「エルピス」の主役はもはや郷敦!第9話の大門家の葬式で鈴木亮平に岡部たかしが意味深な会話を…第8話ネタバレと予告

2022年12月13日11時12分ドラマ
@カンテレ、フジテレビ

12月12日、月10「 エルピス―希望、あるいは災い― 」(フジテレビ、月曜夜10時)第8話で真犯人にたどり着いた“拓朗”眞栄田郷敦に、最悪な結末が用意されていた。12月19日(月)に放送される第9話で恵那(長澤まさみ)の体調にまたも異変が…!?予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「エルピス―希望、あるいは災い―」は、スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)と彼女に共鳴した仲間たちが、死刑が確定犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描いていく社会派エンターテイメント。若手ディレクター・岸本拓朗役で眞栄田郷敦、報道局のエース記者・斎藤正一役で鈴木亮平が共演する。

12月12日に放送された第8話で、拓朗は連続猟奇殺人の真犯人が本城彰だと確信する。三人目の被害者のスカートに残っていたDNAと昨年殺害された優美が身に着けていたストールから、同じDNAが確認されたのだ。さらに、三件目の被害者が出た後、もうひとり行方不明となっている女性がいたことも判明、その事件以降、9年の間、本城彰が“海外留学”していた事実も突き止めた。これで真犯人は確定、松本死刑囚の冤罪が証明され、晴れて自由の身となり、拓朗はヒーローとして賞賛され…とはいかないのが本作。

第1話で村井が「おれらが生きている世間にも、いろんな怖い生き物が目に見えない縄張りはってたりするんだよ。どこに何がいるかもわかっていないようなガキが、ブンブン棒を振ってたりしたら大変な目に遭うってこと、わかるか?」と拓朗に語っていたことが的中、拓朗は見えない敵に“真実”と“正義”を遮られたばかりか、仕事も失ってしまった。

自己肯定感低めの拓朗本人は、まだ気づいていないようだが、思考の浅いお坊ちゃまから、一転、拓朗は“正義”を追求する孤高のジャーナリストに変貌をとげた。不器用でも、情けなくても、信じたい人を失ってしまっても、真実を追求しようと、がむしゃらに動く姿が視聴者から多くの賛同を呼び、Twitterでは「今日は完全に郷敦が主役の回」「主役が拓朗説否めん」「回を重ねる事に主役が郷敦になってるような…」といったコメントがよせられている。

次週12月19日に放送される第9話で、拓朗と村井はさらに真相に近づいていく。村井は大門副総理(山路和弘)の娘婿で秘書の大門亨(迫田孝也)に接触。亨は真面目で正義感が強く、決して政治家の秘書に向いているとはいえない男で、実は過去に村井とともに大門の告発を試みたこともあるという。結局、村井も権力と忖度に屈した過去を持っていることを知った拓朗は、自分もこのまま終わらせるわけにはいかないと、本城逮捕の最大の壁である大門を排除する作戦に打って出ることに…。

第9話の予告動画に大門総理の身内の葬式が行われているシーンが流れるとTwitterでは「謎の葬式に嫌な予感しかない」「全然先が読めない」といったコメントや今後の考察について様々な意見がとびかった。亡くなったのが、登場早々の秘書の亨なのか、息子の彰なのか…。村井が喪服姿の斎藤に「これ以上は、戻ってこれなくなるぞ」と意見するシーンも含め、この葬式が大きな展開であることには間違いなさそうだ。斎藤は今回の冤罪事件とそれにまつわる陰謀に、どれだけ関わっているのだろうか?

■前回:第8話ネタバレあらすじ
かつて恵那(長澤まさみ)が商店街で出会った、えたいの知れない雰囲気をはらんだ男の正体が判明した。その人物こそが、大門副総理の有力な支援者である「本城建託」社長の長男の本城彰(永山瑛太)だった。恵那は本城彰が真犯人に違いないと、拓朗に調査を依頼する。

彰のことを調べはじめると、イケメンと地元の評判は上々だが、その存在があまり知られていなかった。八頭尾山で3人目の被害者がでてから、再び事件が起きるまでの間、彰が海外を転々としていたということも判明。新聞記者の笹岡まゆみ(池津祥子)によると、三人目の被害者が出た後、八頭尾山で行方不明になっている女性も被害者だと考えると、彰が“海外留学”していた時期と事件が起こらなかった時期はピッタリと当てはまるという。

拓朗は再び八飛市で聞き込みを行い、昨年殺された中村優香(増井湖々)と親しかったひきこもりの中学生・高岡ひかる(堰沢結愛)にたどり着く。ひかるは、優香に自分が好きだった男性を横取りされたという。小説に詳しい大人の男性で、そのことを優香に教えると、後日、彼から黒いストールをプレゼントされたと見せびらかされ、喧嘩をして絶交したという。その数日後に優香が殺されてしまい、仲直りの機会を失ったひかるは苦しんでいた。

拓朗はひかるをつれて優香の殺害現場に花を供えにいった。ひかるは優香と写った楽し気な写真を拓朗に見せ、さらに優香から送られてきたという好きだった男性の隠し撮り写真も拓朗に見せた。拓朗は平川刑事(安田順平)を再度呼び出し、受け取った情報の中に、ひかるの写真と本城彰の写真が入っていなかった理由を問い詰める。平川は白を切ろうとするが、拓朗にカフェでの会話を録音していると脅迫され、しぶしぶ残りの写真を送ることに同意した。

拓朗は優香の母(樋井明日香)に頼んで、遺留品の中にあった黒いストールを譲り受け、DNA鑑定を依頼する。念のため、三カ所で鑑定を依頼すると、三件とも三件目の被害者・井川晴美のスカートから検出されたDNAと一致、松本死刑囚が冤罪である確率がさらに高まった。

事件の真相に近づいたと感じる拓朗は「ニュース8」にスクープを持ち込むが、局側の反応も恵那の反応も鈍い。苛立つ拓朗が、恵那に本心を問い詰めると、「私ひとりの番組ではない」と言い返されてしまう。それでも、恵那は村井(岡部たかし)に頼んで、週刊誌「週刊潮流」で拓朗が掴んだスクープを取り上げてもらうよう取り付ける。

しかし、拓朗が週刊誌の記事を校了した直後、「ニュース8」で優香が風俗店でアルバイトをしていたことが報道されてしまう。三人目の被害者の姉・純夏(木竜麻生)が「被害者の会」の立ち上げを記者発表しようとしていた、絶妙なタイミングでのニュース報道に一同は愕然とする。「被害者の会」記者会見は取りやめとなり、拓朗のスクープ記事も差し替えとなり、さらに、拓朗は平川刑事を脅迫した疑いで「大洋テレビ」を解雇された。

■次回:第9話あらすじ
真犯人が本城彰と特定できるDNA鑑定の結果をもってしても、事実を公にすることが許されない。拓朗は行き場のない憤りを抱える。この一件で、背後に真実を闇に葬ろうとする巨大な力を感じた恵那は、無力な自分になすすべもなく、再び心身のバランスを崩していく…。一方、大門副総理(山路和弘)の娘婿で秘書の大門亨(迫田孝也)に接触を図った村井(岡部たかし)は、拓朗にジャーナリストを名乗らせ、亨と引き合わせることに…。

カンテレ、フジテレビ 新月10ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」は10月24日夜10時スタート。主題歌:STUTS「Mirage」Vo.YONCE(Suchmos)&長澤まさみ/出演:長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平、三浦透子、三浦貴大、近藤公園、池津祥子、梶原善、岡部たかし、筒井真理子ほか。番組公式Twitterアカウントは「@elpis_ktv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

カンテレ、フジテレビ「エルピス―希望、あるいは災い―」番組公式サイト

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