神木隆之介「らんまん」母・広末涼子の死を乗り越え、万太郎はさらに植物に没頭!第1週ネタバレと第2週予告

2023年04月07日09時15分ドラマ
©NHK

NHK連続テレビ小説「らんまん」第2週「キンセイラン」(4月10日~4月14日)のあらすじと見どころをご紹介!武家の子息しか行けない学問所に通所が許されるものの万太郎(小林優仁)は一人で植物に向き合う日々を送る!そこで恩師(寺脇康文)と出会う!予告動画は番組公式サイトで公開されている。

日本の植物学の父である言われる牧野富太郎をモデルとした「らんまん」の第1週目が2023年4月3日から放送された。第1週は、造り酒屋の跡取り息子として生まれた槙野万太郎(小林優仁)の子ども時代が描かれ、体の弱さゆえに親戚の人から心無い言葉を浴びながらも、祖母(松坂慶子)、母(広末涼子)たちの愛情、そして天狗となのる坂本龍馬(ディーン・フジオカ)との出会いで少しずつたくましくなっていった。



そんな万太郎をさらに悲しみが襲う。それは母・ヒサとの別れだ。第1話から床に臥せった状態で登場したヒサだが、万太郎が家をでて神社に飛び出して行ってしまったときには外に探しに来れたのだが、それも最後の元気であるかのようになくなってしまった。朝ドラ初出演となり、ドラマが放送されるやTwitterでトレンド入りした「広末涼子」だが、本格登場は1週間という短さになった。

10日から放送される第2週の副タイトルは「キンセイラン」だ。全国の深い山の林内に生える多年草で、牧野富太郎が学名を発表したランの仲間になる。分布する地域は広いが、自生地は限られており、絶滅危惧II類に指定されている。NHKアーカイブスでは、ドラマの万太郎および、植物学者・牧野富太郎にゆかりの植物の一部が紹介されている。
NHKアーカイブス「らんまん植物図鑑」

武家の子供のために作られた学問所へ通うことになった万太郎だが、興味は野山の草花に限られる。武家の子からいじめにも会い、学問所への足が遠のいてしまうが、そんな万太郎の前に一人の教師・池田蘭光(寺脇康文)が現れ、万太郎を変えてくれる。

第2週から、万太郎の子役が森優理斗から小林優仁にバトンタッチされる。小林優仁は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一の子供時代を演じた俳優であり、幼くして大河ドラマ、朝ドラの両方で主演をした経験を持つことになった。

【第1週(2023/4/3-4/7)ネタバレあらすじ】
慶応3年(1867)土佐・佐川村。造り酒屋の跡取り息子として生まれた槙野万太郎(森優理斗)は草花が大好きな男の子だ。生まれつき病弱ですぐに熱を出して倒れてしまうため、祖母のタキ(松坂慶子)や母ヒサ(広末涼子)に心配をかけてばかり。ヒサは体が弱く、寝たきりの生活が続いていたが、万太郎の成長だけを楽しみにしていた。

春、万太郎が楽しみにしていた酒蔵の祝宴の日がやってきた。造り酒屋では冬の間、杜氏たちに来てもらって酒を造る作業をしてもらう。春になってその作業が終わると杜氏たちは村へ戻る。その前にその労をねぎらって祝宴が開かれる。本家の牧野家では、立派なごちそうの数々を用意して準備が進んでいた。そんなごちそうを目にして嬉しくなった万太郎は街に出て走り回ってしまう。そして案の定、倒れてしまった。

万太郎は、親戚の豊治(菅原大吉)らが「万太郎は生まれて来ない方がよかった」と話しているのを聞き深く傷つく。病床の母ヒサのもとへ向かい、「自分が生まれてこなかった方がよかったのか」と問い詰める。ヒサは心の底から万太郎に生まれてほしくて神頼みをしたことも伝える。しかし、万太郎は納得がいかず、ついには家を飛び出してしまう。心を痛めたヒサに、タキは万太郎という跡取りを生んでくれたことに感謝しているという。ヒサはそんなタキに、自分はもう長くないので、これからの万太郎のことを託した。

その頃、万太郎は裏山の神社で自らを“天狗”と名乗る謎の武者(ディーン・フジオカ)と出会う。実は、その男は、坂本龍馬だった。龍馬からの言葉に生きる希望をもらった万太郎は少し強くなった。迎えにきた母ヒサと白くて小さな花・バイカオウレンを見つけ、いっそう草花への想いを強くする。

一方、番頭の息子・竹雄(井上涼太)は、タキから万太郎の目付役を命じられる。ある日、佐川領主深尾家の家臣・塚田昭徳(榎木孝明)が訪れ、万太郎に学問所への進学を勧める。

秋、今年も酒造りの季節がやってきた。万太郎は、相変わらず草花に夢中。しかし、体が弱いため、近所の子どもたちと遊ぶことは許されない。そのことで竹雄と喧嘩をした万太郎は、怒って酒蔵の中に入ってしまう。追いかけた姉の綾(太田結乃)も蔵に足を踏み入れるが、「おなごは蔵に入ってはいけない」と杜氏から厳しく言い渡される。姉が怒られるのは自分が蔵に入ったからだと、杜氏の親方やタキにも万太郎は謝るが、みな「おなごは汚れている」といって綾に厳しくあたる。

一方、病床の母ヒサの容体は思わしくなく、ほとんど目を覚ますことが出来ない状態になっていた。綾から「冷たくなってしまう」と言われてショックを受けた万太郎。なんとかヒサを元気づけようと、ヒサの好きなバイカオウレンの花を探しに行く。だが裏山の神社には見当たらず、立ち入りを禁じられた山の奥深くへと足を踏み入れてしまう。異変に気付いた綾と竹雄も万太郎を追いかけて裏山へ。雪が降り始める中、ついにその花を見つけた万太郎だったが、山道を上れなくなってしまう。綾と竹雄が探しに来てくれてやっとの思いで家に戻る。

帰ると、ヒサの命は「明け方まで持たない」と言われる状態まで悪化していた。ヒサに採ってきた花をみせようとするが、それはヒサが好きなバイカオウレンではなかった。落ち込む万太郎にヒサは最後の力を振り絞って「春になったらあそこに会いに行く。姿は見えなくてもいるから」と最後の言葉を伝えた。

春になり、万太郎は神社のバイカオウレンが咲く場所へ向かう。優しい母や天狗がみまもっていてくれることを感じ、花の名前を知りたいとこれからの希望を持った。

【第2週(2023/4/19-4/14)あらすじ】
■第6話(月)
9歳になった万太郎(小林優仁)は、当主としての期待を一身に背負っていた。町人ながら、武家の子らが通う学問所への入学も許されたが、野山の草花に夢中な万太郎は気が進まない。祖母のタキ(松坂慶子)に引きずられ、ようやく学問所に向かうも、門前で謎の男(寺脇康文)に水をかけられ、教室では雰囲気になじめず、しまいには武家の子らに目をつけられてしまう。どうする万太郎!?

■第7話(火)
入学初日から武家の子らにいじめられた万太郎(小林優仁)は、授業を放棄して帰ろうとする。門前で謎の男(寺脇康文)に「今こそ変わるときだ」と声をかけられ、心がざわつくのだった。一方、姉の綾(高橋真綾)は酒造りへの興味が抑えられず、当主だけが受け継ぐことのできる帳面を読みふけっているところをタキ(松坂慶子)に見つかってしまう。

■第8話(水)
勇気を出して学問所に向かった万太郎(小林優仁)。しかし、武家の子らにいじめられたことを思い出し、ひるんでしまう。そこへ現れたのは学問所の学頭である池田蘭光(寺脇康文)だった。蘭光は万太郎に植物の不思議な生態について話し始める。話に引き込まれる万太郎は、初めて学ぶ楽しさを知るのだった。

■第9話(木)
学問所に通い始めて3年が経(た)ち、万太郎(小林優仁)は12歳になった。右に出る者はいないほどの学力を身につけたが、造り酒屋の当主としての自覚が足りないことに、タキ(松坂慶子)は心配を募らせる。そんな中、新政府による小学校の開校にともない学問所は廃止され、蘭光(寺脇康文)も佐川を離れることになった。蘭光は落ち込む万太郎を最後の課外授業にいざなう。万太郎たちを待っていたのは、雄大に流れる仁淀川だった

■第10話(金)
学問所が廃止され、新政府による小学校が開校した。初めて女子の入学も認められ、万太郎(小林優仁)は綾(高橋真彩)とともに小学校へ通うこととなった。しかし学問所で高度な学問にふれてきた万太郎にとっては、授業内容が簡単すぎてつまらない。授業を聞かずに教室の壁にかかっていた植物図や校庭の草花に夢中になっていると、ついに先生にこっぴどく叱られてしまう。そこで、万太郎は思いもよらない決断をする。

■スタッフ他
脚本:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮﨑あおい
出演:神木隆之介,小林優仁,高橋真彩,南出凌嘉,岩田琉生,齋藤潤,菅原大吉,小松利昌,寺脇康文,榎木孝明,松坂慶子,他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「らんまん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「らんまん」番組公式Twitter @asadora_nhk
NHK朝ドラ「らんまん」NHK-PRサイト

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