「パンドラ:偽りの楽園」第11−12話:ヘスと和解して反撃を繰り広げるテラと失踪したスジョンの衝撃の現在
イ・ジア、イ・サンユン、チャン・ヒジン出演のtvNドラマ「パンドラ:偽りの楽園」、Disney+(ディズニープラス)でも配信中だ。第11−12話ではテラの自首から始まり、ヘスとの和解や、ジェヒョンを欺きながら真相を暴こうとする彼女たちの反撃が描かれた。気になるネタバレあらすじと見どころをチェックしてみよう。
●【「Disney Plus」で配信中の韓国ドラマ】
「パンドラ:偽りの楽園」 は、誰もが羨む人生を生きている女性が、忘れていた過去の記憶を取り戻し、自分の運命を勝手に操作した勢力を膺懲するために繰り広げる復讐劇だ。「ペントハウス」シリーズを執筆したキム・スノクがクリエイターとして参加し、「ペントハウス」に出演していた俳優たちもこぞって出演していることから“第2のペントハウス”として放送前から注目されていた。
■キャスト
ホン・テラ役:イ・ジア
夫ピョ・ジェヒョン役:イ・サンユン
娘ピョ・ジウ役:キム・シウ
YBC記者出身メインアンカー コ・ヘス役:チャン・ヒジン
ヘスの夫チャン・ドジン役:パク・ギウン
ヘスの息子チャン・レオ役:キム・ラオン
IT企業研究所長ク・ソンチャン役:ポン・テギュ
ほか
■第11話あらすじ
テラ(イ・ジア)からジェヒョン(イ・サンユン)の本性を聞きながらも、彼の目の前に現れて助けを求めたヘス(チャン・ヒジン)。夫ドジン(パク・ギウン)に殺されそうになったと涙して気を失ったヘスを信じたジェヒョンは静かな場所へ彼女を匿う。その頃ドジンはミン夫人(キョン・ミリ)と対立を深めていた。
ピルスン(ハン・ウンソン)を逃したと報告を受けたジェヒョンは、ミン夫人が彼を匿っていた事に気づき、テラが娘ジウまでも海外に送った事を知って激昂する。復讐を果たして完璧な家族になりたいと歪んだ愛情を見せるジェヒョンは「もう愛していない」と自首を求めるテラの言葉に更に逆上し、疲弊していく。そんなジェヒョンを慰め、心の隙間に入り込んでいくヘス。
テラは警察に自首し、ソンドク院長(シム・ソヨン)殺害の罪を認めるが、15年前の大統領暗殺については言及しなかった事にヘスは腹を立てる素振りを見せるが、全ては彼女がテラに命じたシナリオ通りだった。勾留されたテラの面会に訪れたヘスはテラと和解し、ジェヒョンを追い詰める為、共闘する事を誓う。
ミン夫人の話からスジョンの失踪にジェヒョンら3人が関わっている事を革新したキョジン(ホン・ウジン)だが、彼らの研究の成功の陰にスジョンが生きているのではないかという疑念を捨てきれずにいた。
記者へハッチの実験データの発表を控えたソンチャン(ポン・テギュ)は新たな被験者を使って実験を進めるが最終的にエラーが発生してしまい、いらだちを隠しきれずにいた。
罪を自供し、ソンドク院長の血痕がついたドレスを提出したテラだが、ジェヒョンが根回しをした事で、検査結果は改ざんされ、テラは「世間からの非難のせいで妄想症状をきたした可愛そうな妻」として釈放される事に。代わりに犯人として捕まったは、グンモ会長(アン・ネサン)の側近であり、同時にジェヒョンの二重スパイも務めてきたウム室長(ソン・チャンフン)だった。無実を訴えるウム室長は巧妙に毒を注入され取調べ中に死亡し、真実は再び闇に葬られてしまう…。
©tvN 番組公式サイトより■第12話あらすじ
釈放され自宅に戻ってきたテラは外出を禁じられ軟禁状態に。予定通り大統領になり家族揃って暮らすと自信を見せるジェヒョンに危機感を感じるテラ。ジェヒョンは海外に逃げたピルスンとジウを探すよう命じ、フランスに渡った娘ジウは父を恋しがり始めていた。
身体の自由が効かない義父であるグンモを表向きは献身的に介護しながら、父の仇の命を手中に収めたヘス。グンモはやってきたドジンに助けを求めるが見捨てられてしまう。異母兄キョジンと対面したドジンはスジョンの事を問い詰められ、兄弟の関係は決裂。ヘスはグンモの人脈と財産を利用してニュースキャスターの座へ返り咲く。
ハッチ社の記者発表会当日、主治医がドジンに買収された事を見破ったキョジンは発表会場に向かおうとするがヤン博士に注射を打たれて意識を失ってしまう。発表会では被験者が苦しみ出し、実験の失敗が露呈してしまうが、会場に運ばれてきたキョジンが目を覚ました事で、実験の成功をアピール。キョジンは3人に利用される形に。
キョジンから「スジョンが生きている気がする」と聞かされていたテラは、ジェヒョンのロッカーから研究所で働くヤン博士(コ・ユンビン)のIDを見つけ、密かに彼女を追跡すると、苦しむ彼女にジェヒョンが注射で投薬する場面を目撃。キョジンにその事を伝え、再び研究所を訪れたテラはヤン博士とジェヒョンに薬を注入され、意識を失ってしまう。そして数日後、ジェヒョンが開いたパーティーに付き添うテラ。そのそばにはフランスに渡ったはずの娘ジウの姿も…。
■見どころ
先週のクライマックスではテラから真実を聞かされたヘスがジェヒョンに助けを求めるという不可解なシーンで幕を閉じ、今週放送の第11-12話の冒頭シーンに繋がった。そんな中、テラは警察に出頭し自ら罪を告白するが、15年前の暗殺事件に言及しなかった事でヘスの怒りを買い、それぞれの意思で行動を起こしているように描かれたが、中盤でヘスとテラが和解し、ジェヒョンに対する共闘を誓っていた事が明らかになり、すべてがジェヒョンを欺く為の作戦だったと筋の通ったストーリーになった。
先週、テラの計画によって大統領への道を絶たれたかに見えたジェヒョンがまさかの再起。テラの自首をも利用して、国民の同情を買って再び引き続き大統領の座を狙い続けるという驚きの展開や、テラを釈放する為にソンドク院長殺害の真犯人に仕立て上げられてウム室長が殺される(証拠となる映像をジェヒョンが自宅のパソコンで改ざんして警察もそれを信じるというのは少し不自然な気もするが…)という怒涛の展開が続く中、視聴者を仰天させたのはヤン博士の正体だ。
3人が無許可で行った実験で死んだと思われていたスジョンが実は生きていて、ハッチ社の研究を裏でサポートしているかのように匂わせる発言が飛び出したかと思えば、研究所で働くヤン博士がスジョンなのではないかと思わせるシーンが立て続けに登場。ヤン博士=スジョンかどうかは確実には語られていないが、テラと同じ様に整形手術を受けて別のIDを与えられた可能性は高い。実はテラの弟だった警備員ピルスンや、ジェヒョンに命じられて情報を届けていたパク記者など、「脇役に見せかけてあとから重要な役だった」という見せ方が非常に巧い脚本だ。、3人の中でキョジンを事故に見せかけて殺そうとしたのはソンチャンだったと明かされるシーンも登場するのだが、そんなシーンも霞むほどの衝撃を与えた。
薬が切れかけたヤン博士が一瞬だけスジョンと思しき人物の自我を取り戻す場面や、終盤で捕らえられたテラが数日後に何事もなかったかのようにジェヒョンのパーティーに出席している事から、本作の世界には「記憶を操り人格を変える薬」が存在するようだ。突飛過ぎる設定にも思えるが、ここへ来て再び展開が読めなくなり、最後のパーティー場面では洗脳されたテラ、海外に逃したはずのジウが登場する事から、数日の間に何が起こったのか気になって仕方がない。
■スタッフ
演出:チェ・ヨンフン
脚本:ヒョン・ジミン
クリエイター:キム・スノク
原題:판도라:조작된 낙원(パンドラ:操作された楽園)
tvN:2023年3月11日~4月30日予定
配信:2023年3月11日から Disney Plus にて土・日、毎週2話独占配信
tvN土・日ドラマ「パンドラ:操作された楽園」、初回は韓国で3月11日午後9時10分から放送、ディズニープラス「スター」でも同日独占配信。
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