「パンドラ:偽りの楽園」第9−10話:夫ジェヒョンの正体を知ったテラが下した決断とは
イ・ジア、イ・サンユン、チャン・ヒジン出演のtvNドラマ「パンドラ:偽りの楽園」、Disney+(ディズニープラス)でも配信開始した第9−10話ではソンドク院長を暗殺したテラと、彼女が記憶を取り戻した事を知ったジェヒョンの対立やジェヒョンら3人が抱える過去の秘密が明かされた。気になるネタバレあらすじと見どころをチェックしてみよう。
●【「Disney Plus」で配信中の韓国ドラマ】
「パンドラ:偽りの楽園」 は、誰もが羨む人生を生きている女性が、忘れていた過去の記憶を取り戻し、自分の運命を勝手に操作した勢力を膺懲するために繰り広げる復讐劇だ。「ペントハウス」シリーズを執筆したキム・スノクがクリエイターとして参加し、「ペントハウス」に出演していた俳優たちもこぞって出演していることから“第2のペントハウス”として放送前から注目されていた。
■キャスト
ホン・テラ役:イ・ジア
夫ピョ・ジェヒョン役:イ・サンユン
娘ピョ・ジウ役:キム・シウ
YBC記者出身メインアンカー コ・ヘス役:チャン・ヒジン
ヘスの夫チャン・ドジン役:パク・ギウン
ヘスの息子チャン・レオ役:キム・ラオン
IT企業研究所長ク・ソンチャン役:ポン・テギュ
ほか
■第9話あらすじ
弟であるピルスン(クォン・ヒョンビン)を殺されそうになったテラ(イ・ジア)はパーティー会場でソンドク院長(シム・ソヨン)を殺害。ピルスンが会場の注意をひきつけている間に、ジェヒョン(イ・サンユン)はテラを連れて会場を脱出。後日、屋敷にも警察の捜査が入るが、血痕のついたドレスはジェヒョンが新品とすり替えていた。
その頃、失踪したスジョンの実家を訪れていたミン夫人(キョン・ミリ)は失踪当日、ソンチャン(ポン・テギュ)が迎えに来ていた事を知り、ソンチャンの研究所にいる息子キョジン(ホン・ウジン)の身を案じる。
ジェヒョンの正体を調べようとするテラに協力しているように装っていたソンチャンだったが、実際はジェヒョンにテラの行動を全て打ち明け、ジェヒョンに寝返ってしまう。そんな二人の会話を、意識が戻らないふりをしていたキョジンは全て聞いていた。
帰宅したジェヒョンに銃を突きつけ、どこまで続ける気なのか問いただすテラに彼女の本名ハギョンと呼びかけるジェヒョン。彼の母が事故に見せかけてウム室長(ソン・チャンフン)に殺された日、事故に巻き込まれたもう一台に乗っていたのがテラやピルスンの一家だった。同じ日に家族を失ったジェヒョンとテラ。ジェヒョンは口封じの為に姉弟が拉致される場面を目撃し、グンモ会長(アン・ネサン)に逆らえずにいたウム室長を味方につけ、独自にグンモの裏を調べている中で、大統領暗殺事件の日に致命傷を負ったテラを発見し、フランスに送った経緯を打ち明け、テラへの歪んだ愛情を顕にした。
真実を知ったヘス(チャン・ヒジン)がグンモの罪を明らかにしようと記者会見を開こうとし、慌てるグンモ会長のもとに現れたジェヒョンはウム室長が15年間グンモを欺き、自分の為に動いていた事を明かすと、グンモはショックで発作を起こしてしまう。病院に駆けつけたドジン(パク・ギウン)にクムジョとハッチ社の合併を迫ったジェヒョン。
ドジンはヘスが開こうとしていた記者会見の場で会社の合併を発表。ヘスは真実を暴く場を奪われただけでなく、ジェヒョンの命令で拉致され口封じに殺されそうになるのだが…。
©tvN 番組公式サイトより■第10話あらすじ
ヘスを救出したテラとピルスン。一方でソンチャンはキョジンが目を覚まし、ミン夫人と共に研究所から脱出しようとしている事に気づき、警備員を総動員させるが、テラの援護も加わり、一同は無事に脱出を遂げる。
目を覚ましたヘスに15年前の事件の真実を告げ、ジェヒョンが復讐の為に事件を利用していた真実を打ち明ける。
キョジンが目を覚まし、研究所から消えた事を知ったジェヒョンやドジン。彼ら3人はかつて脊椎を損傷して足が不自由だったスジョンに、キョジンに無断で人体実験を行い、死なせていた。そしてその翌日、キョジンは3人のうちの誰かに仕組まれた事故で意識不明に陥っていたのだった。
ミン夫人の助力で隠れて暮らしていたピルスンに会いに来たテラはある計画を実行させる。ピルスンは自身を殺人犯だと主張していたハン議員(チョン・ジェソン)のもとに向かうと、ジェヒョンとソンドク院長との取引の証拠を渡し、代わりに殺人の捜査を打ち切らせる。そして、公開放送でハン議員に証拠を公開されたジェヒョンに対する支持率は暴落し、辞退を求められる。大統領への道を邪魔されたジェヒョンはピルスンを殺すよう命じるが、その頃、テラはピルスンに娘ジウをフランスに連れて行くよう託し、自身は過去の罪を清算する決意をしていた。
出発前にヘスを訪ねたピルスンは15年前に彼女の父親を射殺したのが自分だったと詫び、テラがNo.50 として世間に真実を伝えるつもりであると明かす…。その頃、目を覚ましたグンモ会長は、かつて大統領暗殺直前に友情に触れ、暗殺中止を指示するも止められなかった過去を思い出すが現れたミン夫人に財産の放棄を認める書類にサインをさせられ、ショックから再び危篤に陥ってしまう…。
■見どころ
第9−10話では、テラとピルスンの姉弟が和解し、共闘する姿が視聴者を安心させた。姉弟がジェヒョンの大統領選に大打撃を与えた事で、ピルスンが殺されてしまうのではないかと不安に襲われる展開ではあったが、ピルスンはテラの娘ジウを連れてフランスへ旅立ち、このまま無事でいてくれると願いたい展開だ。
ソンドク院長を殺した事で遂に互いに本性を曝け出したテラとジェヒョンのシーンでは、全ての事件の発端となったジェヒョンの母の死の現場で、テラの両親も事故に巻き込まれて命を失っていた事が明かされ、テラとピルスンがなぜハヌル精神病院で殺し屋として訓練を受けるに至ったのか、瀕死の重傷を負ったテラがどんな経緯でフランスに運ばれたのかという謎に繋がった。このシーンにおけるジェヒョンの屈折した愛情や、娘が帰宅した際にとっさに見せた笑顔がトラウマになるレベルで狂気に満ちているので是非注目してほしい。
これまで断片的に語られていた謎の女性スジョンと、ジェヒョンら3人が抱える秘密についても明らかになった。キョジンに秘密でスジョンを被験者にして行った実験が失敗し、スジョンを殺してしまった3人。キョジンのバイク事故の動機は明かされたものの、今のところ、誰がバイクに細工をしたのかまでは明らかになっていない。
他の二人に劣等感を抱くソンチャンが実は悪役…というのはなんとなく想像がつく展開だが、ジェヒョンに雇われてヘスらに過去の事件の手がかりを運んでいた人物がパク記者だと、一体どのくらいの視聴者が想像できただろうか。同僚の裏切りを知らないヘスは絶体絶命のピンチをテラに救われ、第10話終盤ではピルスンから真実を聞く事になり、次週、テラとの和解やジェヒョンに対する共闘が見られるのではないかという期待を抱かせる。
果たして大統領への道を邪魔されたジェヒョンがどんな行動に出るのか、またテラはどのようにジェヒョンの罪を暴き、世間に公表するのか興味が尽きない。
■スタッフ
演出:チェ・ヨンフン
脚本:ヒョン・ジミン
クリエイター:キム・スノク
原題:판도라:조작된 낙원(パンドラ:操作された楽園)
tvN:2023年3月11日~4月30日予定
配信:2023年3月11日から Disney Plus にて土・日、毎週2話独占配信
tvN土・日ドラマ「パンドラ:操作された楽園」、初回は韓国で3月11日午後9時10分から放送、ディズニープラス「スター」でも同日独占配信。
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