誠実な吉沢亮の訴えでPICUに人が集まった!「PICU小児集中治療室」第3話ネタバレと第4話あらすじ

2022年10月25日09時54分ドラマ
©フジテレビ

10月24日、月9「PICU小児集中治療室」(フジテレビ、月曜夜9時)の第3話が放送され、親友の救命医(高杉真宙)と二人で子供の命を繋いだ志子田武四郎(吉沢亮)の成長が見れた!31日に放送される第4話では生後7日の乳児院の赤ちゃんが運ばれる!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



吉沢亮主演の小児医療ドラマ「PICU小児集中治療室」の第3話が2022年10月24日に放送された。10日に放送された第1話、17日に放送された第2話まではまだまだ頼りにならない部分が目立っていた“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)だが、第3話では俄然成長を見せた。網走で交通事故に合ってしまった重症患者を大きな病院に運ばなくてはいけないのだが、陸路もドクターヘリもドクタージェットも断られる。植野(安田顕)たちの判断もあり、なんとか札幌から防災ヘリをだして貰えた。丘珠病院についた後、心肺停止を引き起こしてしまうが、なんとか助かる。

そして、判断に苦しむのは損傷の大きな肺の治療方針だ。術後管理がしっかりしていれば気管支を再形成して右肺の下葉はできるだけ温存する方法がとれる。しかし、術後管理に人員を割けない丘珠病院では仕方なく全摘を採用する。一旦、父親(結木滉星)も「生きられるなら」とその方針を受け入れる。しかし、武四郎は納得できない。それは7歳の子供が今後ずっと運動も制限された生活を送ることになる。植野は過去に同様の手術で患者を亡くした経験もあり、安全な全摘を勧める。武四郎は患者の生活、QCL(クオリティー オブ ライフ)を考えて行動に移す。第1話のころの頼りない武四郎とはもう全然違う。第3話は、患者のその後を描く「良作」とネットで評判になった。

第3話の冒頭から登場した親友の救命医(高杉真宙)はすぐに網走に戻るのだが、その後が心配されている。冒頭でもまるで車に飛び込むかの様子を見せたり、武四郎に何かを訴えたい様子もある。網走での生活が苦しいことはわかるのだが、救われる展開が望まれる。

31日に放送される第4話は、乳児院に預けられて間もない乳児の話となる。綿貫りさ(木村文乃)と武四郎はコンビを組む。第3話のラストで、りさが医者を訴えていることがわかった。医療裁判で「訴えられている」のではなく「訴えている」側だった。りさの過去を振り返るシーンで妊娠していた姿をみせていたところから考え、乳児の医療に関しての問題と考えられるが、そんなりさにスポットを当てる第4話となる。

ドラマ内で安田顕が演じているPICUの設立に尽力する植野医師には実在するモデルがいる。日本のPICUのパイオニアの一人である埼玉県立小児医療センター小児救命救急センター長の植田育也医師になる。先進国の中では小児の死亡率が高いと言われている日本に救急救命に特化したPICUを持ち込み、多くの尊い命を救い続けている医師だ。安田は役作りのために埼玉県立小児医療センター小児救命救急センターを訪問し、植田医師に直接話を聞いているという。そしてその思いが届く様に演じているという。

■前回:第3話ネタバレあらすじ
志子田武四郎(吉沢亮)のもとへ、網走総合病院で救命医をしている親友・矢野悠太(高杉真宙)から電話があった。その際、武四郎は悠太の様子がどこかおかしいことに気づいたが、悠太は否定した。武四郎は休みの日、網走の悠太を訪ねる。悠太が勤務を終えて帰ろうとしていたところ、7歳の少年・杉本淳之介(松野晃士)がトラックにはねられて緊急搬送されてきた。ロビーにいた武四郎も助けに入る。

淳之介は、悠太では手に負えないほどの重症だった。外科医がオペ中だったため、悠太は、淳之介をもっと大きな病院へ搬送しようと決断するが、濃霧がひどくヘリコプターを飛ばせないとの知らせが入る。悠太は、救急車で釧路に向かうよう指示するが、釧路までは、3時間はかかるといわれてしまった。救急車に同乗して治療に当たっていた武四郎は丘珠病院の植野(安田顕)に電話をかけ、ドクタージェットを要請する。そしてそれに備えて空港へ急ぐ。途中、淳之介は吐血してしまう。武四郎たちは必死で対応する。

ドクタージェットは名古屋に行っているために使えないことが分かる。なんとか札幌の防災ヘリを飛ばして貰った。丘珠病院についた後すぐに淳之介は心肺停止になってしまう。植野たちの努力で助かったものの肺に大きな損傷がある。当面はエクモでの対応となるが、手術をしなくてはいけない。手術となった場合、右肺を全摘するか、気管支を再形成して右肺の下葉はできるだけ温存する方法のどちらかだ。小児外科の浮田(正名僕蔵)は温存法をとれるというが、術後管理がとても大変だ。植野はそれを考え、全摘を採用する。

悠太は「一晩泊まれば」という武四郎の言葉に反して、武四郎の家で食事をすると網走に戻って行った。

網走から淳之介の父親(結木滉星)がやってきた。自分が冷たくしたせいで淳之介が遠くまでいったのだと思い、落ち込みも激しい。肺の全摘の話を聞いても、それしか助かる道がないと思い、手術を了承する。その様子をみていた武四郎はなんとかできないかと苦心する。そして、病院中に頭をさげてまわりなんとか看護師や医師をPICUに派遣してもらえないかと頼む。また、大学時代の友人、知人にも連絡を取りまくる。それでもやはり人は集まらない。植野と約束した日が近づいてきて、肺の手術は全摘になるかと思われたが、なんと武四郎の必死の姿をみた病院内の医師や看護師がPICUに協力することになった。武四郎の幼馴染の看護師・舞(菅野莉央)もPICUに来てくれた。小児外科の浮田、救急医の東上(中尾明慶)も兼務で対応してくれる。

淳之介の手術は温存法がとられ、手術は成功した。自発呼吸ができるようになった淳之介は父親と一緒に戦隊ごっこで遊ぶためにブレスレットを作りに行っていたと話す。父親は息子の思いを知って喜んだ。

前からPICUに入っている佐渡理玖(中村羽叶)の母親も武四郎が理玖のためにDVDを用意してくれたことなどにお礼を言う。

植野は手術方針についていろいろ迷ったことについて武四郎と話をする。患者のためを思っての行動だった。そして、ドクタージェットが北海道に常駐する必要性を二人は実感していた。

そのころ、綿貫りさ(木村文乃)は医者を訴えていた。

■第4話あらすじ
志子田武四郎(吉沢亮)は、PICUの科長・植野元(安田顕)や先輩医師の綿貫りさ(木村文乃)らとともに、一般病棟に移ることになった佐渡理玖(中村羽叶)を見送る。交通事故に遭いPICUで治療を受けていた杉本淳之介(松野晃士)は、寂しそうだった。

PICUにRSウィルスに感染し重症化した生後7日の乳児院の赤ちゃんが運び込まれる。両親からの反対を受けて20歳の大学生である母親は、生まれてすぐに乳児院へ預けた。まだ、出生届けも出ていない。植野は、綿貫に武四郎と組んで、この赤ちゃんを担当するよう指示する。後輩の育成も仕事のうちだと植野になだめられた綿貫は、渋々、武四郎と組むことになるが……。

フジテレビ 2022年10月10日スタート、月9「PICU小児集中治療室」。出演:吉沢亮、安田顕、生田絵梨花、高杉真宙、菅野莉央、甲本雅裕、中尾明慶、正名僕蔵ほか。番組公式Twitterアカウントは「@PICU_cx」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

フジテレビ月9「PICU小児集中治療室」番組公式サイト

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