韓国ドラマ「パンドラ:偽りの楽園」 イ・ジアがドレスを脱ぎ、華麗なアクションで魅せる!第1・2話配信開始
イ・ジア、イ・サンユン、チャン・ヒジンが出演する「パンドラ:偽りの楽園」が2023年3月11日から韓国tvNで放送開始し、ディズニープラスでも配信開始した(毎週土・日)。第1話と第2話から本作のネタバレあらすじとみどころなど紹介しよう。
「パンドラ:偽りの楽園」 は、誰もが羨む人生を生きている女性が、忘れていた過去の記憶を取り戻し、自分の運命を勝手に操作した勢力を膺懲するために繰り広げる復讐劇だ。「ペントハウス」シリーズを執筆したキム・スノクがクリエイターとして参加し、「ペントハウス」に出演していた俳優たちもこぞって出演していることから“第2のペントハウス”として放送前から注目されていた。
■キャスト
ホン・テラ役:イ・ジア
夫ピョ・ジェヒョン役:イ・サンユン
娘ピョ・ジウ役:キム・シウ
YBC記者出身メインアンカー コ・ヘス役:チャン・ヒジン
ヘスの夫チャン・ドジン役:パク・ギウン
ヘスの息子チャン・レオ役:キム・ラオン
IT企業研究所長ク・ソンチャン役:ポン・テギュ
ほか
ホン・テラ(イ・ジア)は、IT企業ハッチの会長を務める夫、ピョ・ジェヒョン(イ・サンユンと一人娘のジウと幸せな暮らしをしていた。豪華なタウンハウスに記者出身のアンカー、コ・ヘス(チャン・ヒジン)とハッチCEOのチャン・ドジン(パク・ギウン)夫妻、そしてハッチの研究所長、ク・ソンチャン(ポン・テギュ)と共に住んでいた。
テラには、過去の記憶がないのだが、あることがきっかけに記憶がよみがえり、テラの日常が一変する。
では、ドラマを紐解く第1話と第2話の見どころとあらすじを詳しく紹介しよう。
■イ・ジアがハードボイルドなアクションに挑戦
見どころは、第2話から一変してハードボイルドな話になっていく点だ。
第1話では、イ・ジアが演じるテラのセレブな生活と記憶喪失という暗い過去、またハン・スヨンが演じるホン・ユラがテラを貶めようとしたり、ヘスの夫、ドジンと不倫をしたりと「ドロドロ劇の幕開け」にふさわしいオープニングとなり、「ありがちなパターンだな…」と感じた人も多いことだろう。
しかし第2話で雰囲気が一変し、記憶を取り戻したテラの鮮やかなアクションシーン、そして息を飲むシーンが数多く描かれていく。ドレスを着ていたテラが、何十人もの男性をバタバタと倒していくシーンは、爽快で見応えがある。
早くもテラが何者かに陥れられ「作られた人生」を強制的に歩まされたことが判明した。そして死んだはずのテラが生きていたことが予想外だったソンドク。いかにも悪だくみをしそう容貌で、今後激しくテラを攻撃していくことが予想される。
大切な夫と娘を守るために、テラが戦いを始めることは明白だが、一体誰が味方で誰が敵になるのか、全く読めないところもポイントだ。
姉妹のように仲良く育ってきたヘスとは、埋められない溝ができてしまったテラ。夫として完璧なジェヒョンとは、これまでどおり仲良くできるのか。
ジェヒョンを頼りにしながらもどこか劣等感を持っているような雰囲気があり、優柔不断なドジン、何を考えているか分からないソンチャンなど、一筋縄ではいかない人物ばかりだ。
テラの娘、ジウは銃が好きな活発な子どもだが、父親から買ってもらった銃を人に向けたことを叱ったテラが、再び銃を持って戦うころになりそうだ。「ジウの銃好き」が、何らかのキーワードになってくるかもしれない。
■第1話あらすじ
IT企業ハッチの会長、ピョ・ジェヒョンとCEOのチャン・ドジン、研究所長ク・ソンチャンは、新たに開発した神経入力スマートパッチ「クローバー」の発表会を行っていた。5年間、研究を続けてきたチンパンジー・レオとともに、クローバーの力を世の中に示し、発表会は大成功をおさめた。
ちょうどその頃、ホン・テラは姉のホン・ユラ(ハン・スヨン)のブティックへ向けて車を走らせていた。途中、野良犬が飛び出してきたため、危うく正面から来た車に衝突しそうになる。謝るテラにその車に乗っていた女性は「犬に驚いたの? かわいい犬じゃない」とバカにしたように笑う。その声に聞き覚えのあったテラは、どこかで同じ風景を見たような錯覚にとらわれる。
ブティックのオープンを控えたユラは、トラブルに直面し、いらだっていた。そんな時にテラが現れ、助け船を出す。はしごに登って作業するテラをにらみつけるユラ。わざとはしごが倒れるように仕向け、テラは落下する。
落下している間、テラは大勢の男たちに囲まれ、闘っている妙な夢を見ていた。落下したテラを病院に運び込んだユラは、診察を担当したカン博士から、テラの記憶がよみがえるつつあることを知らされる。
その日の夜、タウンハウスではパーティーが開かれていた。不倫関係にあるドジンとユラは、人目を盗んで逢瀬を楽しむ。その頃、担当の番組を終えてテレビ局にいたドジンの妻、ヘスは、何者かに暗殺され亡くなった父で元大統領のコ・テソンの名前で送られた荷物を受け取っていた。
その中には、コ・テソンを暗殺した真犯人とされる「No.50」という少女の写真と「ハヌル精神病院へ行け」というメッセージがあった。
仕事を早めに切り上げ、パーティーに参加したヘス。ユラと楽しんでいたドジンは予定より早く帰宅した妻に焦る。ユラはわざとイヤリングの片方をバスルームに残し、ヘスに自分の存在を知らせる。
険悪な雰囲気になったドジンとヘス。その夜、ドジンは家を飛び出し、ユラのもとへ向かう。車であとを追ったが、見失うヘス。絶望感で自暴自棄になっているところを、テラが慰める。
その頃、何者かがハッチの研究所に侵入し、チンパンジーのレッドを殺すという事件が起こり大騒ぎになった。
またヘスもNo.50の写真を見せて、テラにどうするべきか相談をし、2人でハヌル精神病院へ向かう。しかしヘスがハヌル精神病院で、No.50について質問すると、記録がないとけんもほろろにいわれる。
同じ頃、テラはハヌル精神病院の別棟に入っていく。雑木林の中で見つけた犬の銅像をなでると、なぜか奥にある扉が開き、恐る恐る中へ入っていくテラ。すると以前、はしごから転落した時に見た映像と同じ光景が目の前に広がっていた。そしてNo.50と呼ばれる少女がそこにいた。
■第2話あらすじ
時は15年前にさかのぼる。大統領の就任式に出席していたコ・テソン(チャ・グァンス)は、No.50が打った銃弾に倒れた。まわりは騒然となり、同席していたヘスは慟哭する。
テラがハヌル精神病院の別棟に侵入したことで、建物内は大騒ぎになり、テラは多くの男たちに囲まれてしまう。「間違って入ってしまったんです」と許しを請おうとするが、男たちはテラを襲撃。すると反射的に体が動き、男たちを倒すテラに、男たち、そして何よりテラ自身が驚いていた。
必死に追手から逃げるテラ。そこにかつてNo.50を指導し、現在はハヌル精神病院の事務長を務めるチョ・ギュテ(コン・ジョンファン)が現れる。その瞬間、テラはなくしていた記憶がよみがえったことに気付く。
15年前に死んだとされているNo.50の情報を聞きに来たヘスを不審に思うハヌル精神病院の院長、キム・ソンドク(シム・ソヨン)。そして一緒に来ていたテラの戦いぶりを見てNo.50の面影をみる。
建物から抜け出したテラは、その足で姉のユラを訪ねる。記憶が戻ったテラに「あなたはNo.50よ」と告げるユラ。交通事故で亡くなった実の妹の代わりとなったテラ。ユラは多額の金と引き換えに、テラの世話を引き受けたのだった。ショックを受けるテラは「誰が私を陥れたのか教えてほしい」とユラに聞くが「記憶が戻ったのなら、ジェヒョンの妻に仕立てあげた人物を探すのはあなた次第」と告げ、ジェヒョンとの結婚も計画の一部だったことを知る。
続けてユラから「あなたを陥れた人間から、家族を守らなきゃ」と告げられ、テラは慌てて家族のもとへ向かう。
ユラは何者かに「テラの記憶が戻ったので、私の役目は終わりでしょ」と告げるが、その人物にドジンとの関係を知られ、いうことを聞かないとドジンの身が危ないと脅迫される。
テラがNo.50だと知ったソンドクは、何が何でもテラを連れてこいとギュテに命じる。
その頃テラは、娘のジウを連れて逃げようと画策していた。すると自宅にギュテと手下が侵入する。テラは必死に抵抗し、非常ボタンを押し、ヘスが助けに来たことで難を逃れる。様子がおかしいテラを気遣い、ヘスは「一人で抱え込まないで」言う。姉妹のように仲良くしてきたヘスの父親を殺したことに、苦しむテラ。
ジェヒョンの妻となったテラを「ただ者ではない」というソンドクは、直接ジェヒョンのもとを訪ねることを決意する。
ヘスは、ハヌル精神病院で看護師をしている女性から、No.50を知っているという情報を手に入れる。20年前にハヌル精神病院にいたことがあり、その頃耳の治療をしたと答える看護師。当時弟と一緒に病院にやってきたNo.50をよく覚えていると言い、地下のどこかにカルテがあるはずだとヘスに伝える。明日の同じ時間、同じ場所で会うことを約束した看護師だが、ヘスと別れたあと、何者かにさらわれてしまう。
警察署では、チンパンジーのレッドを殺した犯人が取り調べを受けていた。「脳内にチップがあることを確認しようとしただけ。殺すつもりはなかった」という犯人に、誰から命令されたのかと問うジェヒョン。すると韓国民主党の党首、ハン・ギョンロク(チョン・ジェソン)だったことが判明する。ジェヒョンは、多くの報道陣がいる中、ギョンロクのもとを訪ね、レッド殺害について言及する。
ジェヒョンと大切な話をしたいテラだが、電話に出ないジェヒョンに業を煮やし、車でジェヒョンのもとに向かう。その時車に潜んでいたギュテに襲われ、乱闘に。ギュテを倒し、ジェヒョンの会社に着いたテラが目にしたのは、ジェヒョンのハッチ社会長辞任と大統領選への出馬宣言、そして娘のジウに寄り添うソンドクの姿だった。
■スタッフ
演出:チェ・ヨンフン
脚本:ヒョン・ジミン
クリエイター:キム・スノク
原題:판도라:조작된 낙원(パンドラ:操作された楽園)
tvN:2023年3月11日~4月30日予定
配信:2023年3月11日から Disney Plus にて土・日、毎週2話独占配信
tvN土・日ドラマ「パンドラ:操作された楽園」、初回は韓国で3月11日午後9時10分から放送、ディズニープラス「スター」でも同日独占配信。
◇TVING「판도라 : 조작된 낙원」番組サイト
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