本宮泰風がプライベートでも伊藤健太郎の教育係に!?『静かなるドン』完成報告会見レポ&予告映像解禁

2023年04月19日16時47分ドラマ
(C) 2023「静かなるドン」製作委員会

『週刊漫画サンデー』にて1988年~2013年まで連載され、累計発行部数4500万部を突破している大人気漫画「静かなるドン」が令和アウトローレーベルの第二弾として、5月12日(金)より前編・後編 各1週間連続上映されるが、本日4月19日(水)完成報告会見が行われ伊藤健太郎、本宮泰風、筧美和子が登壇した。オフィシャルレポートが到着した。予告映像も解禁となった。



《『静かなるドン』 完成報告会見 概要》
◆日程:4月19日(水)
◆会場:新宿サンパークホテル(東京都新宿区百人町3―22―15)
◆時間: 12:30〜13:00 会見
◆登壇者:伊藤健太郎、本宮泰風、筧美和子(敬称略)


静かなるいよいよ映画が完成。その思いをまず伊藤が「自分としても完成が楽しみな作品というか。まだ僕自身、できあがったものは見ることができていないんですが、すごく楽しみな作品なので。それを皆さんにお届けできたら」と語ると、筧も「個人的にもすごくいい経験をさせていただいたなという思いが強くて。本当に濃厚な撮影期間でした」とコメント。さらに本宮が「劇中では静也の教育係みたいなことをしておりますが、プライベートでは伊藤健太郎の教育係をしようかと思っております」と冗談めかして付け加え、会場を沸かせた。

長きにわたって多くのファンに愛され、映像化も数多くされてきた「静かなるドン」に出演することになり、「僕はこれまで作品に触れてきたわけではないんですが、そんな世代ではない僕でも知っているような有名な作品。近藤静也として出させていただけるということをお聞きしたときは素直にうれしかったですし、すごく気合を入れて現場に行きました」と振り返った伊藤。本宮も「まずは伊藤健太郎という俳優がどんな俳優なのかというところから始まったんですけど、役者としてのセンスがすばらしいことにまずビックリして。それをどう活かしていくのかというのがこの作品のテーマでしたし、それがうまいこと映像に出ていると思うので、僕も仕上がりが楽しみです」とコメント。さらに筧も「長年、多くの人に愛されてきた作品なのでプレッシャーというか。秋野明美という役にも多くのファンの方がいますし……という気持ちになってしまいそうだったんですけど、それにはあまり屈せずに、自分なりの明美を作っていけたらと思っていました。今回の作品も現代的な部分もあるので、新しい明美像にチャレンジしてみました」と続けた。

サラリーマンをしている昼の顔と、暴力団総長という夜の顔の二面性を演じ分けた伊藤は「一番意識したのは姿勢というか。ちょっと猫背っぽい感じとか、ビジュアルとしてギャップがあればあるほど面白いんじゃないかというのがあったので。あとはとにかくテンションマックスで。自分がやれる最大のテンションでやらせていただきました」と述懐。そんな伊藤の芝居を目の当たりにした筧も「伊藤さんも、昼静也の時はおちゃめに楽しく振り切って演じてくださっているので、そこは伊藤さんのお芝居のおかげでかなり差がつけられて。別人のように見てました」と笑いながら振り返った。

そんな“夜静也”と“昼静也”、どちらが好み? と質問された筧は「それは撮影時にも聞かれまして。その時は夜静也の方が刺激的かなと思って、夜静也と答えたんですけど、今は昼です。どちらにも魅力はありますけど、昼静也はかわいいですよね。一生懸命で、ピュアでかわいいなと、この数カ月で変わりました」と返答。すかさず伊藤が「その間に何かあったんですか?」とツッコんでみせて、会場は大笑い。そんな伊藤の印象について「本当に撮影がハードだったんですけど、いつも元気におはようございますと入ってきてくれて。スタッフの皆さんを元気づけて盛り上げてくれた。そしてお芝居も、夜も昼も完璧にこなしていて。何をしても完璧に投げ返してくれたので、座長として頼れる安心感がいっぱいでした」と語った筧は、「褒めすぎちゃった」と照れ笑い。その言葉に伊藤も「ここは絶対に使ってくださいね」とおどけてみせた。

静也といえば、白いスーツにサングラスがトレードマーク。伊藤自身、スーツを着る機会はこれまでも多かったというが、「やはりあのサングラスのインパクトってすごく強いんだなと思いました。夜の街でサングラスをかけて、スーツをバシッと決めていると『静かなるドン』をやっているなと思いますし、ふと鏡に映った自分を見ると、それだけでもテンションがあがりました」という。

本作で総合プロデュースを務めている本宮は、「総合プロデュースというと偉そうに聞こえるかもしれませんが、それは名ばかりで。見つからないスタッフを探したり、台本の修正をしたりといろいろやっただけなんですけどね」と述懐。「ただ寺島進さんは最初に決めさせていただきました。条件の厳しい現場なんですけどお願いできませんかということで。大河ドラマをやっていて、スケジュール的にも厳しい時期だったんですけど、作品の概要を説明したところ、伊藤健太郎という俳優にも興味があったみたいで。二つ返事で引き受けてくださった。そこは本当に感謝していて。いい先輩を持ったなと思いました」としみじみ語った。

そしてあらためて本作の魅力について「令和に『静かなるドン』が帰ってきたということで、令和ならではの内容だったり、良さはもちろんあるんですが、根本の部分は変わっていないところもありますし、元々の原作ファンの皆さんにも楽しんでいただける作品になっているんじゃないかなと思っております」と自負する伊藤は、「子どもから大人まで楽しめるような、笑えたり、泣けたりと、いろんな感情を巻き起こしてくれる、エンターテインメント性の詰まった作品なので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいと思います」と観客にメッセージを送った。



●またこの度本作の予告映像が解禁!!
冒頭は、新鮮組の総長が何者かによって射殺され、次の3代目総長を誰が務めるのか揉めるヤクザたち。そして新鮮組の姐さんで主人公静也(伊藤健太郎)の母でもある妙(筒井真理子)が「3代目は、もう決めてある」と語るところから始まる。一方、オシャレなオフィスで「うーん。ナイスデザイン。」とヤクザとは無縁の世界で暮らし、大好きな仕事で至福の喜びを感じるイマドキの草食系男子の静也。人を騙し、苦しめるヤクザとは違う世界で暮らす静也に降りかかる災難(!?)とは。今後の情報解禁にも期待したい。

■あらすじ
関東最大規模の暴力団新鮮組のひとり息子近藤静也。けれど、彼は「ヤクザなんて嫌い、カタギとして平和に生きたい」と願い、デザイン会社で働き、イマドキの草食系男子として生きている。仕事ができないと怒られながらも、同僚の秋野さんに淡い恋心を抱き、普通に働く毎日。それが静也の幸せ。
しかし、そんな静也の生活が一変する事件が起きるのだった・・・。
普通に生きたいだけなのに、新鮮組の危機に直面した静也。いったいその危機とは!?そして新鮮組の行く末は・・・!?

<クレジット>
主演:伊藤健太郎 監督・脚本:山口健人 脚本:吉﨑崇ニ
原作:「静かなるドン」新田たつお(実業之日本社 刊) 
製作:英田理志/人見剛史 総合プロデュース:本宮泰風 エグゼクティブプロデューサー:前田利洋/鈴木祐介  プロデューサー:河野博明 丸田順悟 制作プロデューサー:菅谷英一 制作プロダクション:ダブルフィールド/MinyMixCreati部 製作:2023「静かなるドン」製作委員会 配給:ティ・ジョイ
©2023「静かなるドン」製作委員会

公式サイト
◇Twitter:@reiwa_outlaw