門脇麦&田中圭「リバーサルオーケストラ」初回視聴率6.8%“音楽って楽しい!”クラシックの名曲に歓喜!第1話ネタバレと第2話予告

2023年01月12日11時24分ドラマ
@日本テレビ

1月11日(水)夜10時より 日本テレビ「リバーサルオーケストラ」第1話が放送され、ポンコツ交響楽団“玉響”のコンサートマスターに天才ヴァイオリニストの初音が就任した!予告動画とスペシャル動画が番組公式サイトで公開されている。



「リバーサルオーケストラ」は、超地味な市役所職員で元天才バイオリニストのワケあり主人公・谷岡初音(門脇麦)と、彼女を巻き込む変人マエストロ・常葉朝陽(田中圭)の2人が、ポンコツ交響楽団「玉響」を一流オケに大改造すべく奮闘する、一発逆転、爽快感バツグンの音楽エンターテイメントだ。1月11日に放送された初回第1話の視聴率は6.8%を記録した。(ビデオリサーチ調べ、世帯別平均視聴率)

第1話では、平凡に暮らしていた初音が、強引すぎる変人マエストロ・朝陽に正体を見破られ、地元のポンコツオーケストラ玉響の「コンサートマスター」を引き引き受けることになるまでが描かれた。コンサートマスターとは、第1ヴァイオリンのトップ奏者でオーケストラの総まとめ役。女性の場合はコンサートミストレス(コンミス)と敬称されることもあったが、最近では「ミストレス」に「情婦、愛人」といった暗喩があるため、差別用語とみなされて、女性も「コンサートマスター」が一般的だ。

天才演奏者×凄腕マエストロ×ポンコツオーケストラという構図が「のだめカンタービレ」や韓国ドラマ「ベートーベン・ウイルス」と酷似しているといった指摘が放送前から多くささやかれていた本作。「のだめ」は音大という背景だが、「ベートーベン・ウイルス」は市民楽団という同じ背景だけに注目を集めていたが、テンポの良いストーリー展開の中にはさまざまな伏線が張り巡らされ、2作品とは違うテイストのドラマになりそうだ。
※参考:「のだめ」と「ベートーベン・ウイルス」の違いについてはこちらで紹介⇒「ベートーベン・ウィルス」と「のだめ」の違いはキャラクターにあり

冒頭のポンコツ演奏は、これをずっと聴かされるのかとガッカリさせられるが、初音がオケに加わったとたんに一気に完成度が上がり、これは楽しい!と視聴者を一気惹きつけた。人気ピアニストで作曲家の清塚信也が音楽を担当していることもあり、Twitterには「音楽も予想を上回って良かった。さすが清塚さん」「清塚さんのクラシックのアレンジ最高」、音楽としては「のだめ」以上に楽しめそうといったコメントが寄せられた。

初音がステージに立たなくなった10年前の“とある理由”は第1話であっさり解決したかに見えるが、初音の幼なじみで国内外で活躍する日本屈指の人気ヴァイオリニスト・三島彰一郎とも何か曰くがありそう…。そこに、ライバルオーケストラや、市長のライバルまで加わり、「玉響」の立て直しは音楽の完成度だけでは済まないようだ。

次回1月18日に放送される第2話では、坂東龍汰演じるフルート奏者の庄司蒼にスポットがあてられる。玉響のポンコツさに嫌気がさし、背を向けた初音を振り向かせる演奏をした凄腕の蒼。毎回遅刻ばかりする彼が抱えている問題とは?ここから始まる「玉響」改造計画のなかみと、奏でられる名曲たちに期待が高まる。

■前回:第1話 ネタバレあらすじ
のどかな街・西さいたま市では、音楽での地域活性化を図るべく市長・常葉修介 (生瀬勝久)の旗振りで、立派なシンフォニーホールを建設中。市役所の広報広聴課に勤務する谷岡初音(門脇麦)が、公民館にやって来ると、そこで行われていた地元のオーケストラ「児玉交響楽団(通称「玉響」)」の公演を覗き、驚愕のポンコツ演奏に驚く。

5年ぶりに帰国した人気ヴァイオリニスト・三島彰一郎(永山絢斗)がニュースで騒がれる中、初音は自宅のレッスン室で近々コンクールに出場する少女にヴァイオリンを指導していた。実は初音は「天才」の名をほしいままにしたヴァイオリニストだった。一方、父・修介に強引にドイツから呼び戻されたマエストロ・常葉朝陽(田中圭)は、「玉響」の団員たちを厳しく叱責。「玉響」を見捨てようとした朝陽だが、市役所で初音の存在に気づき、交響楽団の再生には彼女が必須と、初音を入団させようとつきまといはじめる。

朝陽は初音をコンサートマスターとして玉響にスカウト。もう二度とステージに上がるつもりはないという初音を追い込むため、朝陽は玉響の事務局長・小野田(岡部たかし)を使って、初音が自宅でヴァイオリン教室を開いて、報酬を得ていることを調べ上げ、地方公務員の副業禁止規定に反していると脅す。初音は教室がボランティアだと思っていたのだが、実は生徒の保護者たちから妹・奏奈(恒松祐里)に報酬が渡されていた。

奏奈は、いつか初音がステージを再開したいというときのために報酬をためていたというのだが…。それを知った初音は、生徒の親に報酬をすべて返金する。ところが、初音の素性を知らない市長・修介から、児玉交響楽団専属の広報担当に任命されてしまう。

業務命令なら致し方ないと、意に反して玉響に関わることになってしまった初音。実は朝陽も、嫌々玉響に関わることになったのだ…。ことの発端は、1か月前。次期市長のポストを狙う市議会議員の本宮雄一(津田健次郎)が、万年赤字続きで集客力もない“お荷物楽団”の玉響にシンフォニーホールのこけら落とし公演は荷が重すぎると、修介の計画に反対。しかし、地元のオーケストラでの地域活性化こだわる修介は「必ず満席にします。もし満席にできなければ、市長を辞任する!」とたんかを切ってしまったのだ。

修介はドイツで活躍する指揮者の朝陽に任せようと思いつき、母・康子(石野真子)が危篤だと騙して帰国させ、こけら落としまでの4か月という条件で、半ば強引に「玉響」の指揮を務めさせることに成功した。

朝陽に連れられて「玉響」の練習場にやってきた初音は、朝陽からいきなりヴァイオリンを渡される。指揮台に上がった朝陽は「好きな時に入って」という。朝陽の一振りでオケが『アルルの女 第2組曲 ファランドール』の主題を奏で始めるが、フレーズはバラバラ、リズムもズレている。初音は弾き始めず、朝陽も指揮を止めてしまう。それでも、それぞれの音は悪くない。初音が感じた玉響の魅力に、朝陽も気づいていた。

そして、2曲目『ウィリアム・テル序曲 スイス軍の行進』。ヨーゼフ(ロイック・ガルニエ)の軽快なトランペットの演奏に引きずられ、初音は反射的にヴァイオリンを構え、完璧な音色で演奏し始める。その音色に感激して聞きほれる団員たち。初音は次のパートを担う団員たちに目配せをし、フルートの庄司蒼(坂東龍汰)、オーボエの穂刈良明(平田満)を皮切りに、セカンドヴァイオリンの土井琢郎(前野朋哉)、チェロの佐々木玲緒(瀧内公美)、ヴィオラの桃井みどり(濱田マリ)と順に演奏に参加。やがてオケ全体の奏でるハーモニーが膨らみ、跳ねた!今までになく上出来な演奏が終わり小野田が大きな拍手を送ると、朝陽が初音に言う「楽しかったって顔してますよ」。

リハーサルが終わり、朝陽は改めて初音にコンマスを依頼する。しかし、「もう舞台に上がるつもりはない」と答える初音に、朝陽は聞く。「妹さんが望んでいても、ですか?」

10年前。初音が『高階フィル』とのクリスマスコンサートに臨もうとした矢先、奏奈が自宅で倒れた。ステージを放り出して病院に駆け付けた初音は、奏奈が心臓を患っていることを初めて知る。奏奈は姉や家族を気づかって自分の苦しみを誰にも言わなかったのだ。「初音の公演につきっきりで気付いてやれなかった…」と嘆く両親の言葉を聞いた初音は、その日から舞台に立たなくなった。奏奈は「お姉ちゃんが悲劇のヒロインやってる限り、こっちもずっとキツいんだわ。好きならあーだこーだ気にしてないで、オケでもなんでもやりゃいいじゃん!」と本音を言い放つ。初音はオーケストラと演奏したことを話し、「…楽しかった。もしかしたら、今までで一番楽しかったかも」素直な言葉を口にする。奏奈は「私も、お姉ちゃんのヴァイオリン、好きだよ」と微笑み、10年のわだかまりが解けた。

本宮は、シンフォニーホールを建設した高階組の会長・高階藍子(原日出子)の元を訪ね、ホールのこけら落とし公演に、“高階フィル”を招きたいと意向を伝えていた。一方、三島は、初音の家の前に立ち、ヴァイオリン教室の看板をじっと見つめ…。

そして初音は朝陽の元を訪れ、コンマスを引き受けることを告げる。朝陽は、コンマスとして初音に求めることは、ひとつだと言う。「楽しんでください」

■次回:第2話 あらすじ
市の広報課から、「玉響」のコンサートマスターとして働くことになった初音は、不安も多い反面とてもワクワクしていた。天才バイオリニスト・初音の加入で玉響メンバーにも活気が出てくるが、フルートの蒼(坂東龍汰)だけは相変わらず遅刻ばかりでやる気を見せない。そんな中、玉響の初公演が急きょ2週間後に行われることになった。公演に向けてさっそく練習を始めるが、朝陽は蒼のフルートに「話にならない」とコテンパンに駄目出しすると、初音に蒼の遅刻の理由を探るよう命じる。嫌々ながらも従う初音は、練習後の蒼をこっそり尾行。蒼の遅刻のワケを知った初音と玉響メンバーは、蒼が抱える問題を解決するために動き出すのだが…。

日本テレビ水曜ドラマ「リバーサルオーケストラ」は1月11日夜10時よりスタート。出演:門脇麦、田中圭、永山絢斗、恒松祐里、津田健次郎、原日出子、生瀬勝久、瀧内公美、坂東龍汰、濱田マリ、平田満、前野朋哉、行平あい佳、ロイック・ガルニエ、岡部たかし ほか。番組公式Twitterアカウントは「@reveorche_ntv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「リバーサルオーケストラ」番組公式サイト

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