NHK「上陽賦~運命の王妃~」第18話:反逆者の末路と一家の再会!ネタバレあらすじ|全43話

2022年12月18日20時00分ドラマ
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王ケン(チャン・ツィイー)は、第2皇子・馬子律(プー・バージャ―)を婚礼の儀に乗じて倒そうとするが失敗!NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で12月25日放送予定の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第18話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。

「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。



※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。

■キャスト押さえておくべき5人
王儇(以下、王ケン)/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第18話:反逆者の末路と一家の再会
皇帝が案内され、皇位継承の詔書を読み上げ始めると、桓宓(かんひつ)に化けていた王ケンの侍女が隣の子律に斬りかかるが、短刀は頬を掠めただけで暗殺は失敗に終わる。激怒した子律は王ケンを殺そうとするが、第3弾皇子・馬子澹がとっさにかばい刺されてしまう。激昂して王ケンに剣を振り下ろそうとしたとき、飛んできた矢が子律の剣を吹き飛ばす。兵を連れた蕭キが到着したのだ。突然現れた簫キに追い詰められた子律は皇帝を人質にして抵抗。ケン寧王が死に反乱軍の敗北を知らされても受け入れず、そのまま皇帝を殺そうとする。そこに王ケンが馬子律の愛する桓宓を連れてきて、人質を交換するよう迫る。子律が交換に応じようとしたとき、王夙(おうしゅく)が現れ、桓宓に剣を向ける。子律が皇帝から離れた瞬間、矢が射られ倒れる。それを見た桓宓は王夙の剣を奪って自死する。

子澹の傷は急所をハズレ一命をとりとめる。天牢を出た皇后は王藺(おうりん)に王栩(おうく)亡きあとは、蕭キに頼るしかないと言うが、王藺は皇后に蕭キが操れるのか疑問に思う。

皇太子・馬子隆は子律のたくらみに気づかなかった自分を責める。そこに皇后が現れ、弱音を吐く子隆を叱咤。子隆をかばって自分に意見し、口答えする皇太子妃・謝宛如を皇后が平手打ちする。皇后が退室した後、宛如は桓宓は子律を頼れたが自分には頼れる人が誰もいないと嘆く。

朝廷で報償が行われる。王藺のたくらみが露呈しなかったおかげで王藺には太師を、蕭キには太尉の名誉職が与えられる。宋懐恩(そうかいおん)、牟連(ぼうれん)、唐競(とうけい)、胡光烈(ここうれつ)、胡瑶(こよう)ら寧朔軍の将軍たちには爵位を3等級昇格と金一千両が与えられる。そして子律、ケン寧王らは反逆児罪で死罪を命じられる。

その後、屋敷に戻った蕭キは王ケンに子澹の意識が戻ったことを伝え、不本意ながら妻を守ってくれた子澹に感謝するという。その一方で、自分が守れなかったことを情けなく思い、王ケンを失うかと思い怖かったと本心を明かす。王ケンの危機を知り、一刻も早く戻りたくて少数の兵で戻ってきた。王ケンのおかげで20万の兵とも衝突することもなかったこと、宮殿で捕らわれの身の王ケンが兵を動かしたことを驚き、称賛する。さらに魏将軍から聞いた王ケンの活躍ぶりに感心しながらもあきれる。玉秀も起き上がれるほど回復し、蕭キは王ケンを守ってくれた玉秀にも謝意を伝える。

馬瑾若が訪ねてくる。初めて会った婿に、最初は二人の婚姻に反対していたことを打ち明け、怒ったり恨んだりしたが、何度も王ケンを救い、今回も少数の兵で戻ったことに深く礼をいう。蕭キは人生をかけて王ケンを守ると約束する。

子澹が重傷を負ったと知り、いてもたってもいられない蘇錦児(そきんじ)は滋養に良い薬を用意したと王ケンに話す。蕭キは本心では子澹を見舞うことに反対のようだが、筋を通すという王ケンの意見を尊重する。ところが、宛如は王ケンの見舞いと薬を受け取らず、門前払いする。

蕭キは謀反の残党がいるかもしれないと考え、兵士から女官まで宮殿内の全員の身元を改めるよう進言するが、王藺はこれに反対する。皇太子は信じられるのは蕭キだけだと、叔父の王藺さえも信じられないと蕭キの肩を持つ。すると、王藺は大げさに謝罪し、一部の使用人だけを同行して隠居するので、屋敷や財産の全てを蕭キに譲ると言い出す。ちょうど来合わせた皇后がその場を納める。王藺は子律の手の者の中で、使えそうな2名だけを残して後は全て処刑するよう指示する。

桓宓の一件で対面を失った王夙は酒におぼれる。そんな息子を王藺は池の中に放り込み、這い上がろうとする王夙を足蹴にする。王夙は自分の野心のために家族も犠牲したと、父に食ってかかる。王藺はそんな息子に「王氏の跡継ぎとして現実を見据えよ」と叱責する。

一方、蕭キは酒に酔いつぶれた王ケンを介抱して夜を明かす。目覚めた王ケンは、母が王氏と皇帝の板挟みに苦しんでいたことを慮り、父の野心のために家族の関係が壊れてしまったと話す。蕭キはこれまで話さなかった自身の過去を話す。蕭キは孤児で両親の顔すら知らずに育った。そこでは2つの部族が共存していたが、部族間での婚姻も許され平和に暮らし、蕭キにも優しく接してくれた。ところが2つの部族が急に敵対し、村が火の海になってしまった。蕭キもまた家族同然の人々が死に、対立する悲しい過去を持っていた。

父との口論で王夙は何かが吹っ切れた。晴れ晴れとした表情で王ケンを迎え位に気、2人で慈安寺の母に会いに行く。寺には王藺も来ており、久々の一家が再会。王ケンは両親二人で話す機会を作ってやる。瑾若に仕える徐女官は王ケンが妊娠していることに気づく。数日後の誕生日に蕭キに伝えようと考えた王ケンは、誰にも言わないよう口止めする。

■見どころ
第18話は、子律の謀反の後始末が描かれた。この謀反では内に隠した子律の残虐さが露呈したが、桓宓を想う恋心だけは本物だった。無敵の大将軍である蕭キもまた、王ケンを失くすかもしれないという思いで怖れるほど、妻を愛していたことが確認できる。皇子として恵まれた環境ではあったが、疎まれ愛されることなく育った子律と、孤児だったが周りから愛されて育った蕭キ。愛を知ることを大切さを思い知らされた2つの愛だった。

また、終盤では王藺と瑾若の久々に仲の良い様子も見られるが、これも誕生日の祝いを父に聞かれた王ケンが、両親の仲の良い姿をねだったお陰。果たしてこのまま両親の関係は修復するのか?そして蕭キも気にした王ケンがやせた理由は?

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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