キム・ヘス20年ぶりの時代劇!「シュルプ」10/15〜Netflix配信開始!タイトルの意味は?見どころご紹介!
キム・ヘス主演の「シュルプ」が10月15日(土)〜韓国tvNにて放送スタート予定。Netflixでも同時配信予定だ。今回は本作品の見どころやタイトルの意味などご紹介したい!
「シュルプ」は、我が子のために気品なんてものは捨てた!?トラブルメーカーの息子たちと、王座を狙うライバルの策略…さまざまな問題に振り回されながら、未来の朝鮮王を育て上げるために日々奮闘する姿を描く。
本作品のタイトル「シュルプ」とは何だ?と疑問に思った方も多いだろうが、これは昔の韓国語で傘を意味する。韓国人視聴者もこの単語を知らなかった人が多く、「時代劇なのに英語タイトル?と思ったら韓国語だったなんて」「傘よりも美しい言葉だ」といった感想も多い。雨から身を守るように、息子たちを全身全霊で守り育てる母の話、という訳だ。
朝鮮という偉大な時代、王が歴史を築き上げる間、影で必死にサポートし秩序を構築していく者もいたことだろう。ありとあらゆる事件や事故を未然に防ぐために宮廷を誰よりも速い足取りで動き回る誰かがいたのでは…?本作品は、そんな想像から出来たドラマで、朝鮮1%のロイヤルファミリーの王室教育と母親達の熾烈な教育熱を描いたという。
韓国は教育熱心な国と知られ、毎年11月に行われるスヌンと言われる試験日には通勤時間をずらしたり、遅刻しそうな生徒を警察が送り届けるなど国を挙げたサポートが有名で、日本のニュースでも報道されるほど。また大ヒットドラマ 「SKYキャッスル」などで行き過ぎた韓国の受験戦争、教育熱などが海外でも話題になり、このような問題を耳にした方も多いのではなかろうか。本作品は息子達を王にするために母親として奮闘する姿を描いた作品であり「朝鮮版SKYキャッスル!?」なんて脳裏に浮かんでしまう人もいたようだ。
またドラマの公式ホームページには「テチ洞よりも熾烈な王室教育!?」と謳われている。テチ洞とは、ソウルのカンナム地区に実在する地名。高い水準の教育名門学校がこの周囲に集まっていることから「教育一番地」と呼ばれるエリアであり、下校ラッシュアワーや塾の待機列が発生するほどと言われている。「そんな熾烈な争いが朝鮮時代にも存在したのか!?」なんて、既に興味深々の人も多いはず。500年前の王室ロイヤルファミリーの教育法とは?胎教から始まり、体系的な勉強法や礼節、情操教育など、過去に王子達が受けた上位1%の英才教育法が本作品の至る所に散りばめられているということで、どのように描かれているのか注目だ。
キム・ヘスが演じるイム・ファリョンは「かつては穏やかな湖のような性格だったが、常に誰かが石を投げるため、荒々しい波に変わってしまった」と言われる王妃。実際予告動画でも、息子たちの世話に必死な姿が見られる。トラブルメーカーの息子たちを育てる母として荒々しい性格に変わったのだろう、子供を育てる母親なら皆激しく同意するのではないか。勿論「朝鮮時代は別に教育係がいるのでは?」と思うかもしれないが、それが本作品の斬新な設定であり見どころだ。宮廷で最も歩くのが速いといわれるガールクラッシュな王妃を、キム・ヘスがどのように演じるのか期待大だ。
尚、キム・ヘスといえば最近は 「未成年裁判」で重厚な演技を見せたが、本作品は史劇!キム・ヘスが史劇に出るのは約20年ぶりとのこと。本作品はtvNの土日の枠で放送され、韓国でかなりの話題作となったキム・ゴウン主演「シスターズ」の後続ドラマであり、視聴者らは「後続作はプレッシャーだ」「更におもしろいドラマが続くのだろうか」など囁かれていたが、やはり大女優キム・ヘスへの信頼度は並々ならぬもの。キム・ヘス主演作と発表されただけで「オンニのドラマなら間違いない」と、それまでの視聴者の心配を吹き飛ばしてしまう程の期待度が韓国の視聴者達の反応から感じられる。
大妃を演じるのはキム・ヘスク。「ソウル大に子供を送った母よりも偉大な母」と公式ホームページに紹介されているのがまた面白い。彼女は後宮であるにもかかわらず息子を王にしたということで周囲から一目置かれる存在であった。頭のてっぺんからつま先までどこにも隙のない女性だ。キム・ヘスとキム・ヘスクの2人は映画『10人の泥棒たち』以来10年ぶりの共演であり、この2人が嫁姑関係というのは何とも豪華すぎる設定ではないか?「既に2人の争いが興味津々」「この2人のやりとりこそこのドラマの核心だろう」との声が寄せられている。
泰平時代を築いた朝鮮国王イ・ホは「SKYキャッスル」「ゴールデンスプーン」のチェ・ウォニョンが演じ、カリスマ溢れる王を見せる。
またファリョンと肩を並べて未来の朝鮮王を育て上げようと奮闘する後宮にも注目だ。まず名門家出身のファン貴人役には、イ・ジョンソクとユナ出演の 「ビッグマウス」でも活躍したオク・ジャヨンが演じる。ファリョンに世子嬪の座を奪われ、そのせいで自身の子供は王の長男なのに庶子になったとファリョンにライバル心を燃やしている。大妃お気に入りの人物だ。
キム・ガウン演じるテ・ソヨンは、中宮殿侍女出身で後宮となったシンデレラガールで、女官の憧れの的だ。美しく愛嬌があり、勘も鋭く一緒にいれば楽しい女性だと王が寵愛する魅力的な女性。しかし自身の卑しい出身が息子の足枷にならないかと心配し、息子の教育に奮闘する。
そして、王室教育を受ける未来の国王候補を演じるのは爽やかで明るい若手俳優達…これもまた見どころの1つ。ファリョンの息子たちは、世子役にペ・インヒョク、次男にムン・サンミン、三男にユン・サンヒョン、四男にユ・ソンホ、そして末っ子にパク・ハジュン。ファン貴人の息子はSF9のチャニ、テ・ソヨンの息子はキム・ミンギが演じる。
このように信頼できるベテラン勢と、爽やかな若手俳優達…彼らがどのような新たしい時代劇を見せてくれるのか?本作品は背景は朝鮮時代であるものの、現代を生きている我々にも共感する部分が多いドラマだという。「シスターズ」が最終回を迎え悲しんでいる視聴者も多いが、そんな悲しみの余韻に浸る間もなくもう15日(土)から本作品がスタートするということで、「週末が忙しい」と嬉しい悲鳴を上げる人々多数!「シュルプ」が10月15日(土)〜韓国tvNにて放送スタート予定。Netflixでも同時配信予定だ。
◇tvN公式サイト
◇Youtube|Netflix「シュルプ」予告動画
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