンアは、インギョンを処理して欲しいと頼む。
しばらくしてインジュの面会に訪れたサンアは、おもむろにカバンからリップグロスを取り出した。それは以前、インジュが20億の一部を使って購入したリップグロスだった。つづけてサンアが手にしたのは、インギョンの物と思われる取材メモ。サンアがインギョンを連れ去り、さらに妹のイネやフィリピンにいる両親にまで手を出そうとしていると知ったインジュは、その場で絶叫した。2回目の公判が始まると、検察側の証人として法廷に現れたドイル。自分には目もくれようとしないドイルに失望するインジュだったが、彼の口から語られたのは意外な言葉だった。
インジュの頼みを受けて口座に眠る700億を引き出したと供述したドイルは、その700億をサンア名義のペーパーカンパニーに送金したと明かした。これには思わずざわつく法廷内。さらに該当の法人口座の取引内容を証拠として提出すると、ドイルはインジュが会社の裏金工作に利用されただけだと説明した。その後、駆けつけた警察によって横領と裏金工作の容疑で逮捕されるドイル。一方、ドイルがインジュの為に700億を放棄したことに動揺を隠せないサンア。そんなサンアのもとに、新たな知らせが。
ニュース画面に登場したインギョンは、ファヨンが死亡した日の映像を公開し、ファヨンがクローゼットで首を吊って発見された時に着ていた毛皮のコートが、サンアの物と推測されると語った。さらにファヨンの前任の職員の死、そしてサンアがアメリカ留学時代に制作した作品“閉ざされた部屋”の写真を比較し、その類似性について説明するインギョン。この3つの現場には、“青い蘭”という共通点があった。つづいて青い蘭の専門家としてスタジオに登場したのは、サピョン。実はサピョンに拷問されそうになったインギョンだったが、サンアの父ウォン・ギソン将軍に対する彼の忠誠心を逆手に取ったインギョンは、将軍の息子サンウを手にかけたジェサンとその妻サンアを自分たちの手で裁こうと持ちかけた。こうしてインギョンと共にスタジオに現れたサピョンは、現場に置かれた青い蘭がサンアの自宅地下室で育てられたものに間違いないと語った。
ニュースを終え放送局を後にしたインギョンを待っていたのは、ジョンホ。心配そうに佇むジョンホの姿を見るなり、インギョンはその胸に飛び込んだ。最後の公判が行われ、インジュは初めてファヨンが残した現金を見たときの感情を涙ながらに語る。そして、20億を手にしたときに感じた喜びと欲望に対し、処罰を下して欲しいとインジュ。「事件の主犯であるチン・ファヨンは死にましたが、私は生きています。生き残った私に罰を与え、チン・ファヨンを利用して金を生み出し、その金を持ち去ろうとしたチン・ファヨンを殺した者たちの正体を暴き、同じく罰を与えて下さい」そう語るインジュの前に現れたのは、他でもないファヨンだった…!
■第11話見どころ・感想
死んだはずのファヨンが生きていた!?
衝撃の展開でエンディングを迎えた「シスターズ」第11話。最終回を目前に控え、裁判官の判決を待つヒロインの前に姿を見せたのは、死んだと思われたファヨンだった。法廷に現れたファヨンの首元には、絆創膏のような物が。果たしてファヨンは、今までどこで何をしていたのだろうか。
8話でシンガポールへ渡ったインジュが事故に遭い、運ばれた病院でファヨンの幻と対面するシーンが描かれた。あの時インジュの前に現れたのは幻ではなく、本物のファヨンだったのだろうか。その直後マンションで黄色いドレスを着て登場したのがサンアであったことから、てっきりファヨンは本当に死亡したものだとばかり思っていた。法廷に登場したファヨンは、本物?それとも…?
前回のラストでまたしても裏切り者疑惑が浮上したドイルだったが、11話ではすべてをかけてインジュを守ろうとする姿が描かれ、視聴者の心を打った。700億を手放し、さらに自らの罪を認めてインジュの無実を証明したドイル。何度も自分の無事をインジュに知らせようとしたドイルだが、ことごとく失敗してしまう。お互いを心配し合う2人の姿に、ロマンスの始まりを期待させる展開となった。
昨夜放送された11話ではいい意味で期待を大きく裏切られ、ますます最終回でどのようなエピソードが描かれるのか、たのしみだ。さらに気になるのが、これまで毎話欠かさず本編の後に流れていた予告が一切登場しなかったという点。ベールに包まれた最終回の行方は、今夜9日(日)放送予定だ。ドラマ「シスターズ」はNetflixで独占配信中だ。
11話の視聴率は、ニールセンコリア全国7.707%、首都圏8.931%。
◇Netflix公式ページ
◇tvN「작은아씨들」番組サイト
2022年9月3日-10月9日(予定) 土・日放送・配信
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