映画『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』ジェレミー・ストロング&アン・ハサウェイが2ショットインタビュー映像解禁

2023年04月08日10時00分映画

念願だった、ジェームズ・グレイ監督作品への出演、そして、これは毒親?『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(5月12日公開)両親の複雑な愛情の形についてジェイミー・ストロング&アン・ハサウェイが語るインタビュー映像が解禁となった。

本作は、アン・ハサウェイやアンソニー・ホプキンスなど、アカデミー賞®などの賞レースで常連の名優たちに加え、映画『ジェントルメン』(19)や『シカゴ7裁判』(20)で印象的な演技を見せ、大人気TVシリーズ『メディア王 〜華麗なる一族〜』にも出演するジェレミー・ストロングなど、一流のキャストが競演する作品として注目されている。

第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも正式出品されたこの最新作は、社会派からSFまで幅広いジャンルの新作を制作・監督・脚本し続けるジェームズ・グレイが手掛けたもので、『エヴァの告白』(13)や『アド・アストラ』(19)などでも知られている。

解禁される映像は、⼦・ポールを思い、愛情に溢れるが故に少々暴⾛しがちな両親を演じたジェレミー・ストロングとアン・ハサウェイの2ショットインタビューを捉えたもの。



ジェレミー・ストロングは、自身が本作に出演する経緯について、「ジェームズ(・グレイ監督)のファンだったんだ」「現代における名匠の⼀⼈さ」と明かした。アン・ハサウェイも「コロナが流⾏し始めたころエージェントから電話があった、“特別な物語を読んだ”とね」「ある役の候補に私の名前が上がったらしくて、監督と話すかと聞かれたから、<もちろん>と⾔ったわ」と⾔い、2 ⼈とも念願のジェームズ・グレイ作品への出演だったことを告⽩した。

さらに、監督の両親をそれぞれ演じるという奇妙な経験についても話しました。アン・ハサウェイは、「事実に縛られず好きに演じてと⾔われたけど、⺟親に対する彼の思いは⼤事にしたかった」と思いやり、ジェレミー・ストロングも「あまりに⼤きなチャレンジに思わず及び腰になったよ」と苦笑しながら、粗野で、暴⼒的な振る舞いもするが、優しさや愛情も⽰すという多⾯性をもつ⽗親を演じるにあたって「監督はそうした類の⼈々を鮮明に描き、細部まで表現したかったんだ」と分析、「俳優として貴重な経験ができたよ」と振り返った。

アン・ハサウェイは、ジェレミー・ストロングが演じた⽗親と同様に、⾃⾝が演じた⺟親も⼀⾒、⼦供の⼈⽣をコントロールする毒親に⾒えることについて「2つの⽭盾する側⾯を持ってる⼈よ」「⼀歩下がって眺めてみると分かる」と⾔う。そして、エスターの⼼の奥には家族への深い愛があると、彼⼥なりに家族を愛してると分かった」「だからあの役に惹かれたの」と⾒解を述べる。

そして「彼⼥は怒りや暴⼒という形で愛を表現する」「でも過去の世代を批判せず、理解することが⼤切だと思う。80 年代には選択肢が少なかった、だから愛の形が複雑になる」と、この⺟親を演じることへの⼀筋縄ではいかない難しさ、この役に惹かれた理由を明かした。

■作品概要
製作・監督・脚本:ジェームズ・グレイ
出演:アン・ハサウェイ、ジェレミー・ストロング、バンクス・レペタ、ジェイリン・ウェッブ、アンソニー・ホプキンス
2022 年/アメリカ・ブラジル/スコープサイズ/115 分/カラー/英語/5.1ch/原題『Armageddon Time』/⽇本語字幕翻訳:松浦美奈/PG-12
配給:パルコ ユニバーサル映画 宣伝:フラニー&Co. © 2022 Focus Features, LLC.