「パンドラ:偽りの楽園」第7−8話:明かされるジェヒョンの生い立ちと大統領暗殺事件の真実

2023年04月04日00時57分ドラマ
©tvN 番組公式サイトより

イ・ジア、イ・サンユン、チャン・ヒジン出演のtvNドラマ「パンドラ:偽りの楽園」、Disney+(ディズニープラス)でも配信開始した第7−8話では姉と弟として対面を果たしたテラとピルスンの葛藤やジェヒョンの生い立ちに関する秘密が明らかになった。気になるネタバレあらすじと見どころをチェックしてみよう。

「パンドラ:偽りの楽園」 は、誰もが羨む人生を生きている女性が、忘れていた過去の記憶を取り戻し、自分の運命を勝手に操作した勢力を膺懲するために繰り広げる復讐劇だ。「ペントハウス」シリーズを執筆したキム・スノクがクリエイターとして参加し、「ペントハウス」に出演していた俳優たちもこぞって出演していることから“第2のペントハウス”として放送前から注目されていた。



■キャスト
ホン・テラ役:イ・ジア
夫ピョ・ジェヒョン役:イ・サンユン
娘ピョ・ジウ役:キム・シウ
YBC記者出身メインアンカー コ・ヘス役:チャン・ヒジン
ヘスの夫チャン・ドジン役:パク・ギウン
ヘスの息子チャン・レオ役:キム・ラオン
IT企業研究所長ク・ソンチャン役:ポン・テギュ
ほか

■第7話あらすじ
ジェヒョン(イ・サンユン)にハッチ社を渡すように脅しをかけるソンドク院長(シム・ソヨン)。その頃、ヘス(チャン・ヒジン)を襲おうとしていたピルスン(クォン・ヒョンビン)を止めたテラ(イ・ジア)は彼が死んだと思っていた弟ハジュンだと知り衝撃を受けた。駆けつけたドジン(パク・ギウン)によってヘスらは無事に救出されたが、現場でテラを見かけたドジンはヘスの主張が正しい事を確信する。

弟の生存を隠していたソンドク院長に襲いかかったテラを阻止するピルスン。姉に捨てられたと洗脳されていた彼は院長を「母」と呼び、忠実な部下となっていた。15年前の大統領暗殺事件の真相が明るみに出れば弟の命が狙われると聞いて、テラは何も手出しができなくなってしまい、洗脳を解こうと訴えるが、その場面を目撃したジェヒョンは、ピルスンの正体に気づいてしまう。

ジェヒョン自ら事故を装って意識不明の重大にしたキョジン(ホン・ウジン)をなぜ助けようとするのかが理解できないテラとソンチャン(ポン・テギュ)は選挙事務所のオープニングに合わせて盗聴器やカメラを仕掛けてジェヒョンの監視を始める。ヘスとドジンもまた、会長秘書のサンベを通じてジェヒョンの両親について調べ始めるが、サンベはジェヒョンとも通じており、ドジンらが自身の周りを調べ始め事を知る。

グンモ会長(アン・ネサン)の前に現れたジェヒョンはキム・ソヒという医学者の話を始める。彼女はクムジョの資金援助の下で非人道的な人体実験を強要された挙げ句に研究結果をクムジョに盗まれ、交通事故を装ってグンモの指示で殺されていた。その時に助手席で生き残った一人息子が自分だと明かしたジェヒョンに衝撃を受けて発作を起こす会長。ドジンらを止めるように命じるジェヒョンに逆らうすべがなかった。

サンベを通じて、ジェヒョンとソヒの関係を知ったヘスは、ジェヒョンが母の研究を盗まれた復讐の為にドジンんらクムジョグループに近づいてきた事を知り、ハン議員(チョン・ジェソン)にその情報をリーク。ライバルであるジェヒョンの大統領選挙を阻止しようとするが、ドジンはソヒが父の命令で殺された事を知り、複雑な立場に置かれた。

ピルスンの後を追ったテラは、ピルスンがハン議員と会食をしていた大企業の会長を暗殺しようとしている事を知り説得するが、彼を止める事は出来なかった。そして15年前の大統領暗殺事件の忘れていた悲しい真実を思い出すテラ…。

パンドラ©tvN 番組公式サイトより

■第8話あらすじ
15年前に大統領を殺したのはテラではなく、まだ幼いピルスンだった。弟を解放する為にNo.50となったにも関わらず、弟もNo.105として訓練を受けていた事実に怒ったテラは弟を奪還して逃亡、そして姉弟が生き別れになる事件に繋がった。

ピルスンが起こした暗殺事件が報道されハン議員の賄賂疑惑が浮上。ジェヒョンは大統領選挙で有利となる。一方、グンモが記者会見を開くが、ジェヒョンに弱みを握られたグンモは、彼の母ソヒが無罪だった発言。真実の究明を期待したヘスは失望。真実を聞かされていたドジンは父を責め、対立を深めていく。そんな中、ヘスは15年前の事件を解くカギである宝石の購入者リストの中にジェイク社という不審な会社を見つけ調べ始めるが、父が闇資金を隠している会社だと知っているドジンは動揺を隠せない。

ハッチ社の研究所にいるソンチャンを訪ねたテラだが、ジェヒョンがやってきた事に気づいて身を隠す。キョジンが目を覚ました事をなんとか隠し通し、ジェヒョンを連れて出ていったソンチャン。テラは横たわるキョジンに声をかけるが、彼は突然目を覚ますとジェヒョンやソンチャンらに知られずに母を呼び出してほしいと頼む。母と面会したキョジンはジェヒョンらが研究結果を盗む為に自分を殺そうとしたと明かし、カギを握るスジョンの行方を探してほしいと頼み込む。

ハン議員のもとには何者かによって事件現場にいたピルスンの写真が送りつけられていた。一方、ジェイク社の詳細な情報にたどり着いたヘスは書類が送られてくるのを待ちわびていたが、届いた書類はドジンに回収され燃やされてしまった。愛する妻の父親を暗殺したのが自分の父親だったという事実に苦悩するドジンだが、ジェイク社に関する書類のコピーをデータで受け取ったヘスは、父の暗殺の裏にグンモがいた事と、ドジンもそれを知っていたと知り、不信感を募らせていく。

ジェヒョンが参加するパーティーに同席したテラ。そこに現れたソンドク院長。更にはハン議員も現れ、送られてきたピルスンの写真を見せる。自宅で働くボディガードが大企業の暗殺に関わっていると知られたくないジェヒョンは怒りを顕にし、ピルスンは院長の命令で始末されそうになるがテラの登場で命拾いをする。全て終わらせると弟に誓ったテラは会場に戻る。そして、会場は一時的に停電に襲われるが、照明がつくとそこには刺殺されたソンドク院長の遺体が横たわっていた…。

■見どころ
第7−8話ではテラとピルスンの姉弟の想いのすれ違いが描かれ、死んだと思っていた弟が生きていた喜びと、ソンドク院長に洗脳を受けている彼への不安を抱くテラと、姉に捨てられたと誤解して敵意を抱いていたピルスンの心の葛藤が大きな軸となった。

また、ジェヒョンの生い立ちについても明かされた。ソンチャンやドジンとの出会いのエピソードや、母親がグンモに殺された研究者で、復讐の為にドジンや母の仇であるグンモに近づいたという事実が明らかになり、これまで謎に包まれていた彼の狙いや、キョジンを事故で重体に追い込んだ動機が見えてきた。

15年前の大統領暗殺事件に関しても、グンモがソンドク院長に依頼して暗殺させた事や、実行犯がテラではなく、弟ピルスンだったという衝撃的な事実が明らかになり、ドジンへの不信感を抱き始めたヘスの復讐の矛先はどこに向かうのか注目したい。

終盤ではパーティードレス姿のテラが弟を助ける為に格闘するシーンがあり、衣装とアクションのミスマッチがより彼女の魅力を引き出している。最後は停電が起こった一瞬の間にソンドク院長が殺されるという衝撃の展開に続き、次週への期待を更に高めた。

■スタッフ
演出:チェ・ヨンフン
脚本:ヒョン・ジミン
クリエイター:キム・スノク
原題:판도라:조작된 낙원(パンドラ:操作された楽園)
tvN:2023年3月11日~4月30日予定
配信:2023年3月11日から Disney Plus にて土・日、毎週2話独占配信

tvN土・日ドラマ「パンドラ:操作された楽園」、初回は韓国で3月11日午後9時10分から放送、ディズニープラス「スター」でも同日独占配信。

TVING「판도라 : 조작된 낙원」番組サイト

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