「ペイバック~金と権力~(法銭)」第3話 イ・ソンギュンが甥カン・ユソクに共闘の申し出!ネタバレと見どころ、視聴率8.7%

2023年01月14日14時20分ドラマ
画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより
Prime Videoにて2023年1月6日より独占配信

1月13日(金)韓国で放送した「法銭」(SBS金・土夜10時)で、ウン・ヨン(イ・ソンギュン)が甥テチュン(カン・ユソク)にミョン会長を倒すために手を組もうと持ち掛ける様子が描かれた。Prime Videoにて邦題「ペイバック~金と権力~」として独占配信開始した第3話のあらすじと見どころを紹介しよう。
Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)

第3話の視聴率は全国8.7%、首都圏8.9%(ニールセンコリア)と安定した数字を記録してる。



■キャスト
ウン・ヨン役:イ・ソンギュン
パク・ジュンギョン(Prime Videoではユンギョン)役:ムン・チェウォン
チャン・テチュン役:カン・ユソク
ファン・ギソク役:パク・フン
ミョン・インジュ役:キム・ホンパ

「ペイバック~金と権力~」は、“法”と結託した“お金”のカルテルに立ち向かって戦う“両替商”ウニョンと、“法律技術者”ジュンギョンの痛快な復讐活劇。【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころ、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャスト紹介、制作発表会レポートなどまとめて紹介している。

■第3話あらすじ
2003年、韓国を離れる前にユン・ヨン(イ・ソンギュン)は、パク・ジュンギョン(ムン・チェウォン)の検察官就任式に出席できないことを詫びて、「悪党を有罪にするときに使え」と祝いの万年筆を渡した。不安げなジュンギョンに、どこにいてもメールをくれれば飛んでくると約束していたのだった。

10年ぶりに再会したジュンギョンに、メールに気づけなかったことを謝るヨン。ジュンギョンは母ユン・へリン(キム・ミスク)が自殺に至った経緯を話した。

2010年、テックファンドの参考人として検察に出向いたユン・へリン社長は、そのまま緊急逮捕されてしまった。容疑は当時知事選に出馬していた有力候補ソン長官(チョ・ヨンジン)への贈賄容疑。母の逮捕を知ったジュンギョンは、担当検事の特捜ファン・ギソク検事(パク・フン)の元へ駆けつけ、これがソン長官の出馬を取り消すための工作だと気づく。ファン検事の「民情首席室秘書官の命令だ」という言葉に、自分との取引を求めてると察したジュンギョンは、母を救うために収賄の証拠を捏造。これによりソン長官は知事選の出馬を取り下げた。その後の裁判でユン社長は無罪判決を勝ち取ったが、ソン長官はユン社長と二人で検察の不正の真相を必ず暴くとマスコミに発表した。
※民情首席:国民世論及び民心動向把握、公職・社会綱紀関連業務や法律問題の補佐、請願業務を処理する。民情首席室秘書官は、そのトップで青瓦台の要職で検察などの法務行政全般に影響力を持つ。

だが、ファンが先に動いた。辞表を出そうとしていたジュンギョンが、私文書偽造罪および公務執行妨害の容疑で大検察庁から事情聴取される事態に。その様子を、ファンはユン社長に見せた。自分が娘の人生を奪ったと知ったユン社長はソン長官に、「証拠捏造は自分がした。責任を取る」という謝罪のメッセージを残して自殺したのだった。
※大検察庁:ソウルに置かれた検察組織の最上位。韓国すべての他の検察庁の捜査・運営を管理・監督し、検察総長はこれらのすべての業務を管理し、すべての検察庁の構成員を総指揮する。

さらにジュンギョンが、ファンがランボー事件(相場操縦事件)を、GMI取締役キム・ソンテ(イ・ゴンミョン)の逮捕で逃げ切る気だと説明すると、「法律では無理だが、俺ならミョン会長とオ頭取を引きずりおろせる」と話すヨン。ジュンギョンは「ファン側の人間すべてと戦う。たとえそれがヨンの甥であっても」と付け加えた。

テチュンは、ファン・ギソク側に付くべきかどうか悩んでいた。捜査官ナム係長(チェ・ドクムン)から、ミョン会長が悪徳企業の資金洗浄を得意とするイ・スドン弁護士を使ってこの件を終わらせるつもりで、ランボーとキム・ソンテも決してミョン会長を裏切らないだろうと聞き、さらに悩む。テチュンの心中を察したキム係長は「ファン・ギソクは約束は必ず守る」とだけ話し、どうするかは自分で決めるようアドバイスした。

そんなか、ペク議員(クォン・テウォン)が息子に対する検察の捜査が、かつて元検事総長の妻を農地法の一件で糾弾したことへの報復的な捜査だと緊急記者会見で発表。するとファン・ギソクはテチュンを連れてマスコミの前に立ち、「ペク議員の息子の捜査を決めたのは、大検察長でも特捜でもなく犯罪捜査科のチャン・テチュン検事だ」と発表したのだ。突然矢面に立たされたテチュンは、「縁故採用をなどの不当採用をなくし、平等な社会を目指すためのものだ」と違法雇用捜査の正当性を主張した。ファンに利用されたことに複雑な心境のテチュンだったが、街の大型ビジョンに『若き検事の努力』として自身の姿が映し出されているのを見て、思わずスマホのカメラで撮影した。

テチュンが検事を目指したのは2002年、高校生の時だった。学級委員長に選ばれたテチュンは、教師から母親が水商売をしているという理由で辞退させられた。さらに教師の母親を冒涜する言葉にテチュンの表情が曇った。教師はテチュンの表情の変化を見逃さず、テチュンに殴る蹴るの暴行を加えた。堪忍袋の緒が切れ椅子で反撃しようとしたテチュンは警察に連行された。ウン・ヨンが大金で警察を買収し、少年院送りが免れたが、テチュンは「拳で戦えないなら検察官になって全うな手段で成敗する」と決心したのだった。

長年スナックのママとして働いたテチュンの母ジヒ(ソ・ジョンヨン)は40歳の頃アルコール性認知症になり、今はヨンが手配した設備の整った施設で暮らしていた。施設で家族3人が久々に再会。テチュンはヨンの前科を調べて、実はヨンの方が被害者だったことを知っていた。ヨンは、送ってきた暗号文書がミョン会長のモノだろうと、テチュンを驚かせ、自分がミョン会長から金融業を習ったと明かした。そしてミョン会長の企業を狙った証券担保ローンの詐欺商法のからくりを教えた。

だが、今も貸金業を行うヨンに「ミョン会長と何が違うのか?」と問うテチュン。するとヨンは「お前とファン・ギソクとは何が違う?」と問い返した。答えに詰まるテチュンに「ミョン会長の逮捕を手伝うから、この捜査を最後までやり遂げろ」と取引を持ち掛け、「ファン・ギソクからの申し出は全部断れ」と、条件を示した。

ソウルが一望できるペントハウスに居を構え、スーパーカーを購入したヨンは、オ頭取の指示で仲間とGMI株を10億ウォン買ったキム女史から、東大門市場の利益を独り占めにさせる条件で、オ頭取と交わした契約書を買い取った。

一方、ミョン会長は拘束中のキム・ソンテから株の権利放棄証明書を取りつけ、ソンテの担当検事がヨンの甥だと知り、ファン・ギソクにも知らせる。

ヨンはテチュンとジュンギョンを引き合わせ、「オ頭取がランボー事件に関与している証拠を持っているから、ファンとは手を組むな」とくぎを刺す。ところがテチュンは「不当に得た証拠に証拠能力はない」と、ジュンギョンに同意を求めた。テチュンを見込んで秘密文書を渡したジュンギョンだったが、犯罪の証拠があるのに黙って見過ごし、ファンの駒になろうとするテチュンに失望感を露わに、「法を盾にして悪人を捕まえ事件解決する」とあくまでも建前で話すテチュンを、容赦なく非難して席を立った。

テチュンは迷っていた。ミョン会長の悪党ぶりは知るが、ファン・ギソクは捜査を意のままに操る。ファンは世論の扱い方も知っており、メディア対応にも長けている。無名大学出身の自分が必死につかんだチャンス。悩んだ末にテチュンが出した答えは、「相場操縦の事件を最後まで法にのっとって正しくやる」と約束する。それならいいとヨンは「俺と組め!俺がお前を検察のトップにしたやる」と手を伸ばす。



■見どころ
第3話では、ユン・へリン社長が自殺をした真相や、テチュンが検事を目指した経緯、そしてヨンがミョン会長の元を去る決心をした理由が明らかになった。

ミョン会長の証券ローン詐欺のからくりはこうだ。ミョン会長は証券会社の人間を抱き込み、空売りをする前提で企業に金を貸していた。企業との取引の後、証券会社に帳簿を送る。証券会社は企業の悪評を流して株を放出。相場は下落し、取引相手は、ミョン会長が株を売ったと考えて怒鳴り込んでくる。だが株はまだミョン会長の手元にある。取引相手は誤解したことを謝罪し、利子アップで手を打つ。だが、ミョン会長は利子アップ程度では満足しない。株を売らないという約束をした直後に、株価が約束した金額を下回るのを待って、株を放出。100億の取引の1か月半後、ミョン会長は400億ウォンを手にした。当時の会社員の平均年収は190万ウォンというからその金額の大きさがわかる。当然取引会社は倒産し、社長はヨンの目の前で飛び降り自殺を図った。驚くのは、ミョン会長は金庫の中に、この先自殺するだろう取引先の香典をあらかじめ用意していたこと。そしてこれこそがヨンがミョン会長の元を去る決心をした理由だった。

ミョン会長、ファン検事らの悪事がこれでもかと描かれたこの回。そんな相手を倒すために共闘しようと差し出したヨンの手を、果たしてテチュンは握るのか?次回はヨンが帰国したことを知ったミョン会長側が何かを仕掛けてくるようで、ヨン扮するイ・ソンギュンのアクションも見られる。

「ペイバック~金と権力~」は、Prime videoにて2023年1月6日(金)午後11時30分より、毎週金土に各1話ずつ独占配信中だ。第4話は14日、予告動画はSBS番組サイトで公開中だ。

SBS「법쩐(法銭)」HP
Youtube予告動画(オリジナル版)
第4話予告動画

kandoratop【作品詳細】【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】