「イチケイのカラスSP」竹野内豊と小日向文世が前代未聞の共同審理!女神教室・北川景子や映画新キャストも登場!ネタバレ

2023年01月15日09時38分ドラマ
@フジテレビ

令和の月9最高視聴率「イチケイのカラス」の新作SPが1月14日フジテレビで放送された。熊本地裁にいる入間みちお(竹野内豊)と東京地裁の駒沢(小日向文世)がヤンキー同士の決闘、社員同士のちいさな諍いの後ろに、弁護士・嶋津奈都子(中村アン)の秘密と役員・大藪(北村一輝)の罪を暴いた!見逃し配信はTVerにて行われている。



自由奔放で型破りなくせ者裁判官・入間みちお(竹野内豊)が大活躍する「イチケイのカラス」は劇場版が1月13日(金)から公開されている。その記念として14日に新作SPドラマが放送された。舞台は入間みちおが勤務している熊本と、イチケイメンバーがいる東京の二つだ。扱う事件も熊本のヤンキー「くまヤン」の決闘と大企業の社員による傷害事件。二つの事件に共通しているのは被害者が罪を認めていて、検察も弁護士も「その通り」の捜査しかしていない点だ。熊本の事件を担当するみちおはもちろん「職権発動」する。一方の東京地裁でも駒沢(小日向文世)が事件には隠されているものを感じ取り「職権発動」するのだ。

やがて、二つの事件は1人の人物が絡んでいることがわかる。大企業「星積ホールディングス」の次期社長候補の1人であり社外取締役の弁護士・嶋津奈都子(中村アン)だ。熊本の事件の被害者・諏訪遙人(髙橋優斗・HiHi Jets)は実は奈都子の隠し子であり、東京の事件の本当の加害者は奈都子の恩師・正木元教授だ。奈都子は司法試験の際、正木から問題を教えてもらっていた。そのことを隠すために部下の丹羽昭久(吉沢悠)は自分がやったと言い張っていた。丹羽はもう1人の社長候補である役員の大藪重之(北村一輝)をどうしても押さえたかったのだ。大藪がこの2つの事件の真相を知り、奈都子を脅していたのだ。そしてそれを裁判でも隠し通せると思っていたが、自分も最後には内部告発で失墜させられた。

放送を終えると「見応えがある」「映画なみ」という意見もネットでささやかれる一方で、話が複雑でなかなかわからないという意見や「黒木華の登場が少なすぎる」「みちおと千鶴(黒木華)のからみがみたかった」という意見もでていた。

ドラマ中盤では「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」で裁判官役で主演している北川景子とみちおが廊下ですれ違い会話するシーンやラストで映画に出演する斎藤工、西野七瀬、向井理、佐々木蔵之介の登場シーンも描かれた。

■ネタバレあらすじ
入間みちお(竹野内豊)が熊本地裁に異動して1年後。みちおのもとに、ヤンキーグループの決闘の仲裁に入った青年・諏訪遙人(髙橋優斗・HiHi Jets)が殴られた傷害事件が起訴される。罪は「決闘罪」だ。滅多にない罪状に地裁のみなも驚く。そしてその事件をみちおと担当するのは東京から異動してきたイチケイの主席書記官・川添(中村梅雀)だ。実は別れた妻と娘が熊本にいるのだが、娘が料理人の夢に挫折してヤンキーになってしまったために、娘と話したくて熊本に来たのだ。

事件の加害者と推定された内田亘(嘉島陸)は、全面的に罪状を認めていたが、不審な点がいくつか見つかる。さらに警察の取り調べの際、内田は容疑を否認していたという。疑問に思ったみちおは、職権発動して捜査を開始する。けんかをしていたヤンキーの一人が諏訪によく似た人がふらふらと歩きながら現場にやってきたことを思い出した。現場から徒歩15分くらいのところの階段で男性が落ちたため救急車が呼ばれたものの現場には誰もいなかったということもわかった。そして、内田には優秀な弟もいる。

一方、東京では、イチケイの部長裁判官である駒沢義男(小日向文世)が、“代理お家騒動裁判”と世間から注目を集める大企業「星積ホールディングス」の社員同士の傷害事件を審議していた。対立しているのは、次期社長候補、役員、大藪重之(北村一輝)と嶋津奈都子(中村アン)だ。奈都子の部下・丹羽昭久(吉沢悠)らはとにかく裁判を早く終わらせようとする。しかし、駒沢は事件になにかを感じ取り、「職権発動」して捜査を開始する。すると、現場にもう一人の人物がいれば証言にある会話が成り立つことや加害者と被害者が偶然その場に来たのではないことがわかる。さらに防犯カメラの映像からも追う一人が大学の元教授である正木であることもわかった。

捜査を進めていく中で、「星積ホールディングス」のビルで鉢合わせるみちおと駒沢。みちおは内田の弁護人を務める吉塚悟(小柳友)、検察官の木内真菜(向里祐香)と、一方の駒沢はみちおの弁護士時代の同僚で丹羽の弁護人を務める、青山瑞希(板谷由夏)の部下で若手刑事弁護士・佐倉朝子(堀田真由)、書記官の岡林保(戸塚純貴)らと現れる。実はどちらの事件にも奈都子が関わっている疑いがでてきていた。みちおと駒沢は併合審理をしようとするが、弁護士である奈都子は被害者が同一でない場合には適用できないと主張する。駒沢は「共同審理」と言い出した。

駒沢は奈都子の経歴を調べると16歳のころに高校を中退していることなどから、ヤンキー同士のけんかの被害者だと思われた諏訪が奈都子の子どもだと確信した。しかし、奈都子がそのことを世間に自ら公表した。奈都子が隠したいのは隠し子のことではないとふむ駒沢とみちお。

みちおはヤンキーたちに内田が証言をかえたのはいつかと聞く。するとそれは二ヶ月前だとわかる。拘置所の記録をみて、そのころ、丹羽が親族と偽って内田に面会していたことを突き止めた。諏訪が意識を取り戻した。しかし、何も言わない。

内田にみちおが勇気をもって証言するように話す。弟や諏訪のことを思うようにいわれた内田は涙ながらに真実を話し始めた。決闘当日、決闘をとめるためにやってきた諏訪は泣いていたという。実は諏訪は施設の人から母親は奈都子だと聞かされていた。ぐれて補導ばかりされていた諏訪だが人との出会いで弁護士を目指すようになり、悪い道から足を洗っていた。奈都子が熊本に来ている時に「生んでくれてありがとう」と言うために会いに行ったのだが、奈都子はそんなことで会いにきたのではないとおびえ、会った時につい振り払ってしまった。そして諏訪は階段から落下した。それでも、突き落としたのが奈都子だとばれるといけないと思った諏訪は現場から離れたのだ。

奈都子は司法試験の問題を正木元教授に教えてもらっていたことや隠し子のことも丹羽には話していた。大藪たちの一派がそのことで脅していた。そして、息子の本心を知り、自分も証言台ですべてを話した。大藪はすべて部下のせいにする。しかし、のちに内部告発で失墜させられた。それぞれの裁判も終わった。奈都子は「星積ホールディングス」をやめた。

みちおの次の赴任先は、「イージス艦衝突事件」があった岡山県日尾美町、坂間(黒木華)が赴任する秋名町の隣町になった。日尾美町では、人権派弁護士(斎藤工)と裁判官(西野七瀬)がすれ違っていた。

フジテレビ 2023年1月14日(土)夜9時放送「イチケイのカラス」。出演:竹野内豊、黒木華、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村アン、堀田真由、髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、宮世琉弥、渡邉美穂、嘉島陸、戸塚純貴、小柳友、ふせえり、吉沢悠、北村一輝、中村梅雀、板谷由夏、斎藤工、西野七瀬、向井理、升毅、草刈民代、小日向文世 ほか。

フジテレビ「イチケイのカラス」番組公式サイト
TVer「イチケイのカラス」配信サイト
映画「イチケイのカラス」公式サイト