「良くも、悪くも、だって母親」第1-2話:夫婦を襲う残酷な事件とすれ違っていく母ラ・ミランと息子イ・ドヒョン

2023年04月30日23時57分ドラマ
Netflix シリーズ「良くも、悪くも、だって母親」独占配信中!
画像出典:番組公式サイト

ラ・ミランとイ・ドヒョンW主演の新韓国ドラマ「良くも、悪くも、だって母親」が4月26日(水)JTBCにて初回放送後、Netflixでも独占配信を開始した。第1-2話では予めアナウンスされていた「ヒーリングコメディ」を期待する視聴者の意表を突くようなダークな展開が続いた。気になるあらすじと見どころを見ていこう。

【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ映画、他】

「良くも、悪くも、だって母親」は、子供のために悪い母になるしかなかった母親のヨンスンと、予期せぬ事故で子供になってしまった息子のガンホが、失った幸せを追い求めていく感動的なヒーリングコメディだ。【「良くも、悪くも、だって母親」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじや見どころなどドラマを深掘り紹介している。



■第1話あらすじ
ある田舎町で配達屋の看板娘だったヨンスン(ラ・ミラン)は養豚業を営むへシク(チョ・ジヌン / 特別出演)からプロポーズを受け結婚。ソウルオリンピックを目前に控える中、妊娠を喜ぶ夫婦だったが、聖火リレーのコースを巡って建設会社から暴力団まがいの嫌がらせを受け養豚場を燃やされた挙げ句、ヘシクは会長のウビョク(チェ・ムソン)に自殺と見せかけて殺されてしまう。彼が生前頼っていたオ・テス弁護士(チョン・ウンイン)もウビョクらとグルだった。

希望を失いかけたヨンスンは、出産の為に隔離していた為に生き残った母豚と自分を重ね合わせ、生まれくる子供には夫と同じような道を歩ませないと誓って、心機一転チョウ里の敷地を購入すると、女手一つで養豚場を立ち上げた。

養豚場が放つ悪臭を嫌うチョウ里の人々がヨンスンの養豚場に殴り込みにやって来るが、快活なヨンスンのペースに巻き込まれ…そんなタイミングで産気づいてしまったヨンスンは村人達の見守る中、無事に出産し、夫が考えたガンホ(強豪)という名前をつける。そして更に殴り込みに来たチョンさん(カン・マルグム)までもが産気づき、娘のミジュが誕生。

奇しくも同じ日に同じ場所で生を受けたガンホにミジュ、そして少し先に生まれ父のいないガンホをいじめるサムシクは小中高と同じ学校に通う。我が子を法曹界に進ませようと幼少期から厳しく勉強をさせてきたヨンスン。抑圧されながらも勉強しかする事が思いつかないまま高校生になったガンホ(イ・ドヒョン)に恋心を抱くミジュ(アン・ウンジン)。サムシク(ユ・インス)はそんな二人が気に食わなかった。

サムシクがガンホを悪戯で体育倉庫に閉じ込めるが、ミジュも中にいた事から二人の関係は急接近し惹かれ合っていくものの、大学入試当日、ガンホの応援に来たミジュがバイク事故に巻き込まれ病院に搬送される。入試を放棄して彼女に付き添ったガンホをヨンスンは頭ごなしに責め、親子の間には深い亀裂が入ってしまう。

それから数年後、チョウ里を離れたガンホはソウルで検事として一目置かれる存在になるが、彼に正義の心はなかった。まるで父を裏切ったオ・テスのように。そして、彼が裏で手を組んでいたのは父の仇のウビョクだった…。

BadMother画像出典:番組公式サイト■第2話あらすじ
問題ばかり起こす息子の代わりにガンホを息子にしたいと言い出すウビョク。父を知らないガンホは内心喜びを感じる。

ミジュはというと、未婚のまま産んだ双子を母に預け、ソウルでネイルアーティストとして働いていたが、ある日、国会議員となり大統領候補と呼ばれるオ・テスの娘ハヨン(ホン・ビラ)からクレームを受け、先輩と二人で店を構えて独立する事を決意。

チョウ里ではチョさんは夫に蒸発されミジュから託された孫達を育て、パクさん(ソ・インスク)は窃盗で刑務所に服役中のサムシクの事で気を揉みながらも順風満帆なガンホとヨンスンを羨んでいた。村の人々の羨望とは裏腹に関係に溝が出来たままのヨンスンは誕生日にガンホに会いにソウルに出向くが居留守を使われてしまう。

ある事件をきっかけにハヨンと急接近し、交際を始めたガンホはテスのもとを訪れるが、テスは長く悪事を共謀してきたウビョク建設ではなく、トサン建設の御曹司とハヨンを婚約させようと目論んで別れを迫る。テスと秘書の不倫と隠し子の存在を突き止めたガンホと、テスの裏切りを知ったウビョクは手を組んでテスを脅し、ガンホとハヨンの交際を認めさせる。対価としてガンホは不倫相手と隠し子を始末し、自ら犯罪に手を染める事に…。

チョウ里ではガンホが婚約者を連れて帰ってくると宴会の準備に大忙し。ヨンスンも喜びを隠しきれず、周囲の手を借りて最大限に着飾るが、やって来たガンホの目的はウビョクとの養子縁組同意書へのサインだった。親子の溝が埋まっていない事を痛感させられたヨンスン。すぐに車に乗り込んで出て行ったガンホも母に対するモヤモヤした気持ちが消せず、ハヨンに運転を任せ眠りにつく。

風に飛ばされたスカーフを拾いにハヨンが車を停めて席を離れた次の瞬間、通りがかったトラックがガンホの乗っている車に激突。ハヨンの必死の願いも届かず車は目の前で遙か崖の下に転落していく…。

■見どころ
冒頭でも書いた通り、第1-2話ではヒーリングコメディと呼ぶにはダークな展開が続いた。特別出演のチョン・ジヌンが演じる夫へシクが首吊り自殺と見せかけて殺されるシーンを筆頭に本作のダーク要素を担うのは「模範家族」など「暴力団役と行ったらこの人」と言ってもいいほどハマり役のチェ・ムソン演じるウビョクと、同じく数々の作品を通じて悪役としての定評が高いチョン・ウンイン演じるオ・テス議員だ。彼らが父の仇と知ってか知らずか、養子縁組や娘との婚約まで進めてしまうガンホが、悪の検事として罪のない秘書と生まれたばかりの赤ん坊を車ごと水中に沈めるシーンも穏やかではない。

主にコメディの担い手となったのがチョウ里に暮らす個性的な人々だ。里長役のキム・ウォネ、常に美容パックをして怖い話をする夫人役はパックのせいで分かりづらいがパク・ボギョンだ。「離婚弁護士シン・ソンハン」では40代の素敵な恋を演じたカン・マルグムが孫を育てるパーマ頭の若祖母を演じ、「クイーンメーカー」では銀髪ショートカットが印象的な最強のソン会長を演じたソ・イスクが問題児の息子に手を焼くパク夫人役ととにかくキャストが豪華!

ガンホの同世代にもミジュ役に「一人だけ」主演のアン・ウジンと、サムシク役に「還魂」のユ・インスと旬な役者が勢揃いだ。ミジュはガンホといい雰囲気だったが、数年後には未婚のまま双子を出産。父親が気になるところだ。更にサムシクは窃盗で服役中で学生時代以降は未登場だ。第3話以降ガンホとどのように再び縁を紡いでいくのかに注目したい。

第2話の終盤ではガンホが事故に遭うシーンが描かれ、予め公開されているあらすじのようなヒーリングコメディが本格的にスタートするのは第3話以降のようだ。そんな中で上述のようなあ悪役の存在や父の死の真相が、ヒーリングコメディの中でどんなスパイスになるのか気になるところだ。

「よくも、悪くも、だって母親」は韓国JTBCにて2023年4月26日~6月8日まで全14話で放送予定。Netflxiでは放送終了後、26日深夜(27日)より毎週木・金曜に独占配信される。

■スタッフ
監督:シム・ナヨン
脚本:ペ・セヨン
原題:나쁜엄마(ナップンオンマ=悪い母親)

■キャスト
チン・ヨンスン役:ラ・ミラン
チェ・ガンホ役:イ・ドヒョン
イ・ミジュ役:アン・ウンジン
パン・サムシク役:ユ・インス

※チョウ里の人々
イ・ジャン役:キム・ウォネ
チョンさん役:カン・マルグム
パクさん役:ソ・イスク
青年会長役:チャン・ウォニョン
トロット・ペク役:ペク・ヒョンジン
ヤンさん役:イ・サンフン
パク・ボギョン、キム・ジウン
ミジュの双子の弟妹(子役):キ・ソユ、パク・ダオン

ウビョクG会長ソン・ウビョク役:チェ・ムソン
国会議員オ・テス役:チョン・ウンイン
オ・テスの娘オ・ハヨン役:ホン・ビラ
 ほか

YouTube日本版予告動画

Netflix

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