【最終回ネタバレ】視聴率6.4%「夕暮れに、手をつなぐ!」広瀬すず と永瀬廉のキス&ラブラブシーンにアドリブ説浮上!

2023年03月22日11時50分ドラマ
(C)TBS

3月21日(火)TBS火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」の最終回第10話が放送された。空豆はパリで成功を納めたものの九州へ戻り、音は紅白出場へ!そして、“始まらなかった恋”は運命の場所でついに…。関連動画とスペシャルインタビュー動画が番組公式サイトで公開されている。





ラブストーリーの名手・北川悦吏子が描く「夕暮れに、手をつなぐ」は、九州のド田舎で育った野生的でチャーミングな女の子・空豆(広瀬すず)と、都会で育った平凡な男の子・音( 永瀬廉 )が運命的で衝撃的な出会いを果たした2人がとっくに恋に落ちているはじなのに、なかなか恋が始まらない、夢追う23歳の2人の“愛おしい時間”を描くラブストーリー。

気になる視聴率(ビデオリサーチ調べ、世帯別関東地区)は8.0%、6.6%、5.9%、6.2%、6.3%、5.9%、6.0%、5.4%、5.9%と推移し、最終回の視聴率は6.4%を記録した。Twitterでは放送中からトレンド1位を獲得、「空豆ちゃん」もトレンド入りし、視聴者を沸かせていた。

3月21日に放送された最終回は、空豆が母の塔子と和解するシーンから始まった。ずっと母に捨てられたと思い込んでいた空豆だったが、母のブランド「コルザcolza」が、2人の思い出の花「菜の花」にちなんでいたこと、そして実は塔子が幼い空豆にプレゼントを託していたことを知り、母の親心を理解することができたのだった。

そして3年後、母はその間も空豆を愛情深く支え、デザイナーとして成功しながらも、競争社会の中で不自由を感じるようになっていた空豆を、生きやすい場所(九州の実家)へと解放してくれた。

空豆の才能を惜しみもう一度東京でデザイナーをするよう誘いにきた久遠にかけた空豆の言葉が、空豆の性格をよく現していた。“人生を戦うために生まれてきた人と、楽しむために生まれてきた人がおる。おいは楽しむために生まれてきた”。久遠や塔子、そして音は、自分の才能を生かし夢を叶えるために“戦う人”だ。けれど、空豆は勝ち負けのために才能を使おうとしない。がんばらないのではなく、頑張り方がちがうのだ。

才能もやる気も行動力もある空豆なのに、何故か音に“好き”だと言い出せなかったのも、そんな空豆の一歩引いてしまう性格にあったのだろう。ドラマラスト後半は、もう一歩の勇気が出せない空豆がもどかしくてならなかった。

無口だけれど“戦う人”の音は、「紅白に出れば空豆に会える」と自分を鼓舞して頑張ってきたのだろ夢のために頑張ることをやめた空豆には、そういった世界が“場違い”だと、さらに一歩退いてしまう。それでも、空豆は“運命”を信じて音を待っていた。

「とっくに恋に落ちていた」のに始まらない恋。出会いの時から惹かれ合っていたにも関わらず、ずっとタイミングだけが揃わなかった2人は、最後の最後に、運命の交差点で再会!恋が始まった場所で、やっと想いを伝え合えた。Twitterには2人が何度も交わしたキスシーンに「3回キスはきつい…死ぬ!」「3回目はアドリブ?」「美しいキスシーンだった」といった声が寄せられた。「もう一回」と空豆がつぶやき、あまりに自然に音がそれに答えたため、三回目アドリブ説が浮上し話題となった。どちらにせよ、幸せな2人の姿が見られ、視聴者にとっては大満足の最終回となった。

■最終回:第10話 ネタバレあらすじ
パリへ旅立つと決めた空豆(広瀬すず)は、母・塔子(松雪泰子)と共に九州の実家に挨拶に行った。恐縮している2人を前に、祖母・たまえ(茅島成美)は、空豆の5歳の誕生日に塔子が送ってきたワンピースを渡す。空豆に里心がつくからと、渡せずにいたものだった。空豆は自分が母から捨てられたのではないと実感し涙をこぼす。

実家からの帰り道、塔子と空豆は昔別れた最後の日と同じバス停。空豆は自分のブランドを立ち上げたら、2人の思い出でもある「菜の花」にしようと思っていたと言い、日本語ではなく英語かフランス語にしようと確かめたら、「コルザ」が、菜の花を意味していることを知ったと塔子に語る。「偶然よ」と塔子はつぶやくが、空豆にそっと手を握られてると、「ごめんね、空豆」と辛そうに謝罪する。意地っ張りの親子は和解し、空豆は塔子に甘えたように寄り添った。

磯部(松本若菜)から餞別を受け取りにきた葉月(黒羽麻麻璃央)から、「音君とはうまくいってるの?つきあってるんでしょ?」とたずねられたセイラ(田辺桃子)は、葉月の勘違いに驚く。葉月が雪の降ったあの日に、音とセイラが抱き合う姿を空豆が目撃したと話すと、セイラはさらに困惑し…。

一方、出発前日にパリ行の荷物をまとめている空豆は、響子に「この暮らし、人生で一番楽しかった」と告げた。響子は「あんたはこれからもっといいことあるんだよ」と両手を広げ、ハグを交わした。

セイラは音に、自分が音に嫉妬して、空豆と葉月が付き合っていると嘘をついたことを白状する。そして、自分たちのハグを見て、空豆が勘違いしていることも話した。「今ならまだ間に合う。空豆に気持ちを伝えてあげて」とセイラは懇願。しかし、運悪く本日中にレコーディングを終えなければならず、「今録り直さないと間に合わない。どうする?」と磯部に問われた音はレコーディングを優先させる「俺たちまた三人で会えるじゃん。紅白決まったら、あいつが俺たちの衣装を作る」音はそう自分を鼓舞し、迎えに来た響子に空豆への手紙を預けた。

空港で空豆と葉月を見送る響子と博(酒向芳)、そして小春(伊原六花)。空豆は響子から音の手紙を受け取り、葉月が気を利かせてその場を離れたとき、短い手紙に目を通す。空豆の表情が少しだけ緩んだ。

そして3年後。空豆は九州の実家に戻っていた。パリでデザイナーとして成功を納めた空豆だったが…。塔子はたまえに宛てて「あの子はパリの水には合わなかったようです。シーズン毎に来るコレクションと、その年の流行りに合わせたデザインが、あの子の想像の翼を折っていきました。あの子の心を窮屈にしていきました。私はあの子の目指すものを理解したつもりです。そして日本に帰しました。よろしくお願いします。

追伸 桜の咲く頃にはまた帰ります。そしてその頃までにエレベーター付くように手配してあります」と空豆の帰国の理由を告げていた。

”ビート・バー・ミニット”は躍進を続け、空豆の住む町にも、博多アリーナのツアーの看板が出ている。

カラオケスナックで久遠(遠藤憲一)と待ち合わせた空豆は、葉月はパリに残ってコルザのパタンナーとして頑張っていると話す。「東京に戻って来ないか」と言う久遠に、空豆は「パリで眠れないほどデザインに追いまくられて、ファッションもデザインもよくわからなくなった。何のために、誰のために作っているのかわからなくなった。作ることにときめかなくなった」話す。

「誰もが通る道だ。お前のデザインには力がある。世界中の人に着てもらいたいと思わないのか」とさらに久遠はくいさがるが、「おいは、目の前の人が幸せになるのが見たか。隣の人が、たまに博多に出かける時に着る服や、畑仕事の服を作りたい。…人生を戦うために生まれてきた人と、楽しむために生まれてきた人がおる。おいは楽しむために生まれてきた。先生とは違う」と空豆はきっぱりと断った。

ビート・バー・ミニットが紅白初出場を決めた。そのニュースを見ていた空豆の元にセイラから電話が入る。空豆が「おめでとう」と言うと、セイラは話があると言い、「私、空豆のこと好きだった」と告白。「おいも、セイラのこと好き」と返す空豆に「友達としてじゃなくて、恋愛として」空豆は驚くが何も語らない。「でも、空豆が音君のこと好きだから嫉妬して嘘ついたの。空豆が葉月さんと付き合ってるよって」そして、あの時音と抱きあっていたのは、空豆に気持ちが届かない自分を慰めてくれていただけなのだと説明する。あやまりつづけるセイラに「もうええよ。昔の話と。それより、紅白頑張ってな」と空豆。セイラはやっと本当の事を告げられて安堵するが、空豆の心はざわつく。

そんな空豆のもとに、音から福岡公演のチケットと「来て」とだけ書かれたメッセージが届く。空豆は思い切って公演会場へ出かけていくが、招待席の受付で、終演後バックステージに来てほしいという伝言を受けておじけづく。空豆は「急用で」と言って、その場を立ち去り、外に漏れ出てくる公演の音を聴く。

終演後、音から「何で帰ったの?」とメッセージが入る。「場違いや」「話がある。明日の朝一の飛行機で帰る」「忙しそうやね。なんね、話って」「実は俺…やっぱ会って言いたい。今日会えないかな」「なんね、話って」「打ち上げが10時過ぎになると思う。11時にあの…」とメッセージをやりとりしていると、空豆のスマホの充電が切れてしまう。

空豆は「11時にあの…」と最後のメッセージを思い出し、“あの場所”だとひらめく。空豆が向かったのは、音と初めて出逢った横断歩道。すれ違ざまにぶつかって、イヤホンを取り違えた、あの場所だ。

しかし、音は打ち上げがなかなか終わらず、待ち合わせの時間に遅れてしまう。歩道に座り込んで、空豆はひとり涙を流す。音が近くの歩道橋までやってくるが、そこには空豆の姿がない。歩道橋の手すりには空豆のマフラーが縛り付けてあった。

必死に空豆を探す音。すると、歩道を渡って帰ろうとしている空豆の姿が!「空豆!忘れ物」音の声に振り返る空豆。「俺さ、紅白出たらまた空豆に会えると思ってがんばった。あんなふうに出会うなんて運命だって信じていた。あんなふうに同じ曲、同じ日に同じ場所で聞いてるなんて」「気づいとったと?」「すぐに」「おいも、忘れられてるかと思って言えんかった」「好きだった。好きだ、今も!」

空豆は歩道橋を駆け上がり、音に飛びついた。2人はしっかりと抱き合うと、「約束だよ。紅白の衣装作って」「おいでいいと?」「そのためにがんばったから」「バカじゃ」「好きだよ。俺と付き合って」「いまさらやなか?」…2人はキスを交わし「もうは離れんで」と空豆は音に言い、何度も唇を合わせた。

そして年末。紅白のバックステージには、音とセイラの衣装をチェックする空豆がいた。

響子の家の縁側で、空豆はパリ行きの時に渡された手紙を声に出して読む。「空豆。俺たちまだ夢の途中だろ、お互いがんばろう。永遠の同志へ、また会える日まで。タフに生きよう。音」「なんで読むの?なんで持ってきてんのそれ」と怒る音。封筒の中に入っていたひとつのイヤホンをみせて「これは?」とたずねる空豆に、「また逢う日まで預けたつもり」と答える音。「なんか聞こえてくるようだね、あの日のヨルシカ」。夕暮れ時、思い出の曲『春泥棒』が流れる中、ふたりはしっかりと手を繋ないだ。

TBS火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」は1月17日夜10時スタート。出演:広瀬すず、永瀬廉(King&Prince)、松本若菜、田辺桃子、黒羽麻璃央、遠藤憲一、松雪泰子 、伊原六花、内田理央、櫻井海音、茅島成美、酒向芳、夏木マリ ほか。番組公式Twitterアカウントは「@yugure_tbs」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

TBS火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」番組公式サイト

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