【最終回】「エルピス」迫田孝也が瞬殺、岡部たかしが大暴れ…第10話ついに“善玉”長澤まさみと“悪玉”鈴木亮平が一騎打ち!?第9話ネタバレと予告

2022年12月20日11時00分ドラマ
@カンテレ、フジテレビ

12月19日、月10「 エルピス―希望、あるいは災い― 」(フジテレビ、月曜夜10時)第9話が放送された。正義を貫こうともがく“拓朗”眞栄田郷敦に、大門亨の死という最悪な結末が…。12月26日(月)に放送される第10話で拓朗が掴んだスクープを手にした恵那(長澤まさみ)が奮起し!?予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「エルピス―希望、あるいは災い―」は、スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)と彼女に共鳴した仲間たちが、死刑が確定犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描いていく社会派エンターテイメント。若手ディレクター・岸本拓朗役で眞栄田郷敦、報道局のエース記者・斎藤正一役で鈴木亮平が共演する。

12月19日に放送された第9話で、“信念”のフリージャーナリストとなった拓朗は、村井から大門副総理に関する過去の告発案件を託された。ところが、大門副総理に対する“レイプ事件もみ消し”疑惑を告発しようとしていた大門亨(迫田孝也)は、自殺を装われて殺害されてしまう。大門を追い詰めることができたはずの証人のあまりにも早すぎる退場劇に、Twitterでは「やっぱり死んじゃったか」「絶対やられると思った」「次々と権力にもみ消されて正義が潰されている事実…怖すぎる」「退場があまりにも早すぎ」といったコメントが並んだ。

第9話のサブタイトルは「善玉と悪玉」。ドラマの中で、体内の菌に“善玉菌”“悪玉菌”の区別はなく、バランスがとれていれば問題ないが、それが崩れた時“悪玉”になるのだという話が挟み込まれる。それは大門やテレビ局上層部側の“悪玉菌”と、正義を貫こうとする拓朗や村井の“善玉菌”、そして多くの“日和見菌”がバランスを保って存在している現実と符合し、“日和見”している恵那の罪悪感を一時だけ和らげてくれた。しかし、ドラマラストで村井がその均等を破って大暴れ、恵那の中の“善玉”に変化が…。

次週12月26日に放送される第10話はついに最終回。保身のために権力という名の“悪“から目を逸らし続けるマスコミに怒りを爆発させた村井に触発され、恵那は再び事件と向き合うことに。一方、亨を死に追いやった責任と、身の危険を感じて恐怖する拓朗は、今回の件から身を引こうとする。そんな中、「ニュース8」に斎藤が姿を表した。斎藤と恵那が対峙し、不敵な微笑みを浮かべる恵那が予告動画に登場し、視聴者の話題となっている。

一度は希望を失い、諦めることを選んだ恵那が、最後に選んだ方法とは?闇に葬られた“真実”が白日のもとにさらされ、“正義”が勝利する日は来るのだろうか?最終回を楽しみ待ちたい!

■前回:第9話ネタバレあらすじ
拓朗(眞栄田郷敦)が週刊誌の記事を校了した直後、「ニュース8」で優香が風俗店でアルバイトをしていたことが報道されてしまう。真犯人が本城彰(永山瑛太)と特定できるDNA鑑定の結果をもってしても、事実を公にすることが許されない。拓朗は、平川刑事(安井順平)への贈賄と脅迫の疑いで、「大洋テレビ」を解雇され、行き場のない憤りを抱える。

この一件で、背後に真実を闇に葬ろうとする巨大な力を感じた恵那(長澤まさみ)は、無力な自分になすすべもなく、再び心身のバランスを崩していく。

拓朗は、週刊誌「週刊潮流」の編集長・佐伯(マキタスポーツ)から、今回のネタはボツにするつもりはないことを聞かされる。そして、佐伯は拓朗にはジャーナリストとしての本質が備わっていること、それから一生逃れられないだろうと告げた。

大門副総理(山路和弘)の娘婿で秘書の大門亨(迫田孝也)に接触を図った村井(岡部たかし)は、拓朗にジャーナリストを名乗らせ、亨と引き合わせる。亨は真面目で正義感が強く、決して政治家の秘書に向いているとはいえない男で、実は過去に村井とともに、大門の告発を試みたことがあった。

大門派の議員が起こした性暴力事件の被害者が自殺し、そのもみ消しを頼まれていた亨が、村井に内部告発を持ちかけたのだ。しかし、告発報道の直前、大門が副総理に就任したことで「大洋テレビ」上層部が弱腰になり、また亨が妻子の今後を心配して告発を取りやめたことで、取材VTRはお蔵入りとなり、村井は報道から「フライデーボンボン」に異動となったのだ。

取材のVTRやDVDを村井から受け取った拓朗。村井も自分と同じように、権力と忖度に屈した過去を持っていることを知った拓朗は、亨へ直接インタビューを試みる。性暴力事件で加害者側を守ったことに罪悪感を抱き「自分の罪深さを忘れて生きていくことなんて…僕にはできない」と吐露する亨。前回心配していた妻子の今後も、大門が失脚したあとは、大門の地盤を引き継ぐことになる斎藤(鈴木亮平)がいるおかげで、安全が保証されるだろうと亨は語る。

「週刊潮流」に亨の告発を持ち込んだ拓朗に、佐伯は性暴力被害で自殺した被害者遺族からも裏をとるように指示を出す。「権力っていうのは、瞬殺しかないんだよ。いかに一撃で倒すかだ。もたもたしてたら反撃ぶっくらう。敵は全力で裏がとれないように潰してくる」と、佐伯は語り、今回の記事には握りつぶされないだけの確固たる証拠が必要だと拓朗を諭す。

一方、恵那は同期の滝川(三浦雄大)から、冤罪事件のスクープをこのままにしておけないと、ネットで流してはどうかと持ち掛けられる。もちろん拓朗にも報酬は出すという滝川の言葉に嫌悪した恵那は、スクープは拓朗のものだと断る。 

取材後、拓朗の元に、亨から「事務所を辞めた」と連絡が入る。その5日後、亨は駐車中の車内で遺体となって発見される。報道局の通達文では、遺書があったことから自殺と判定されたが、亨に精神科への通院歴があったことで、遺族側は病死の発表を希望していると記されていた。

大門亨の葬儀は粛々と行われた。葬儀におしかけてきたマスコミを仕切る斎藤に、村井は「ホントは病死ではなく自殺、自殺ではなくて他殺?引き返すなら今しかない、でないとこの先もう戻ってこれないぞ」と警告する。その直後、後輩の記者から大門の心温まるインタビューがとれたと聞かされ、村井は激昂する。「ニュース8」の放送直後にスタジオに現れた村井は、椅子を片手に「どいつもこいつも正義面しやがってよ!何が報道だ!この腐れ、腐れ…」と暴言を吐きながら、セットを壊しまわる。

その様子を呆然と見ていた恵那は、「いっそのこと、木っ端みじんになればいい…」と一筋の涙を流した。

■次回:最終回第10話あらすじ
大門亨の正義を踏みにじり、保身のために権力という名の悪から目を逸らし続けるマスコミに怒りを爆発させた村井。「ニュース8」のスタジオに殴り込んできた村井のただならぬ様子に震撼した恵那は、その真意を知るために拓朗の元を訪れる。しかし、亨を死に追いやったことの責任と、権力の悪意を思い知らされた拓朗は、今度こそこの件から手を引くと宣言する。深い失意と恐怖に襲われている拓朗の言葉に、恵那が出した答えとは?

カンテレ、フジテレビ 新月10ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」は10月24日夜10時スタート。主題歌:STUTS「Mirage」Vo.YONCE(Suchmos)&長澤まさみ/出演:長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平、三浦透子、三浦貴大、近藤公園、池津祥子、梶原善、岡部たかし、筒井真理子 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@elpis_ktv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

カンテレ、フジテレビ「エルピス―希望、あるいは災い―」番組公式サイト

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