【最終回ネタバレ】「一橋桐子の犯罪日記」松坂慶子が晴れ晴れ“ムショ活終了”宣言、再スタートを切る！

11月5日（土）放送のNHK土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」（NHK、夜10時）最終回・第5話で松坂慶子が晴れ晴れとムショ活終了宣言！これまで孤独だった一橋桐子が「自分は一人じゃない」ことを知り、新たなスタートを切る。NHKプラスで全話見逃し配信中だ。



「一橋桐子の犯罪日記」は一橋桐子（松坂慶子）が刑務所で余生を過ごすためにムショ活を始める青春終活グラフィティ。これまで窃盗、強盗、結婚詐欺、誘拐と様々な犯罪を試みて来た桐子が、11月5日放送の第5話では癌に侵された寺田一男（宇崎竜童）を殺すため、殺人計画に加担する様子が描かれた。「さすがに殺人は」と初めはためらっていた桐子だったが、知子（由紀さおり）が隠していた“罪”を知り、夫の暴力に屈しなかった彼女の強さに感化され、寺田の殺人計画に参加することを決意する。

結局、あと一歩のところで寺田が苦しみ出し、その計画は頓挫するのだが、不穏な動きを見せる桐子を心配する榎本雪菜（長澤樹）や久遠樹（岩田剛典）、小池ゆかり（木村多江）など、気づけば桐子の周りには彼女を心配する仲間が増えていた。天涯孤独だった桐子は周囲の優しさに気づき、憧れの三笠隆（草刈正雄）からプロポーズを受けるが、「一人でも大丈夫」と三笠にエールを送るほど前向きになる場面も描かれた。最後は知子のふるさとで知子が大好きだったくすの木に出会い、再スタートを切ることを決意した。

犯罪のための演技が次第に板について来た桐子を松坂慶子が好演し、時にはいたずらっ子の様にニヤリとするなどチャーミングな表情で視聴者を魅了した。また、雪菜や久遠、寺田など桐子の仲間たちが世代や歩んできた人生も様々なところもこのドラマの見どころのひとつ。それぞれが抱える不安もバラバラながら、お互い助け合う姿が感動を呼んだ。苦しい年金生活に、アパートを追い出されるなど身につまされる話題が散りばめられた本作は、「桐子さん可愛い！」「自分のことにしか思えない」など多くの反響を呼び、最後はムショ活を諦め、周りの人々と助け合いながら生きることを決めた桐子の晴れ晴れした笑顔で幕を閉じた。

■第5話ネタバレあらすじ
桐子の犯罪計画は毎回あらぬ方向に進み失敗してしまうので、見かねた闇金業者の寺田が、最後の犯罪として、「殺人計画」を提案してくる。実は寺田は癌におかされており、どうせ死ぬなら悪人らしく死にたいと、「俺を殺してくれ」と桐子に迫るが、心の内では一人で死にたくないと願っていた。一方、桐子は父親に携帯を取り上げられ連絡がつかない雪菜を心配していた。そこへ雪菜が桐子を訪ねて来て、サーフィンの大会があるから応援しに来て欲しいとお願いする。

桐子は雪菜の父親を誘って雪菜が参加するサーフィンの大会へ出かけた。結果は残念ながら2位だったが、雪菜の夢を反対していた父親も彼女の頑張りを見て心境に変化が現われる。その晩、知子の娘・奈穂美（戸田菜穂）から遺品を分けたいと連絡が入る。知子が大事にしていた黄色のブランケットを譲り受けることができた桐子は喜び、奈穂美に礼を言った。そしてずっと気になっていた知子が遺したあの句の真相を聞いてみた。奈穂美は顔を曇らせ、知子が夫から言葉の暴力を受けていたことを語り出した。

知子の夫は彼女を何かと怒鳴りつけていたが、知子はその恐怖に怯えながらそれでも夫のために豪華な食事を作り続けた。そして医者から高血圧と診断されても高カロリーな食事を作り続け、やがて夫は命を落とした。知子は何年もかけ夫の体を毒し、死に追いやっていたのだった。そして知子は納骨が済んだあと、「強いものに負けたくなかった」と告白したことを奈穂美は教えてくれた。知子が遺した句にある「罪」とは夫を意図的に死なせたことだったことがわかり、桐子は闘った知子に罪はないと思うのだった。

「強い者に負けない」と知子の意思を受け継いだ桐子。久遠が詐欺グループに再び仕事をしようと絡まれているところを見かけ、桐子は大声で撃退した。その日の仕事の帰り、桐子は酔っぱらっている寺田を発見する。「私も闘う」と決心した桐子は寺田の殺人計画に加担することを決意する。そして寺田の計画通り、桐子は寺田の金を盗み、不動産に新しい部屋の依頼をした。そして商店街で人が見ている中、2人は派手に揉めた。「500万盗んだだろ」と物騒な話も飛び交い、道行く人が注目する中、学校帰りの雪菜にも目撃されてしまい2人は慌てて退散した。

その晩、小池ゆかり（木村多江）は商店街の騒動を聞いて寺田に会いに来た。桐子はバイトも急に辞め、久遠も雪菜も寺田と桐子が何か企んでいることを心配した。そして犯行当日、家を出た桐子を雪菜が尾行。しかし雪菜がついてきていることに気づいた桐子は雪菜を巻き、待ち合わせた橋の上で寺田と合流した。寺田はもめ合った後に自分を川に突き落とすよう指示。しかし、寺田のシナリオ通りに口論する2人だが、桐子は言い合いしている間に心が痛み、寺田を突き落とすことは出来なかった。すると突然、寺田が痛みで倒れ、探しに来た雪菜と久遠のおかげで救急車を呼び寺田は一命を取り留めた。

桐子は病院で寺田を見舞った後、久遠と雪菜に刑務所行きを諦めることを打ち明けた。これまでのムショ活を振り返り、周りに迷惑をかけたが、知子を失い孤独だった桐子の周りには雪菜や久遠がいて一人ではないことがわかった。もう少し壁の向こうで頑張ることを決意した桐子はムショ活終了を宣言した。そんな桐子の決断に、雪菜も久遠も喜んだ。

それから桐子は雪菜を誘い、知子のふるさとを訪れた。知子のお墓参りで彼女が好きだったイチゴ大福をお供えし、彼女が大好きだったくすの木がある丘を目指した。そして実際くすの木を見ると、桐子は一目でその木を気に入り、ここに住むことを即決する。そうすればいつまでも知子と一緒にいられる気がすると話す桐子を雪菜も賛成してくれた。それから奈穂美の好意で桐子は知子の生家に住むことになり、新たな人生のスタートを切ることになった。

NHK総合10月8日スタート、土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」。出演：松坂慶子、岩田剛典、長澤樹、片桐はいり、宇崎竜童、木村多、由紀さおり、草刈正雄ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_dramas」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇ NHK「一橋桐子の犯罪日記」番組公式サイト
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