韓国ドラマ「シュルプ」キム・ヘス、息子を殺したクォン医官と対峙!第14話ネタバレ、見どころ

2022年11月28日22時53分 
(2022年12月02日00時46分 更新)
ドラマ
Netflixシリーズ『シュルプ』独占配信中
画像出典:tvN番組サイトより

キム・ヘス主演で、朝鮮時代の教育ママの奮闘を描いたコメディ時代劇、Netflixで独占配信の「シュルプ」(全16話)。前回、三男ムアン大君の隠し子騒動の裏で、世子の死に関与したクォン医官の驚きの正体が明かされた。気になる第14話のあらすじ(ネタバレ)と見どころを確認してみよう。
※視聴率は14.1%(ニールセンコリア、全国調べ)

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「シュルプ」は、トラブルメーカーの息子たちと、王座を狙うライバルの策略…さまざまな問題に振り回されながら、未来の朝鮮王を育て上げるために日々奮闘する王妃の姿を描く。【「シュルプ」を2倍楽しむ】で各話のネタバレあらすじ(ネタバレ)と見どころ、キャストなどまとめている。



■第14話あらすじと豆知識
廃妃ユン氏(ソ・イスク)を母と呼んだクォン医官(キム・ジェボム)。彼の正体はイクヒョン、またの名をヨンウォン大君といい、かつて大妃によって殺されたテイン世子の弟だった。中殿の座を奪われ、次々と息子の命を奪われた廃妃ユン氏は唯一生き残ったイクヒョンをユ・サンウクの息子とすり替えていたのだった。

ファリョンは二人の世子の死に方が酷似している事からテイン世子の死因の再調査を訴えるが、テイン世子の毒殺が立証されれば、謀反で王位に就いたと見なされて王(チェ・ウォニョン)にとっては不都合になってしまう為、世子の死因を別の方法で調べると約束する。

その頃、承政院の日誌を調べていたソンナム大君(ムン・サンミン)は、一部のページが切り取られている事を知る。何者かの陰謀が絡んでいる事が明らかになったものの、証拠を得る術を失ったファリョンは当時の関係者が独自に記した書類を頼るしかなかった。
※承政院(スンジョンウォン):李氏朝鮮における王命の伝達と臣下の上奏の報告を王に行う官庁。

ファリョンから世子を死に至らしめた毒を探すよう命じられたクォン医官。大妃(キム・ヘスク)が兄であるテイン世子を殺した手がかりである承政院日記が失われたという事実は、彼ら逆賊にとっても絶望的な状況だった。彼らにとって唯一残された希望はテイン世子の死体検案書のみ。それを領議政(キム・ウィソン)が隠し持っていると疑い、接近を試みる。

一方の領議政は王を殺すと言い出したウィソン君(カン・チャニ)を止めようとファン淑媛(オク・チャヨン)を説得するが、ウィソン君が王の実子ではない事や、大妃がそれに感づいた事を明かされ、協力を余儀なくされるが、そこにかつて殺したはずのユ・サンウクが現れ更に驚かされる。

逆賊の狙いの陰にイクヒョンが関連していると睨んでいたファリョンは、当時の検死に立ち会った史官が独自に書き記していた日誌を手に入れるが、当時、毒殺の疑惑を先王が口止めし、当時王子であった夫イ・ホも毒殺の事実を知っていたと知り、夫がテイン世子の毒殺に加担していたのではないかと疑いを抱き始める。

その頃、大妃に呼び出されたチョンハ(オ・ウィジュ)は床入りについて聞いてくる大妃に違和感を感じ、ファリョンにそれを伝える。兄弟達からソンナム大君の好きな食べ物を聞き出すチョンハ。しかし、大妃は世子嬪が他の大君の部屋に出入りしている事を利用して彼らを陥れようと企む。それだけでなく、ムアン大君の部屋に何か秘密があると感づかれてしまう。その頃、ムアン大君の部屋の周辺を探っていたナム尚宮(イ・ジョンウン)は赤子の泣き声を聞きつけるが、ファリョンが先手を打った為、事なきを得る。

王宮ではソンナム大君が火者だという噂が流れていると知ると、ファリョンは血の気をたぎらせて怒り始め、床入りのコーディネーターとも呼ぶべき保母尚宮を呼び寄せると、次の床入りの準備を始めさせる。食べ物からトレーニングまで万全の状態で迎えた床入りの夜。二人は緊張を解そうと酒を酌み交わすが、ソンナム大君は酔いつぶれてしまう。目を覚まし、隣で寝ているチョンハに戸惑うだけでなく、自らチョンハに口づけをした断片的な記憶が蘇って頬を赤らめた。
※火者(ファジャ):生殖器が不完全な男性。※保母尚宮(ポモサングン):王子と王女の世話をする女官。本作では実績のあるセックス・カウンセラーのような役割として描かれた。

ファリョンの命令通りに世子の毒殺に使われた可能性のある毒を持ってきたクォン医官。あえて実際に使った毒を見せてファリョンの裏をかこうと狙うが、ファリョンはそれも見抜いていた。更に町で服毒自殺した女性の遺体の状態が世子と似ていた事から、世子の殺害に艮水が使われた事が分かり、ファリョンは廃妃ユン氏の屋敷に急ぐ。屋敷で彼女の息子が蘆を引きずる仕草がフェイクだと気づいたファリョンは同じく足を引きずるクォン医官こそが廃妃ユン氏の息子イクヒョンだと気づき、廃妃ユン氏に息子を止めるよう説得を試みるが…。
※艮水(カンス):塩から溶け出したしょっぱくて苦い水。

その頃、イクヒョン(クォン医官)は大妃に従ってテイン世子を殺した御医を同じ艮水で殺し、毒殺の証拠である死体検案書の在り処を突き止めた。言われた通りの場所を探すイクヒョンの背後に現れたのはファリョンだった…。

■見どころ
前回のラストで明かされたクォン医官の正体が冒頭からより詳しく描かれた第14話では、彼がなぜ謀反を企てるのかという動機が明らかになった。大妃によって兄テイン世子を殺されただけでなく、一家が滅門し、他の兄まで殺された彼にとって、大妃やその息子である王は一族の敵なので、憎しみを抱くには十分過ぎるほどの説得力がある。前回に引き続き、クォン医官を疑うファリョンと、疑われていると気づきながらも上手く利用しようとするクォン医官のマインドゲームが描かれ、どちらが一歩先を行くのか引き続き注視したい。

また、ウィソン君の暴走がどこまでエスカレートするのか、彼に王を殺させようとするクォン医官はウィソン君が我が子だと知っているのかどうかも気になるところだ。

物語がシリアスな方向に向かう一方で、並行してソンナム大君とチョンハの「新婚夫婦の夜の営み」がコミカルに描かれ、息子が火者(生殖器が不完全な男性)呼ばわりされてブチギレるファリョンの姿や、「世子の男性機能は健全そのもの」「チョンハは性の知識は豊富」と言った大人向けのユーモアがセリフに散りばめられていた。迎えた床入りでも、直接的な過激な描写は無かったものの、「火者じゃないか(大事な部分を)チェックした」というチョンハのセリフに女性視聴者はドキドキさせられたに違いない。

終盤ではクォン医官の正体を知ったファリョンが彼と対峙するシーンで幕を閉じ、最終週ではどのような事件が起きるのか好奇心を掻き立てられた。

子供の将来や社会的ステータスを巡ったママ同士のドロドロとした競争といった現代のトピックを朝鮮時代に移植し、王位を賭けた教育奮闘記を描いたユニークなtvN土日ドラマ「シュルプ」はNetflixで独占配信中だ。

■スタッフ
演出:キム・ヒョンシク
脚本家 :パク・バラ
原題:슈룹(シュルプ)

■キャスト
イム・ファリョン役:キム・ヘス
大妃役:キム・ヘスク
朝鮮王イ・ホ役:チェ・ウォニョン
ソンナム大君役:ムン・サンミン
世子役:ペ・イニョク
ムアン大君役:ユン・サンヒョン
ケソン大君役:ユ・ソンホ
イリョン大君役:パク・ハジュン
ファン貴人役:オク・チャヨン
コ貴人役:ウ・ジョンウォン
テ昭容役:キム・ガウン

ほか

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